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セクハラ、パワハラをはじめとする「ハラスメント」。
最近ではオワハラ(就活終われハラスメント)やソーハラ(ソーシャルハラスメント)など、ハラスメントの種類は日々増えています。
つまり今の時代、ちょっとしたことがハラスメントになり、誰もが加害者・被害者になる可能性があるのです。
ハラスメントに関する正しい知識を身につけ、自分がハラスメントの加害者・被害者になることを事前に防げるように対策をしましょう。
目次
ハラスメントとは
ハラスメント(Harassment)とは、「嫌がらせ」という意味。相手の意に反する行為によって不快な感情を抱かせることを指します。
例えばセクシャルハラスメント(セクハラ)、パワーハラスメント(パワハラ)などはよく耳にするのではないでしょうか。その他にもさまざまな「○○ハラスメント(○○ハラ)」の言葉が生まれ、世界的に問題視されています。
ハラスメントを定義するにあたり重要なのが、行為者がどう思っているのかは関係なく、相手が不快な感情を抱けばハラスメントになること。ただし、客観的に正当性が認められる場合はハラスメントにはなりません。
近年、日本でもハラスメントに対する法律面での対応は進められています。
・男女雇用機会均等法
セクハラ禁止
・「育児・介護休業法」
マタニティハラスメント禁止
・「パワハラ防止法」
大企業は2020年6月1日、中小企業は2022年4月1日より施行
このように、国や企業としてもハラスメント対策が始められているのです。
しかしどこからがハラスメントになるのか線引きが難しいことや、ハラスメントの種類がどんどん増えていることから、すべてを網羅できる対応はまだまだ整ってはいません。
(参考:日本の人事部 ハラスメントとは 定義と対策を学び「何でもハラスメント」を防ごう – 『日本の人事部』)
ハラスメントの知識は社会人に必須!
「パワハラ、セクハラはまだ分かるけど、ハラハラ、カラハラなどハラスメントが増えすぎていてよくわからない!」と思っている人も多いはず。
ハラスメントの被害者にも加害者にもならないためには、まずハラスメントの知識をつけることが大切。
知識がないまま「それは○○ハラスメントです」と言ってしまうと、その発言がハラスメントになってしまう可能性があるのです。
ここではハラスメントの種類を紹介します。正しい知識を身につけて、ハラスメント対策をできるようにしましょう。
ハラスメントの種類はどんどん増えているためここで紹介しているものが全てではありませんが、ハラスメントはこういうことかと理解できるはずです。
有名な3大ハラスメント
パワーハラスメント(パワハラ)
職務上の地位や役職などの優位性を利用して嫌がらせをするハラスメント。
部下への必要以上の命令や、理不尽な怒りをぶつける、殴る・蹴るの暴力行為がこれに当てはまります。
上司→部下だけでなく、人間関係上優位性を持った部下から上司に行われる場合もあるようです。
関連【パワハラ対策】次はあなたの番です!?職場でのパワハラは事前に防げるモラルハラスメント(モラハラ)
「大人のいじめ」とも言われる、悪口や無視などで加害者の精神を追い詰めていくハラスメント。
パワハラと似ていますが、これは立場が関係なく暴力行為も含まれません。
例えば上司から無視されたり、部内で1人だけ飲み会に呼ばれなかったりします。
関連あなたの職場は大丈夫?モラハラのよくある事例と対処法セクシャルハラスメント(セクハラ)
セクハラとは、性的な嫌がらせのこと。一般的に男性から女性に対してのイメージが強いですが、女性から男性、同性同士でも行われている場合もあります。
セクハラには大きく分けて2つのタイプがあり、1つ目が「対価型セクハラ」。これは「俺と付き合えば/性的な要求を受け入れれば良い評価をする」などと性的な言動を強要するものです。
もう1つが「環境型セクハラ」。ヌード写真をデスクトップに設定したり、お酌を女性に強要したり、明確な不利益を伴わなくても職場環境を悪化させるものを指します。
