「就活に向けて黒染めすべき?」「暗いと野暮ったく見えるから明るくしたいけど、不真面目に思われるかな」就職活動や新しい環境で働き始める時、髪型・髪色について悩む人も多いのではないでしょうか?
さまざまな多様性が受け入れられるようになってきた今、髪型に関して個性を出すことは未だにあまり認められていません。
そんな日本社会を変えようと、就職活動や働くときの髪型・髪型の見直しを訴えかけるプロジェクト「#令和の就活ヘアをもっと自由に」が2019年に始まりました。
「#令和の就活ヘアをもっと自由に」をきっかけに、あなたも自分らしいスタイルを大切にしたキャリアを築いていきませんか?
目次
「#令和の就活ヘアをもっと自由に」プロジェクトとは
(転載:PANTENE #令和の就活ヘアをもっと自由に)
「#令和の就活ヘアをもっと自由に」とは、ヘアケアブランド「パンテーン」の「#Hair We Go さぁ、この髪でいこう」キャンペーンの1つ。
パンテーンと139社の賛同企業が「もっと個性を尊重した就活、そして働き方を取り入れないか?」と社会に問いかけるプロジェクトです。
『みんなのキャリア相談室』を運営している株式会社エージェントもこのプロジェクトに賛同しています。
TwitterをはじめとするSNSで多くの就活生や社会人が「#令和の就活ヘアをもっと自由に」をつけて意見を投稿し、このプロジェクトは盛り上がりを見せました。
自分らしさを大切にする社員が並ぶ広告を、駅構内やTVCMで目にしたことのある人も多いのではないでしょうか?
「#令和の就活ヘアをもっと自由に」で伝えたいメッセージとは
「#令和の就活ヘアをもっと自由に」やそれに賛同している会社が社会に伝えたいのは、「髪型や髪色、立ち振る舞いを自分で選択し、誰に何を言われようがその選択に自信を持って生きよう」というメッセージなのではないでしょうか。
「みんな髪を染めよう」、「みんな黒髪で内面で勝負しよう」ではないことは確かです。
髪色やこれまでの学生生活を含め自分の選択と合う会社を見つけることが新しい就職活動であり、企業側も不透明な部分を無くしその「会社らしさ」を前面に出していくことが今、求められています。
現在の就職活動では、「服装自由」とされているのにそれが実は選考の一部だったり、説明会と言われているのに実際は面接だったりと、不透明な部分が存在します。
新しい時代の就職活動や転職活動ではそれらを無くし、企業はあなたのその選択が自社の「らしさ」に合っているかを判断します。
そこで合わないと言われても、自信を失う必要はありません。あくまで会社と合わなかっただけで、あなた自身を否定している訳ではないのです。
もし自分を偽ってその会社に入社しても、結局合わずに辞めてしまうかもしれません。事前にミスマッチを防げるのです。
とはいえ「自分から合わせてでも行きたい」と思う企業もあるでしょう。それも1つの選択。
「みんなそうだから」「会社の規定だから」ではなく、「自分がこうすると決めたから」という意思が大切です。
なぜ「#令和の就活ヘアをもっと自由に」が生まれたのか
「#令和の就活ヘアをもっと自由に」プロジェクトは、髪型・髪色について悩む就活生や社会人の声から生まれました。
就職活動や新しい環境で働き始めるとき、髪型・髪色について悩む人は多くいます。
就活が始まると学生はそれまで自分の好きにしていた髪型を、男子は黒髪短髪、女子は黒髪でひっつめ髪とみんな同じようにします。
中には地毛が茶色なのにも関わらず、浮かないようにわざわざ黒に染めている人もいるそう。
しかし社会人になったらまた自由に染められるわけではありません。今度は評価などにも関わり、周りの目を気にして自分らしい髪形ができない人も多いのではないでしょうか。
「日本人の髪は黒」という考えがありますが、グローバル化が進んだ今、他の国と同じようにさまざまな言語・肌色・髪色を持つ人がいます。
・他国のルーツを持っていて、ブロンドや茶色など髪色が明るい人
・黒髪だと顔色が悪く見えるから明るくしたい人
・好きな髪色の方が自分に自信を持てる人
・黒髪だけど明るい黒の人
LGBTをはじめとする多様性が認められてきた現代なのに、なぜこの髪色に関しては未だに個性が尊重されないのでしょうか?
