実は最も厄介!?他部署の上司との付き合い方のコツ|仲良くするメリット・リスクも詳しく解説

企業にはさまざまな部署があり、さまざまなタイプの人が働いているもの。

 

そのため仕事や職場の悩みは人間関係にまつわる悩みが大半を占めていると言われています。中でも他部署の上司との関わり方に悩む人が意外と多いでしょう。

 

「他部署の上司の方が自分の上司より頼れる。何でも相談していいのかな?」

 

「他部署の上司が気難しくて付き合い方がわからない。あまり関わりたくないな」

 

「他部署の上司が干渉してくるのが嫌だ。どうやって避ければいいんだろう」

今回は職場でのストレスを軽減し前向きに仕事に取り組めるよう、他部署の上司との関わり方や注意点について解説します。

目次

他部署の上司に関するよくある悩み

 

まず他部署の上司との関わりについてどんな悩みを抱えているケースが多いのでしょうか。

「他部署の上司が業務に干渉しすぎる」

他部署の上司が自分の業務に干渉してくることに悩む人も多いでしょう。

 

他部署と協力してプロジェクトを進める場合やデスクが隣同士の部署の場合、他部署の上司が直接指示を出してきたり業務の改善を要求してきたり、あなたの仕事のやり方に干渉してくるのです。

 

自分に指示を出せるのは評価者である上司だけ。

 

その直属の上司の指示のもと部署のルールややり方があるにも関わらず、「うちの部署ではこうしているけどね」と嫌味っぽく口出しされたり、「そんなのもできないの?」と文句を言われたりするとむかつきますよね。

 

だからと言って、普段から関わりのある他部署の上司をなかなか無下にはできないもの。無視してしまうと、嫌がらせ行為が始まって働きづらくなってしまう可能性もあります。

 

このようなケースは他部署の上司からの言葉はいったん受け取り、自分の部署に持ち帰りましょう。その後改めて自分の上司に直接コミュニケーションを取ってもらうのが、角も立たずストレスフリーな一番の近道です。

「他部署の上司の方が信頼できる」

自分の上司が苦手なタイプでコミュニケーションが取りづらく、関係がうまく築けないこともあるはず。そんなときは他部署の上司の方がよく見えてしまうでしょう。

 

・営業成績がなかなか上がらない

・仕事で失敗して落ち込んだ

・部署内の人間関係に悩んでいる

またこのような直属の上司に相談しにくい悩みを抱えているときは、「他部署の上司に相談したい」と考えることもあるでしょう。

 

しかし、直属の上司を差し置いて他部署の上司に頼ってしまうのは危険なこと。

 

組織の構図上、他部署の上司はあなたにどんなアドバイスをしても責任をとる必要はありません。そのアドバイス通り行動して大失敗したとしても、誰も助けてくれないのです。

 

直属の上司は管理対象である自分の部下であれば育てる責任があるため、時に自分で考えるよう突き放すことがあったり、厳しく指導したりすることがあるのは当然。

 

他部署の上司が優しく信頼できると感じる状況を解決するには、直属の上司と他部署の上司とでは自分に対する責任や役割が違うとの認識が必要でしょう。

「直属の上司と他部署の上司が仲が悪くて機嫌取りが面倒くさい」

「直属の上司と他部署の上司が対立していて業務がしづらい」

「連携しなければならない時に挟まれてやりづらい」

このような悩みを抱えている人もいるでしょう。

 

例えば他部署の上司からのクレームを自分の上司に伝えておいて!と言われたり、逆に自分の上司から他部署に伝えづらいことを伝えるよう頼まれたりするのです。

 

・さらに上の上司に相談する

・思い切って自分の上司の味方になる

・直接会話をしなくても済むようにルールを提案する

そういう場合にはこのような解決策をとれると良いかもしれません。

 

「仕事だから」「必要なことだから」と割り切れれば良いのですが、やはり機嫌取りや調整役はストレスがかかり大変なものですよね。

他部署の上司と仲良くするメリット

他部署 上司

 