関連【セクシュアルハラスメントとは】意味・事例・企業への影響・対策方法仕事に関するハラスメント
時短ハラスメント(ジタハラ)
働き方改革で残業を減らす動きが出ていますが、行き過ぎてしまうとそれもハラスメントになってしまいます。
仕事量は変わらないのに「残業せずに早く帰れ」と言われ、就業後自宅やカフェで残業代の出ない残業をすることに。
また、働きたいのに無理にシフトを削られたり、時短勤務を強要されたりするのもジタハラに当てはまります。
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カスタマー、つまり客の悪質行為をカスタマーハラスメントと言います。
保証期間が過ぎているのに「無料で修理しろ!」と言ったり、些細なことにイチャモンをつけ「土下座しろ!」と言ったり。
「クレーマーハラスメント」と呼ぶこともあります。
関連【カスタマーハラスメント】接客業を脅かすカスハラの意味・事例・対処法リストラハラスメント(リスハラ)
社員を自主退職に追い込むハラスメント。
いきなり望まない部署に配属させて、「合わないなら辞めて」と自主退職を強制したり、「仕事がデキないからリストラ対象になるんだよ」と言葉で追い詰めたりする行為を指します。
関連【リストラハラスメントとは】意味・事例・対策・対処法テクノロジーハラスメント(テクハラ)
パソコンやスマホなどハイテクノロジーに詳しい人が、それらを苦手とする人にする嫌がらせ。
「こんな簡単なことも分からないの?」とパソコンの知識不足などを馬鹿にしたり、わざと難しい専門用語を使って教えたりします。
関連【テクノロジーハラスメントとは】部下→上司へも!?意味・例・対処法・対策就活終われハラスメント(オワハラ)
就職活動中の人に対して、内定と引き換えに就活を終わるように迫ること。
「うちで内定をあげるから、もう他の会社は受けるな」「うち以外は、君なんて採用しないよ」と「内定をもらえなかったらどうしよう」と不安な就活生の心に漬け込んだハラスメントです。
関連【リクハラ(オワハラ)とは】脅し、束縛…就活生を狙うリクハラの事例・対策ライフステージに関するハラスメント
ラブハラスメント(ラブハラ)
恋愛に関する話題で相手を不快にさせるハラスメント。「彼氏いないの?」「今まで人と付き合ったことないの!?」など、相手に恋愛観を押しつけるのです。
恋愛観・結婚観は人それぞれ。強要するものではありません。
関連【ラブハラスメントとは】恋愛話禁止!?意味・事例・対策・対処法ゼクシイハラスメント(ゼクハラ)
女性が男性に結婚を迫ることで心理的負担を与えるハラスメント。
結婚雑誌「ゼクシィ」を部屋において結婚したいことをアピールをすることが名前の由来になっています。
「親が心配しているから」「結婚いつする?」と相手にプレッシャーをかけるのです。
関連【ゼクシィハラスメントとは】やってしまうと逆効果!意味・具体例・対策マリッジハラスメント(マリハラ)
マリッジ(結婚)に関するハラスメント。
未婚者に対して「もう歳なんだから、そろそろ結婚しないの?」などと聞いたり、「そんなだから結婚できないんだよ」と嫌味をいう事を指します。
関連【マリッジハラスメントとは】意味・具体例・対策・対処法マタニティハラスメント(マタハラ)
妊娠している人、また出産した人に対するハラスメント。
「この忙しい時期に出産なんて」「産休でいなかった間私たち大変だったんだからこれぐらいやってくれるよね」と精神的・肉体的に嫌がらせを行うことを指します。
なかには妊娠をきっかけに降格されるといったケースもあるようです。
関連【マタニティハラスメントとは】3つの原因・事例・対処法・対策パタニティハラスメント(パタハラ)
母親に対してのマタニティハラスメントに対して、父親に対して行われるのがパタニティハラスメント。
育児休暇に対して文句を言ったり、育児休暇の利用を妨害したりする行為がこれに当たります。
