【お菓子ハラスメント(スイーツハラスメント)とは】意味・具体例・対策・対処法

スイーツハラスメント(お菓子ハラスメント)とは、お菓子にまつわるハラスメントのこと。お菓子を特定の人だけに配らなかったり、無理やり食べさせたりする行為のことを指します。

 

法的問題になるリスクは低いですが、社内の人間関係を悪化させる悪質なハラスメントです。

 

スイーツハラスメントの意味・具体例・対策方法を理解して、加害者/被害者にならないように対処していきましょう。

目次

スイーツハラスメントとは

スイーツハラスメント、別名お菓子ハラスメントとは、お土産のお菓子を特定の人だけ配らない、買ってきたお菓子を強制的に食べさせる、食べなければならない雰囲気を出すことを言います。

 

また出張や旅行の際にお土産・お菓子を買ってくることを強制することも、スイーツハラスメントの1つ。

 

グルメハラスメントと似ていますが、特に”お菓子”に関する嫌がらせをスイーツハラスメントと呼びます。

 

法的な問題になる可能性は低いものの、スイーツハラスメントが1つのきっかけになり人間関係はどんどん悪化し、業務に支障をきたす場合も。最悪の場合会社や部署崩壊のきっかけにもなり得るハラスメントです。

スイーツハラスメントの具体例

スイーツハラスメントは大きく3種類に分類されます。

仲間外れにする

特定の人や性別にだけお菓子を配らないのが、この種類のスイーツハラスメント。

 

お土産を「以前注意されたから」「みんなに可愛がられていて気に入らない」と個人的な理由で特定の人にだけ渡さないケースが多いようです。

 

また「気に入られたいから」との理由で男性社員が女性社員だけにお菓子を配ったり、上司だけに配って新人には渡さなかったりすることもあるそう。

 

お菓子を貰えなかった人は「たかがお菓子」と思っても「なんで自分だけ・・・」「嫌われているのかも」と悩んで、仕事に手がつかなくなってしまいます。

お菓子を強要する

お腹がいっぱいで食べれないと断っても「上司にもらったものが食べれないのか」と怒られたり、甘いものが苦手だと分かっているのに「食べないと失礼」と強要したりする行為のこと。

 

ダイエットをしている人に「このくらい大丈夫」と無理強いするのもこの種類に当てはまります。

 

食べられる量や好きな食べ物は人それぞれ。無理に食べさせられて体調を悪くしたなんてこともあるようです。

お土産を強要する

お土産・お菓子を買ってくることを強要するのもスイーツハラスメント。

 

出張ならまだしもプライベートの旅行に行ったときでさえ、「〇〇買ってこい」や「もちろん××買ってきたよね」とお土産を強要するのです。

 

それが負担となって社内でプライベートの話がしにくくなり、社内の人間関係が悪化するきっかけになることもあります。

 

お土産とは、気持ちで買ってくるもの。強要されて買ってくるのは本来のお土産ではありません。

スイーツハラスメントへの対策

スイーツハラスメントは意識することで防ぐことができます。スイーツハラスメントの加害者にならないための対策方法を紹介します。

お菓子・お土産に関するルールを作る

スイーツハラスメントを事前に防ぐために、会社・部署でお菓子・お土産に関するルールを作成しましょう。もしスイーツハラスメントをする人がいても、「ルールを破った」との理由で注意することができます。

【ルールの例】

買ってきたお菓子・お土産を置く場所は入口の棚

⇒お菓子を置く場所を決める

 

配るのは禁止で各自で持っていくこと

⇒手渡しで配るのを禁止にする

 

プライベートの旅行でのお土産禁止

⇒お土産を禁止し、お土産による負担を減らす

 

お菓子の数が少ない場合は「早い者勝ちです!」の張り紙を義務付け

⇒貰えなかった人への配慮

人によって好みが違うことを理解する

お菓子の好みは人それぞれ。まずはそれを理解し受け入れます。そして、自分と同じことを他人に強要しないようにしましょう。

 

お菓子を勧めるときは「美味しいから絶対食べてね」「甘いもの好きだよね?」と手渡しするのではなく、「ここに置いておくから良かったら食べて」と声をかけるだけにしたり、ケーキなどの甘いものとお煎餅などの塩気のあるもの2種類用意する、など心がけましょう。

 

良かれと思って勧めることが、相手を不快にすることもあるのです。

スイーツハラスメントへの対処法

スイーツハラスメントの被害に遭ってしまったときの対処法を紹介します。

第三者に注意してもらう

面と向かって意見を言うのは勇気がいること。そこで上司や先輩、友人などの第三者に相談して、さりげなく注意してもらいましょう

 

例えば再度スイーツハラスメント起きたときに「〇〇にもあげろよ~」とふざけ口調で言ってもらったり、「××さん甘いもの苦手だそうなので、僕が代わりにもらいまーす」などと助けてもらうのです。

 

1人で抱え込まず「これスイーツハラスメントかも?」と感じた段階で第三者に相談することで、社内の人間関係も悪化させずにスイーツハラスメントを無くすことができるはずです。

やり返さない

自分がお菓子・お土産を買ってきたとき「前に貰っていないからとスイーツハラスメントされた人にはあげない」とやってしまうと無限ループでどんどん社内環境は悪化していきます。

 

辛いかもしれませんが大人の対応でスルーして、私情を挟まず平等に配りましょう。その対応を見て今までお菓子ハラスメントをしてきた人は自分の行為が恥ずかしくなり、スイーツハラスメントをやめるかもしれません。

事情を理解してもらう

自分の事情を日頃から周囲に理解してもらいましょう。日頃から「甘いものが苦手」「ダイエットしている」など自分の事情を周知することで、強要されることも減るはずです。

 

また周りのみんなが知っていれば、スイーツハラスメントが再び起こったとき助けてくれる人が増えるかもしれません。

スイーツハラスメント以外にも!あなたはいくつ知ってる?職場で起こり得るハラスメント

スイーツハラスメント以外にも、職場ではさまざまな種類のハラスメントが起こり得ます。例えば以下のハラスメントを知っていますか?

・パワーハラスメント(パワハラ)
・ブラッドタイプハラスメント
・カスタマーハラスメント
・ゼクシィハラスメント(ゼクハラ)
・SOGIハラスメント(ソジハラ)

「自分は大丈夫」と思っていても、知識不足だと被害者にも加害者にもなる可能性が高まります。被害者、そして加害者にならないように、以下の記事をぜひチェックしてみてください。

関連【ハラスメント大全2022】職場で起こる40種類のハラスメント一覧

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