なぜ髪色が明るいと不真面目に思われることが多いのでしょうか?
このプロジェクトはその問題を社会に提示しているのです。
なぜ黒髪が良しとされてきたのか
そもそもなぜ日本では、黒髪が良しとされてきたのでしょうか?
生まれ持ったものを大切にするため
人によって髪色はさまざまだとはいえ、日本人といえば黒髪のイメージですよね。
日本でも平安時代から黒髪は美しいとされてきました。その生まれ持ったものを変える必要はない、自信を持つべきだとの考えが強かったのです。
外見に惑わされず内面を判断するため
就職活動や転職活動の面接において黒髪や暗髪が推奨されてきたのは、面接官が外見に惑わされずに内面を見たいからです。当たり前ですが面接では内面が1番大切なポイント。
外見は髪を染めたり、メイクをしたりして変えることができますが、内面はそう簡単にいきません。
「面接におしゃれは必要ない。着飾らずに自分自身で勝負しにきてほしい」という企業側の意思があるんですね。
「自分らしさ」を大切にするために心がけること
これまで黒髪であることをさまざまな場面で重視してきた日本社会ですが、「#令和の就活ヘアをもっと自由に」プロジェクトのように時代は変わってきました。
1人1人の「自分らしさ」が受け入れられる時代になってきたのです。
しかし「自分らしさ」という自由を手に入れるには責任が伴います。自分らしさが受け入れられるからと言って、自分の都合だけを考えて行動するのは違うのです。
「自分らしさ」を大切にするときに心がけてほしいことを紹介します。
TPOを守る
TPOとは「Time・Place・Occasion(Opportunity)」の頭文字をとったもの。「時間と場所、場合(機会)によって言葉遣いやマナー、服装を使い分ける」という意味です。
自分がどんな髪型・髪色にしたいと思っても、TPOを守ることは大切。
例えば会社の役員など目上の方と会うときは、良い印象を与えることがあなたのためにもなるので控え目な髪型・髪色にするのが良いでしょう。
また結婚式ではある程度華やかな髪型が求められますが、一方葬儀の場では目立たない地味な髪型にします。
TPOをわきまえるのは社会人としてあたりまえのこと。それを前提に自分らしいスタイルを選んでいきましょう。
第一印象の重要性を理解する
時代が変化しようと、人に良い印象を与えるためにやはり見た目は非常に大切です。これは第一印象の55%は視覚によって決まるというメラビアンの法則で、心理学的にも明らかになっています。(参考:まいにちdoda メラビアンの法則から導く!第一印象で輝くためのヒントとは?)
社会人になると「自分はこうだから」では通じず、「相手がどう思うか」を意識しなければならない時もあるのです。
「第一印象が悪くても、そのあと挽回できる」と考えている人もいるかもしれませんが、第一印象によって人間関係が左右された経験はありませんか?
「印象がいいから、もっと知りたくなった」「第一印象が怖かったから、その後も上手く話しかけられない」と、第一印象はこの先もその人と付き合っていくかの決め手になるのです。
どんな髪色だとしても、ぼさぼさだったり髪色にムラがあったりすると身だしなみを気にしていなくて清潔感がないと思われてしまいます。
また会社の役員や上司などまだまだ「明るい髪の毛の人は不真面目な人」と思っている人が一定数いるのは確か。
自分が相手にどんな印象を与えたいかによって髪型・髪色を選ぶことも大切なのです。
まとめ
自分の道は自分で選ぶもの。
選択するには勇気や責任が伴いますが、それさえも楽しんで自分らしく人生を歩んでいきましょう。
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