関連【パタハラとは】急増中!男性の育児参加を阻むパタハラの事例・対処法・対策子なしハラスメント
子どもがいない夫婦に対して「子どもはまだ?」と執拗に聞いたり、「ご両親も孫の顔が見たいはず」などと無駄にプレッシャーをかけてきたりすることを、子なしハラスメントと言います。
関連【子なしハラスメントとは】根強い固定観念が原因!意味・具体例・対処法・対策シングルハラスメント
独身の人に対して「どうして結婚しないの?」「結婚していない人にはわからない」「早く結婚した方がいい」などと心のない言葉をかけ、心理的負担をかけるハラスメントです。
関連92%が経験!”シングルハラスメント”の意味・具体例・対処法エイジハラスメント(エイハラ)
中高年の社員に対して「もう〇歳なのに平社員なんだ」「歳なんだから無理しないでください」などと言って、嫌がらせすることを指します。
必要がないのに雇用条件に「35歳以下」と年齢制限を設けることもエイハラの1つです。
関連【エイジハラスメントとは】”~世代だから”は禁句!エイハラの事例・対処法・対策ケアハラスメント(ケアハラ)
家族の介護をする社員に対して、会社側が介護休暇の取得を邪魔したり、介護を理由に降格したりするハラスメント。
高齢化社会において避けられない問題になってくるかもしれません。
関連【ケアハラスメントとは】介護できない!?ケアハラの意味・事例・対処法性別・国籍・宗教に関するハラスメント
テクスチュアルハラスメント(テクハラ)
文章上の性的嫌がらせのこと。
男性が書いた文章に対して「こんな女々しい文章を男が書けるわけない」と言ったり、女性が書いた文章に対して「これは男が書いた文章に決まってる」と言ったりする行為がこれに当たります。
また、女性作家に対し「実は男性である」と言いふらすこともテクハラです。
関連【テクスチュアルハラスメントとは】意味・具体例・対策ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)
心理的・社会的な性別を指すのがジェンダー。つまり、ジェンダーハラスメントは「男らしさ」「女らしさ」を強要する嫌がらせ行為。
これは「男なのに可愛いものが好きなんておかしい」「女なら謙虚に」と根強く残る偏った性別に関する見方が引き起こすのです。
関連【ジェンダーハラスメントとは】誰にでもある偏見!意味・具体例・対処法・対策ソジハラスメント(ソジハラ)
SOGI(ソジ)ハラとは、性的指向や性自認を理由にハラスメントを行うこと。「Sexual Orientation(性的指向)」「Gender Identity(性自認)」の頭文字から「SOGI(ソジ)」と呼ばれているのです。
「同性愛者って気持ち悪い」「なんで人を好きにならないの?」と心のない言葉をかけたり、「女性なのに女性用の制服を着ないのなら異動させます」と性自認を理由に不当な待遇をさせることが、SOGIハラにあたります。
関連【SOGIハラとは】今すぐ会社で対策を!SOGIハラの定義・具体例・会社/個人での対策レイシャルハラスメント(レイハラ)
レイシャルハラスメントは、人種差別的な嫌がらせ。
外国人やハーフの人に対して行われ、アメリカではセクハラと並ぶ一般的な問題とされています。
「〇〇人だから大雑把」「英語喋ってみてよ」など個人を無視し、国のイメージで相手を差別する行為がレイハラです。
【レイハラが理解しやすくなるおススメ動画】
Racist Glasses | Rudy Mancuso & Anwar Jibawi
関連【レイシャルハラスメントとは】意味・事例・対策・対処法ブラッドタイプハラスメント(ブラハラ)
血液型が与える印象で、その人の人柄や性格を決めつけるハラスメントのことを指します。
血液型占いには科学的な根拠はないのにも関わらず、それに影響を受け「A型だから合わない」「AB型だから変わっているんだね」と血液型で決めつけ、相手を不快にさせてしまうのです。
関連【ブラッドタイプハラスメントとは】科学的根拠なし!?意味・事例・対処法・対策食事・SNS・個人的な関係でのハラスメント
