【ブラッドタイプハラスメントとは】科学的根拠なし!?意味・事例・対処法・対策

ブラッドタイプハラスメント

ブラッドタイプハラスメントを知っていますか?血液型に関する話題で相手に苦痛を与えるハラスメントです。

 

よく「あなたは何型?」「〇型っぽいね!」と話すことも多い血液型ですが、なぜそれが”ハラスメント”になってしまうのでしょうか。

 

ブラッドタイプハラスメントの意味、事例、対処法を紹介します。誰もが加害者になり得るので、相手に苦痛を与えないためにもチェックしておきましょう。

目次

ブラッドタイプハラスメントとは

ブラッドタイプハラスメントとは、血液型の話で相手に苦痛を与えることです。

 

初対面の人とよく話題に上がりやすい血液型。血液型を聞いて「〇型っぽい!」「〇型なのに意外!」と思わず言ったことがある人もいるでしょう。

「血液型くらい日常会話の1つでしょ」

そう軽く扱っていると実は危険。知らず知らずのうちに、相手の苦痛に気づかずに話してしまっている場合があります。

血液型性格診断は科学的根拠がない!

実は、血液型による性格診断は科学的根拠がないと知っていますか?

本研究の知見は,血液型と性格の無関連性を積極的に示す実証的根拠を提供した。血液型と性格は無関連である。

引用:縄田健悟 2014 年「血液型と性格の無関連性―日本と米子区の大規模社会調査を用いた実証的論拠―」心理学研究

このように「血液型と性格に関連性はない」と研究で示されています。

 

テレビや雑誌でよく血液型性格診断を見かけますが、実は根拠はないのです。なおさらわざわざ相手に血液型を聞く必要性がなくなるでしょう。

ブラッドタイプハラスメントの事例

ブラッドタイプハラスメントでは、以下のような発言がみられます。

「A型だからそんなに几帳面なんだ」
「AB型は何考えているかわからなくて怖い」

このように、科学的根拠がないにも関わらず、血液型とその人の性格を関連付けて決めつける発言です。血液型への信頼が強すぎると、

「私は〇型の人は経験上信頼できないから、この仕事は違う人に任せよう」

誤った判断をしてしまう場合もあります。血液型という、評価や実績と関係のないもので不当な待遇を行うのはハラスメントです。

 

「信じられない」と思う人もいるかもしれませんが、気づかないうちに「〇型っぽい」と判断してはいませんか?血液型による性格診断が広まっている日本では、誰もが加害者になり得るのです。

ブラッドタイプハラスメントへの対処法

ブラッドタイプハラスメントにあってしまった時の対処法を紹介します。

スルー力を磨く

血液型を聞く人はコミュニケーションの1つとして軽く考えている人が多い傾向があるため、「それはハラスメントだよ」と言ってもわかってもらえないかもしれません。関係を壊しそうで怖い時もありますよね。

 

そんな時は「そうかもね」「〇型にそんな特徴があるんだ」と受け流しましょう。深くつっこまないことで、違う話題へと変えられるはずです。

社内・社外相談窓口を利用する

血液型を理由に差別を受けたり、仕事に支障が出たりする場合は、迷わず相談しましょう。

 

社内だと直接対処してもらいやすい一方、言いふらされたり「あなたが仕事をちゃんとしていないからじゃない?」と言われてしまう可能性も。(セカンドハラスメント

 

社外相談窓口では専門家があなたの話をじっくり聞き、適切な対処法を教えてくれます。状況に合わせてどちらを使うか判断しましょう。

ブラッドタイプハラスメントへの対策

事前にブラッドタイプハラスメントを防ぐため、対策をうっておきましょう。

ハラスメント研修を行う

パワハラやセクハラなどについて研修を行っている企業も多いかもしれません。その時に職場で起こり得るハラスメントとして、ブラッドタイプハラスメントも紹介しましょう。

「え、そんなハラスメントもあるの?」

と思わせたらこっちのもの。

 

中には「そんなんじゃ何も話せないよ」という声もあるかもしれませんが、血液型を聞いてはいけない理由や科学的根拠がないことなど、丁寧に説明しましょう。そのように理由を論理だてて話すことで、ハラスメント全体への理解が深まるはずです。

人に血液型を聞かない

加害者にならないためには、血液型を聞かないのが一番。初対面の人をもっと知るために聞きたくなりますが、血液型による性格診断はあくまで解釈の1つで信頼性はありません

 

それよりも、趣味など他の話をして相手のことを知っていきましょう。会話の種は血液型だけではないですよね。人見知りの人は事前に話題を考えたり、話し上手な人を真似たりしても良いかもしれません。

相手を勝手に判断しない

血液型に関わらず、外見や少しの特徴で「~だから~なんだ」と推測でジャッジするのはやめましょう。

 

それはきっとこれまでの経験でわかった「こういう人はこういう特徴を持っている」というステレオタイプ。しかし必ずしも全員が当てはまるわけではありません。

 

まずはしっかりと目の前の人に向き合い、相手の話に耳を傾けるのが大事。自分の頭で解釈する前に、「相手は何を伝えたいのか」「どんな人なのか」を感じ取っていきましょう。

 

自分の頭だけで判断しないことで、決めつけによるハラスメントが減るかもしれません。

ブラハラ以外にも!あなたはいくつ知ってる?職場で起こり得るハラスメント

ブラハラ以外にも、職場ではさまざまな種類のハラスメントが起こり得ます。例えば以下のハラスメントを知っていますか?

・パワーハラスメント(パワハラ)
・モラルハラスメント(モラハラ)
・ラブハラスメント(ラブハラ)
・マリッジハラスメント(マリハラ)
・SOGIハラスメント(ソジハラ)
・ハラスメントハラスメント(ハラハラ)

「自分は大丈夫」と思っていても、知識不足だと被害者にも加害者にもなる可能性が高まります。被害者、そして加害者にならないように、以下の記事をぜひチェックしてみてください。

関連【ハラスメント大全2022】職場で起こる40種類のハラスメント一覧

職場環境の悩みで辛いなら退職代行の利用も検討してみよう

 

 

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