他部署の上司との関係性に悩む人も多いと思いますが、他部署の上司と良好な関係を築くことにはメリットがあるもの。具体的に3つのメリットを紹介します。

視野が広がる

他部署の上司はいわば自分とは違う畑のエキスパート。コミュニケーションをとることで自分の部署とは全く違う発想力を持っていたりアプローチ方法を知っていたりと新たな発見があるでしょう。

 

行き詰まっている時に他部署の上司と話をすると「そういう考え方もあるのか!」と視野が広がり、今までなかった解決策やアイデアが出ることも。多様な意見を取り入れることで視野が広がり、自分の成長につながるでしょう。

人脈ができる

他部署の上司と仲良くすることで社内の人脈が広がります。自分の仕事で困った時に他部署の意見を聞くことができたり、仕事の依頼がしやすくなったりと自分の仕事に活かすこともできるでしょう。

 

また仕事を変えたい、転職したい、と考えた時に積極的に部署異動の選択肢も選べるようになります。他部署の上司と良好な関係にあればその際にも相談に乗ってくれたり、力になってくれたりするかもしれません。

知識・ノウハウが増える

他部署の上司は自分とは違う仕事で実績を残し、成功している人です。自分の部署にはない知識やノウハウを持っているため、関わるだけで勉強になります。

 

普段の仕事では深く学べない分野の知識・ノウハウが増えたり、仕事の全体像が見えて自分の仕事を客観的に見れるようになったりするでしょう。

 

また自分とは違う仕事での成功体験を聞くことで参考になることも多くあります。「こんなキャリアアップの仕方もあるんだ」「こういう資格を取ると社内でこう活かせるんだ」と新たな発見があるはずです。

他部署の上司と仲良くするリスク

他部署 上司

 

他部署の上司と仲良くすることでリスクがあることも忘れてはいけません。具体的に3つのリスクを紹介します。

アドバイスが間違っていたら大問題になる

他部署の上司からのアドバイスが間違っていた場合は大問題に発展する恐れがあります。例えば仕事に行き詰まって他部署の上司に相談し、アドバイスをもらったとします。

 

他部署の上司ですから近くでフォローしたり、軌道修正もできず、そのアドバイスに従った結果失敗しても責任を取ることはできません。責任を取るのは自分の直属の上司です。

 

他部署の上司から勝手にもらったアドバイスで失敗したと知って責任を取らされる直属の上司はどう思うでしょうか?フォローしてくれるのでしょうか?フォローしてくれたとしても、その後の関係や評価はどうなるのでしょうか?

 

失敗には全く関係のない直属の上司に責任をとらせることになり、申し訳なく思うでしょう。その後良好な関係の維持が難しくなるかもしれません。

上司間の緊張関係を生む

他部署の上司に相談をしていた、他部署の上司からの指示で勝手に動いていたと知ったら直属の上司はどう思うでしょうか?もし直属の上司が他部署の上司を紹介したケースであれば、上司間での連携はとれているので問題はありません。

 

しかし勝手にアドバイスを求めていた、指示をもらっていたとなれば、直属の上司はおもしろくないでしょう。そのアドバイスに従って成功しても、直属の上司の思惑や狙いが達成できていない可能性があるのです。

 

・考えるプロセスを学ばせたい

・失敗することで成長の機会を与えたい

このように直属の上司の思惑があった場合には、直属の上司と他部署の上司の間に軋轢が生まれる、組織の緊張関係を生むなどの可能性があります。

他部署の上司に従っても評価が上がるわけではない

他部署の上司がくれる新しいアドバイスや視点は新鮮で面白いと感じるかもしれませんし、時にそのアドバイスに従って良い結果が出ることもあるでしょう。

 

しかし他部署の上司はアドバイスはできても、その結果やあなたの成長に責任を持つ立場にはありません。あくまで評価するのは直属の上司です。

 

評価者からの指示や指導であればもちろん評価に直結しますが、他部署の上司からのアドバイスとなれば、その結果が良い評価につながるかどうかは分かりません。

 