エアーハラスメント(エアハラ)
一時期、場の空気を壊す人のことをKY(空気読めない)と言うのが流行りましたが、その空気を読まない人が加害者になるのがこのハラスメント。
例えば、皆が美味しいと食べているものを「こんな不味いものたべられない」と大声で言うなどが挙げられます。
関連【エアーハラスメント】空気読めないは危険!?意味・事例・対処法・対策エアコンハラスメント(エアハラ)
エアハラにはもう一種類あります。それがエアコンハラスメント。
例えば、猛暑日にエアコンの使用を禁止したり、寒がっている人がいるのにも関わらず無視して設定温度を下げたりすることがこれに当たります。
体感温度は人それぞれで、1,2度の気温の変化でも寒すぎたり暑すぎたりして体調を崩してしまう人もいるので注意しましょう。
アルコールハラスメント(アルハラ)
お酒が飲めない、弱い体質・体調の人に上下関係や罰ゲームなどを利用して飲酒を強要したり、「文化だから」とイッキ飲みをさせたりするのがアルコールハラスメントです。
宴会に酒類以外に飲み物を用意しないのもアルハラに該当します。
急性アルコール中毒につながることもあり、直接命に危険が及ぶ可能性のあるハラスメントです。
関連【アルハラとは】命の危険!アルハラの事例・対策・対処法スモークハラスメント(スモハラ)
スモークハラスメントは、タバコを吸わない人に対して無理に喫煙させたり、隣でタバコを吸って受動喫煙(喫煙者が吐いた煙などを吸ってしまうこと)させたりすること。
タバコの煙は健康に悪いと言われるうえ、服や髪に臭いがついてしまったり、非喫煙者にとってはとても迷惑なもの。
それを考慮せず、喫煙してしまうとハラスメントになるのです。
カラオケハラスメント(カラハラ)
カラオケハラスメントとは職場の立場を利用して、歌いたくないと言っている人に対し無理やり歌わせる嫌がらせのこと。
人前で歌うのは恥ずかしい人や、歌が得意ではない人などカラオケが苦手な人もいます。その人たちの意思を無視し「ノリが悪いな。なんか歌えよ!」と言ってしまうとカラハラです。
「○○さんは歌わないから今日のカラオケはこないで」と歌わないことが原因で仲間外れにすることも、カラハラに当たるでしょう。
関連【カラオケハラスメントとは】意味・具体例・対策方法・対処法ソーシャルハラスメント(ソーハラ)
ソーシャルハラスメントとは、SNS(ソーシャルネットワークサービス)に関する嫌がらせ。
主にTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSに職場関係が持ち込まれてトラブルやストレスを引き起こすことです。
例えば、上司が部下に友達申請や「いいね!」を強要したり、部下の投稿を常に監視していたりする行為がこれに当たります。
本人はプライベートでも仲良くしたいと思っているだけでも、相手がプレッシャーに感じ嫌がっていればハラスメントになるのです。
関連【ソーシャルメディアハラスメントとは】意味・具体例・会社/個人としての対策方法・対処法フォトハラスメント(フォトハラ)
勝手に撮影したり、本人の許可なく写真をSNSなどにアップしたりして、相手に不快な思いをさせてしまうのがフォトハラスメント。
SNSをやっていることが当たり前になってきた今、無意識のうちにやってしまう可能性の高いハラスメントと言えるでしょう。
関連【フォトハラスメントとは】SNSに潜む危険!意味・具体例・危険性・対策ヌードルハラスメント(ヌーハラ)
ラーメンやお蕎麦など麺類を食べる時のすする音によるハラスメント。
すすって食べるのが当たり前の人もいると思いますが、中にはすする音がトイレの音みたいに聴こえて不快な人も少なくありません。食事中に音を出すことをマナー違反としている国もあります。
また、麺類だけではなく味噌汁やスープ類などをすする音もヌーハラに含まれるようです。
関連【ヌードルハラスメントとは】賛否両論!意味・対策・賛成/反対意見グルメハラスメント(グルハラ)
