「成長」と聞くと、どんな状態を思い浮かべますか?
定義は人それぞれですが、一般的に使わる「成長」には能力的な成長と、精神的な成長の2つの側面があります。
「成長したい!でもどうすればいいんだ」
と思う人必見!この記事では成長の定義・能力的/精神的成長とは・成長へのステップ・成長の秘訣を紹介していきます。
この記事を読んだら、きっと今やるべきことがわかるはずです。
本記事の要点
- 成長には”能力”と”精神”の二面がある
- 成長のエンジンは「面白そう」
- 「無意識でできる」が成長の最終系
- 自分らしい成長を定義するのが肝心
目次
成長の定義は、人それぞれ異なる
「成長」という言葉は漠然としています。話し手次第で、意味が変わることも日常茶飯事です。
Aさんは成長しているよね。
Bさんは成長が遅いよね。
成長するためには何が必要だろうか。
一気に成長したよね。
あなたが成長するためには~
努力してないから成長しないんだよ。
このように「成長」という言葉は頻繁に使われますが、漠然としていて具体性はありません。人それぞれの考え方・価値観に依存するのです。成長の定義を具体例で挙げてみました。
・成長とは、限界を超えることだ
・成長とは、自信を持つことだ
・成長とは、昨日の自分に勝つことだ
・成長とは、新しい挑戦をするための武器だ
・成長とは、できないことをできるようになることだ
・成長とは、主体的になることだ
・成長とは、背が伸びることだ
・成長とは、自分を好きになることだ
・成長とは、人を好きになれることだ
・成長とは、周りをΣ(・□・;)と驚かせることだ
・成長とは、毎日の積み重ねだ
・成長とは、失敗の数だ
・成長とは、感謝の心が大きくなることだ
・成長とは、多様性を認めることだ
・成長とは、自立することだ
・成長とは、課題解決ができるようになることだ
・成長とは、プレッシャーが好きになることだ
・成長とは、自然についてくるものだ
・成長とは、毎日勝手にしているものだ
・成長とは、人を愛せるようになることだ
あなたがしっくりくる言葉はありましたか?
肝心なのは、「自分が成長を実感できる」こと。あなたらしい成長を定めておくと、それに伴う行動をしたときに、成長感を得られるはずです。
例えば、自分にとっての成長を、「成長とは、感謝のこころが大きくなることだ」と決めれば、
・ありがとうと伝える
・お礼の連絡をする
・感謝の気持ちが芽生える
こういった行動をする度に、自分の成長を感じ、喜び・満足を感じれられます。自分らしい成長を決め、コツコツと成長の実感を積み重ねましょう。
2つの側面での成長【能力的・精神的】
さまざまな定義がされる成長ですが、成長とは一般的に、「能力的な成長」と「精神的な成長」の2つの側面で使われています。
能力的な成長
・文章能力が伸びる
・営業成約数が上がる
・分析ツールを利用できるようになる
・交渉力が上がる
・ブラインドタッチができるようになる
・プログラミング言語を覚える
精神的な成長
・忍耐力が上がる
・プレッシャーに強くなる
・ストレスコントロール力が上がる
・感謝の気持ちが強くなる
・自信がつく
・挑戦心が芽生えやすくなる
外から見てわかりやすい能力的な成長の方が、使われることが多いです。特に、距離が遠い人は能力的な成長しか見えません。逆に、近くにいる人、直属の上司、家族、親しい友人は精神的な成長を感じ取ることができます。
能力的な成長と精神的な成長の循環こそが成長
「能力的な成長」と「精神的な成長」はつながっており、二つの成長が循環していること自体が成長です。
・営業獲得率が上がって、自信がついた
⇒自信がついたから、プログラミングにも挑戦した
⇒なかなか上達しないが、忍耐力がついた
⇒教えてくれる講師への感謝が溢れている
⇒気づいたら、ブラインドタッチも伸びていた
どちらか一方が伸びるのではなく、どちらも一緒に伸ばすイメージを持ちましょう。
成長の原点は「面白そう」
成長するために、努力するのではありません。夢中になって続けていたら、「成長していた」と気づくのです。
夢中をつくりだすのは好奇心、つまり「面白そう」と思う気持ちです。
・面白そうだから、もっと話を聞こう
・面白そうだから、引き受けてみよう
・面白そうだから、もっと調べてみよう
・面白そうだから、一回挑戦してみよう
・面白そうだから、参加してみよう
・面白そうだから、食べてみよう
・面白そうだから、読んでみよう
・面白そうだから、資格を取ってみよう
・面白そうだから、応募してみよう
好奇心が呼び起こす行動は、新しい人・モノ・情報に触れる機会を与えます。これが、多くの気づき・学びをもたらし、成長の原動力となるのです。(奇跡的な偶然”セレンディピティ”を呼ぶ方法)
成長に欠かせない”好奇心を増やす”ためには、ネガティブな思い込みをなくしましょう。
・この仕事は、誰の役にも立たないはずだ
・この仕事をすると、評価が下がるに違いない
・この人に評価されても、意味がないよ
・このセミナーに参加しても、時間の無駄だろう
・この本を読んでも、学びはないだろう
・この仕事は、自分に向いていないはずだ
・あの人と話しても、ろくなことがない
こういった思い込みが、好奇心を閉ざし、行動を減らします。
まずは、ネガティブな思い込みに気づくことから始めましょう。思い込みが小さくなれば、好奇心が芽生えることが増え、行動に移せるようになるでしょう。成長のチャンスが舞い込んでくるはずです。
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成長の最終系は「無意識でもできる」
成長は、4段階あります。
①意識してもできない
②意識したらできる
③意識してできるが、無意識にはできない
④無意識でもできる
求める成長において、自分はどこに位置するかを考えましょう。無意識にできないのならば、まだまだ伸ばせる余地があると捉えることが大事です。
慢心せず、謙虚に努力を続けるために必要な考え方です。
成長の秘訣は「真似る」こと
「この人のようになりたい!」と心から思える人を見つけることは、目指したいゴール像を描くことです。目指したい人を真似することから始めましょう。
以下のような特徴のある人を、探してみてください。
①尊敬できる人
②結果を出している人
③信頼されている人
④憧れる人
何ごとも基礎・基本が、成長の土台となります。ものごとを学ぶ基本姿勢、守破離(しゅはり)の守から入るのが鉄則です。
仕事で守破離はもう古い?意味・ビジネスで用いられる理由【事例】