上司にとっては直属の部下の教育も仕事であり、その部下の仕事に対して責任を負いますが、他部署の部下に対しては失敗しても成功しても責任は負いません。その上でのアドバイスであることを忘れてはいけません。

他部署の上司と上手く付き合うコツ

他部署 上司

 

他部署の上司と上手く付き合うコツはあるのでしょうか。具体的な方法を以下に解説します。

アドバイスは参考までにとどめる

他部署の上司からのアドバイスは参考程度にとどめましょう。あくまで業務上の「指示」や「命令」ではないということを忘れずに「こういった考え方があるんだ」と受け取り、自分の意志で行動を決定しなければなりません。

 

そうすれば上手くいかなくても自己責任、上手くいけばアドバイスのおかげで自分が一つ成長できたと考えられます。

 

また他部署の上司に相談することになった場合は、アドバイスを貰ったとしても「第三者(他部署の上司)に話を聞いてもらえてスッキリした」と実行せずに完結させるようにしましょう。

困ったら直属の上司に相談する

他部署の上司からの干渉をストレスに感じたり、直接クレームを言われて困ったりしたら必ず直属の上司に相談しましょう。

 

仕事の指示命令系統は直属の上司にあります。他部署の上司からの要望やクレーム、意見は直属の上司に相談せずに受けてはいけません。

 

他部署の上司との関わり方に迷ったり、悩んだりした時には直属の上司に相談しましょう。「上司に相談してみます!」と伝えてしまってもOK。

 

アドバイスをもらった場合も直属の上司に「こんなアドバイスをもらいました」と報告しても良いですね。そうすれば直属の上司の意見ももらえるかもしれません。

 

また直属の上司が忙しそう、話しにくいなど相談しづらいこともありますよね。その際は上司のスケジュールを予め確認してから相談したり、相談内容をまとめておいて結論から簡潔に話したりと工夫すると良いでしょう。

 

直属の上司をランチに誘って話すのもおすすめ。自分で解決するために実践したことも合わせて伝えることが「指示をもらうだけの部下」とは思われない秘訣です。

評価者は直属の上司であることを理解する

「自分の上司より他部署の上司が信頼できる」と感じることもあれば、逆に「他部署の上司との関わり方が難しく面倒だなぁ」と感じることもあるでしょう。

 

上司も自分も人間なので合う合わないが必ずあります。そう感じることは悪いことではありません。大切なのは自分の評価者は直属の上司であると理解すること。他部署の上司にはあなたに対する責任はないのです。

 

その立場の違いから、接し方も違うのだということを忘れないようにしましょう。

適度な距離を保つ

他部署とはいえ、もめごとを起こすと仕事がしづらくなります。今後いっさい関わらないとは言えないわけです。また近くなり過ぎてしまっても、自分の直属の上司ではないため全ての指示をもらえるわけでもなく対応に困ってしまいます。

 

業務をうまく遂行するためにも他部署の上司とは協力関係を結び、信頼し合うことを目指しましょう。ただし直属の上司への報連相を忘れずに他部署の上司とは適度な距離感で付き合うことが大切です。

 

適度な距離を保つためには、干渉が過ぎたり必要以上に指示されたりする場合は「上司と相談しますね」と感謝しつつもきっぱり伝えます。そうすることで「私は自分の上司の指示で行動を決定します」と強い意思が伝わるでしょう。

まとめ

他部署 上司

 

いかがでしたでしょうか?他部署の上司との関わり方についてはなかなか学ぶ機会もないので、部署異動で解決できずにどう対処したら良いのか迷いますよね。

 

仕事をする以上、生きて生活する以上、必ず多くの人と関わり合うことになります。さまざまなタイプの人、さまざまな立場の人がいるため、合わない人や苦手な人がいるのは当然です。

 

1人の人間として、ビジネスパーソンとして、最低限の付き合いは必要ですが、無理して好きになる必要はありません。

 

不要なストレスはできるだけ避け、相談できる人に相談しながら、自分のやるべき仕事に集中できるような環境を整えていきましょう。

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