グルメハラスメントは食に関するハラスメント。
食事へのこだわりが強い人が「〇〇は塩で食べるべき」と自分のこだわりを人に押し付けたり、「そこのお弁当はイマイチだよね」と相手が食べているものに対していちいち干渉したりすることを言います。
グルメに関する知識を長々と語り、相手を不快にさせることも含まれるようです。
関連【グルメハラスメントとは】楽しい時間が台無し!意味・具体例・対策コミュニケーションハラスメント(コミュハラ)
コミュニケーション障害を持つ人や人とコミュニケーションを取ることを苦手とする人に対し、コミュニケーションを強要するハラスメント。
例えば、コミュニケーションが苦手な人に対し「なんで喋らないの?」「大人しすぎる」とプレッシャーを与えることを言います。
関連【コミュニケーションハラスメントとは】意味・事例・対処法・対策[反対意見も]パーソナルハラスメント(パーハラ)
パーソナルハラスメントは個人的な趣味や容姿、言い回し、癖などに文句をつける行為のことです。
例えば、ブス・ブサイクなどと容姿を馬鹿にしたり、アニメ鑑賞が趣味な人に対し「根暗な趣味だね」と発言したりすることが当てはまります。
関連【パーソナルハラスメントとは】意味・具体例・対処法・対策お菓子ハラスメント(オカハラ)
お菓子ハラスメントは、お土産のお菓子を特定の人だけ配らない、また買ってきたお菓子を強制的に食べさせる、食べなければならない雰囲気を出すことを言います。
スイーツハラスメントとも呼ぶようです。
関連【お菓子ハラスメント(スイーツハラスメント)とは】意味・具体例・対策・対処法スメルハラスメント(スメハラ)
体臭や口臭、強すぎる香水や柔軟剤などのにおいによって他人を不快にさせる行為がスメルハラスメントです。
自分のにおいは自分自身で気付きにくく、無意識に行ってしまう可能性が高いハラスメントと言えるでしょう。
またデリケートな問題のため、相手も言いにくいといった特徴があります。
関連【スメルハラスメントとは】業績悪化も!?意味・具体例・対策・対処法告白ハラスメント(告ハラ)
告白ハラスメントとは、1・2回しか会っていないのに告白をしたり、結婚している相手に告白したり相手のこと考えずに告白すること。
告白は素敵なことですが、一歩間違えるとハラスメントになってしまう可能性があるのです。
特に職場での告白ハラスメントは業務に支障を与える危険性が高いでしょう。
関連【告白ハラスメントとは】押しつけNG!意味・具体例・対策・対処法エンジョイハラスメント(エンハラ)
「仕事は楽しむものだ」などと楽しむことを他人に強要することがエンジョイハラスメント。
これはお笑いコンビ「オードリー」の若林 正恭さんが、TV番組で仕事に楽しさを求める現代の風潮に異を唱えたのが始まりとされています。
関連【エンジョイハラスメントとは】仕事は楽しむべき!?意味・具体例・対策・対処法その他のハラスメント
セカンドハラスメント(セカハラ)
ハラスメントを受けた被害者がそれを訴えることで、さらに会社から圧力をかけられることをセカンドハラスメントと言います。
「そんなこと普通。自意識過剰じゃないか」とハラスメントを報告したのに更なる嫌がらせを受けるのです。
関連【セカンドハラスメントとは】二次被害を防ごう!意味・具体例・対策・対処法ドクターハラスメント(ドクハラ)
ドクターハラスメントは医者が立場を利用して、患者に嫌がらせをすること。
「すぐに〇〇しないと治らない」と高額な治療費を請求してきたり、「信用できないなら他へ行け」と脅したりして患者に身体的ストレスだけでなく、精神的ストレスまで与え追い込むのです。
関連【ドクターハラスメントとは】意味・具体例・対処法・対策ペットハラスメント
ペットの飼い主が、自分が可愛がっているから周りの人も動物が好きだと思い込み、行ってしまうのがペットハラスメント。
例えば首輪もせずに犬を散歩させたり、ペットをなでることを強要したり、動物アレルギーの人のことを考慮せず乗り物やお店にペットを連れ込んだりする行為がこれに当たります。
関連【ペットハラスメントとは】意味・具体例・対策方法・対処法ハラスメントハラスメント(ハラハラ)
ハラスメントハラスメントとは、自分が少しでも不快になると「それハラスメントです」と過剰に主張する嫌がらせのこと。
例えば少し部下を注意すると「パワハラで訴えます」と言われてしまう、「お子さん元気?」と言ったらハラスメントで相談窓口に相談されたなど。
「ハラスメント」という言葉が広まったからこそ生まれたハラスメントですね。
関連【ハラスメントハラスメントとは】過剰反応も注意!意味・具体例・対策ハラスメントから抜け出す方法
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ハラスメントの対策方法
ハラスメントは会社にも、個人にもさまざまなリスクを及ぼします。
ハラスメントが起きると会社は、まず被害者に対して法的責任を負うことになります。
また、ハラスメントが起きる職場環境は決して健全な職場環境とは言えないため、その後も同じようにハラスメントが起きる可能性は高いでしょう。
会社の評判は落ち、優秀な人材が次々と辞めてしまう可能性もあります。
個人としてはハラスメントの被害者になってしまった場合、心身共に追い込まれ健全な生活を送ることが難しくなる可能性があります。
また意図せず加害者になってしまった場合、職場における信用を失うだけでなく、解雇されたり、訴えられたりすることもあるのです。
このようなリスクを防ぐために、事前に対策方法を知っておきましょう。ハラスメントの対策方法を紹介します。
会社としてのハラスメント対策
会社としては、まずハラスメントが起こりにくい職場づくりをすることが第1です。
Step1.会社のトップがハラスメントへの姿勢を明らかにする
会社のトップが職場のハラスメントをなくす意思と方針を打ち出すことで、従業員のハラスメントに対する意識も育まれます。
従業員の行動に繋げるため、ハラスメントのリスクや対策の重要性も明確に伝えましょう。
Step2.ハラスメントに対する規則を作る
ハラスメントを防止するために何をしていくのか、ハラスメント加害者に対してどのような罰を下すのかなどの規則を決め、従業員に周知します。
ハラスメント対策委員会や相談窓口も合わせて定めましょう。
Step3.対策を実行する
社員全員にハラスメントを正しく理解させるため、ハラスメント防止の研修を行ったりしましょう。
ハラスメントを防止するには、正しい知識をインプットすることが大切。知識がなく無意識のうちにハラスメントをしてしまうこともあるのです。
定期的に研修を行い、従業員全員がハラスメントリスクを常に意識できている状態を作りましょう。
Step4.定期的にアンケートを行う
ハラスメント研修を行って終わりではありません。たとえ社内研修を行っていたとしても、自身の発言・行動がハラスメントだと気づいていない人や、ハラスメントの有害さを気にせずふるまってしまう人がいるのです。
定期的にアンケートを取ることでトラブルに早めに対処できますし、被害者がいつでも言い出しやすい環境を作れます。
アンケート結果でハラスメントの実態が明らかになった場合、被害者を守れるような対処を心がけましょう。
個人としてのハラスメント対処法
もしハラスメントにあってしまったら以下の手順に沿って対処しましょう。
Step1.記録する
ハラスメントされた事実を録音や録画、日記などのメモで残しておきましょう。
メモの場合は録音や録画よりも信頼性が薄くなってしまうので、5W1Hを欠かさず具体的に書いておくことが大切。
周りの人たちに協力してもらい、ハラスメント現場を録画や録音してもらうのも良いですね。
Step2.周囲に相談する
1人で悩まず、同僚や先輩、友人、家族などに相談しましょう。我慢してしまうと、ハラスメントはどんどんエスカレートする可能性があります。
1人で解決できるケースは少ないので「これハラスメントかな?」と思った早い段階で周りに救いの手を求めてください。
Step3.会社の窓口や人事に相談する
個人で解決策が見つからなければ、組織に頼りましょう。
異動させてくれたり、加害者に対し処罰を下したりしてくれるかもしれません。
Step4.外部の相談窓口に相談する
社内で解決できない場合や会社に相談するのが不安な場合、社内の相談窓口がない場合は外部の相談窓口を利用しましょう。
【外部の相談窓口】
相談窓口のご案内|あかるい職場応援団 -職場のハラスメント(パワハラ、セクハラ、マタハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-
(参考:あかるい職場応援団 ハラスメントにあったらどうする?|ハラスメントで悩んでいる方|あかるい職場応援団 -職場のハラスメント(パワハラ、セクハラ、マタハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-)
加害者にならないためのハラスメント対策
ハラスメントの加害者にならないために大切なのが、客観的な視野を身につけること。
あなたの常識が、相手の常識とは限りません。何を正しいと思い、何を嬉しく何を不快に感じるかは人それぞれ。
自分の価値観・考え方を相手に押し付けないように意識して行動しましょう。
またハラスメントにおいて重視されるのは「何を言ったか・行ったか」ではなく、「誰が言ったか・行ったか」です。
そのため、日々信頼関係を築くことがとても大切。ハラスメントをしてしまうことを恐れお互い壁を作るのではなく、まず人間関係構築を心がけましょう。
親しくなろうとする行為がセクハラやソーハラとされてしまうこともあるので、難しいかもしれませんが、心から寄り添い真剣な気持ちが伝われば相手も心を開いてくれるはずです。
「ハラスメントカオスマップ 2021年版」公開!
平成元年(1989)に「セクハラ」が新語・流行語大賞の新語部門金賞を受賞してから、働く女性の増加や働き方や経済状況の変化など社会の動きにあわせ、さまざまなハラスメントが生まれてきました。
あらゆる行為をハラスメントだと指摘する行為「ハラスメントハラスメント」まで登場した今、誰もが何かのハラスメントの加害者・被害者になり得ます。
誰もがハラスメント対策を行う必要がある今、正しい知識を身につける上で少しでも役に立てばと考え、今回当社はハラスメントカオスマップを作成しました。
以下のURLよりPDFファイルのダウンロードが可能です。
ハラスメントカオスマップ①が47のハラスメントを10ジャンルに分類したもの、ハラスメントカオスマップ②が「発生頻度」と「発生場所」の2軸でマッピングしたものとなっています。
PDFファイルには各ハラスメント名の部分に各説明記事へのリンクが添付してあります。
ハラスメントカオスマップ①
ハラスメントカオスマップ②
※ハラスメントカオスマップは当社が独自のリサーチにより独自に作成したものであり、網羅性や正確性を完全に担保するものではありません。
24時間対応、エキサイトお悩み相談室
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職場環境の悩みで辛いなら退職代行の利用も検討してみよう
職場環境の悩みに耐えられず会社を辞めたいと思っても「周りに迷惑がかかる」と辞められない人も多いでしょう。そんな人には退職代行がおすすめ。あなたの代わりに会社に退職の意思を伝えてくれるので、気まずい思いをせずにすみます。
・周りの目が気になる人
・なかなか言い出せずに毎日を過ごしている人
・引き止められて辞められない人
・ハラスメントを受けている人
このような人は、退職代行を利用すればスムーズに辞められるでしょう。きっとストレスからも解放されるはずです。
不安な場合は、まずは退職代行サービスに相談してみましょう。 安全に利用できるおすすめの退職代行は「【2022年徹底比較】退職代行おすすめ人気ランキング29選」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。