【洞察力とは】本質を見抜く!鍛える方法・洞察力がある人の特徴・仕事で活かされる場面

洞察力

「洞察力」とはどんな力か知っていますか?簡単に言うと、物事の背景にあるものを推測する力です。

 

しかし洞察力が大事、とわかっていても「どうしたら鍛えられるの?」「洞察力がある人ってどんな人?」とイメージがわかない人も多いでしょう。

 

そんな人に向けて、洞察力を鍛える方法・洞察力がある人の特徴・必要な時を紹介していきます。仕事で欠かせない洞察力、鍛えていきましょう。

目次

洞察力とは

洞察力とは、以下のように定義されています。

物事の性質や原因を見極めたり推察したりするスキルや能力のこと

引用:weblio辞書 洞察力

洞察力があると、他の人が同じように見えているものから本質を突き詰められるため、学びが多いでしょう。

 

洞察力は「何が起きているのか?」「どうなりそうか?」を読み取るため、変化が激しい現代に欠かせないスキルといえます。

 

正解がない時代に自分なりの答えを出して取り組むために、身につけておきましょう。

洞察力と観察力の違い

洞察力と似ているのが、「観察力」。観察力は以下のように定義されています。

細かく観察して、細かな物事によく気付く様子、観察の結果を多く得られる様子、などの意味の表現

引用:weblio 観察力

観察力と洞察力、それぞれを一言でいうと以下のようになるでしょう。

観察力:少しの変化に気づく力
洞察力:物事の背景にあるものを推測する力

観察力を鍛えることで、洞察力も鍛えられていきます。洞察力を鍛えるには、まずは観察力が欠かせません。

 

こちらの記事から、観察力の鍛え方をチェックしておきましょう。

洞察力を鍛える方法

洞察力はどのようにして鍛えれば良いのでしょうか。8個の方法を紹介するので、気になるものから試してみましょう。

異なる価値観に触れる

他人の話を聴くことで、いつもとは違う視点で物事を見れます。「この人はこう感じるんだ」「今まで理解できなかったけど、こういうことかも?」とより考えの幅が広がるでしょう。

・会社でいつもは合わないと思っている人と話す
・社外イベントに参加する
・インタビュー記事/自伝を読む

このようにして、異なる価値観に触れてみましょう。

 

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想像力を鍛える

想像力とは、今目の前にないものを脳裏に映し出すこと。まさに洞察力を鍛えるために必要な力です。

 

想像力があると、1つのことから多くを思いつきます。例えばぶつかられた時に、「謝りもしないで失礼な人だ」と思うだけでなく、「何かミスをして焦っているのかな」「昨日飲みすぎて寝坊したのかも」「もしかして今頃後悔しているかも」とさまざまなことを考えます。

 

そのような癖がつくと、物事の背景にあることを推測する、洞察力がついていくでしょう。

 

想像力を高める方法はこちらから。

セルフコントロールをする

洞察をする時には、主観が入りすぎないように注意しなければなりません。「こうだったら良いな」を反映しすぎると、向き合うべきことから目をそらしてしまうからです。

 

「これは自分の感情か?」と気づくために、セルフコントロール力を鍛えましょう。

・考えを書き出す
・その中から事実と感情にわける

例えば一旦このようなステップを挟むと、感情が事実かが明確になります。

失敗する

最初から完璧に推測することは不可能です。何度も失敗を繰り返すことで、考え方やものの見方がわかってくるでしょう。

 

しかし、ただ失敗を繰り返すだけでは意味がありません。何かに挑む時は自分なりの推測をし、「合っていたこと」「間違っていたこと」を振り返ることで洞察力がついていきます。

 

洞察力を鍛えるために、失敗を恐れず挑戦してみましょう。

 

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情報収集をする

全て自分の経験だけで推測するには、及ばない範囲もあります。できるだけ知識を集めるため、情報収集の習慣を作りましょう。

 

その時は頭でっかちにならないように、学んだことを考えたり、何を感じたか振り返ったりする時間を忘れずに。「これはどういうことか?」「どこに活かせそうか?」を考えることで、洞察に繋がります。

 

知識を自分に染みつかせれば、洞察する時にも「あそこで学んだことを活かせそう」とすぐに引き出せるでしょう。

 

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物語に触れる

映画や本、ドラマや漫画に触れることで、普段は想像が及ばない範囲の他人の感情まで考えることができます。

 

誰かと話すと、都合よく解釈してしまうことがありますよね。物語では、「普段こういう人はこう考えて、こういう行動をしている思っていたけど、違うパターンもあるのか」と気づくきっかけになります。

・あえて理解できない主人公の目線で物事を考えてみる
・主人公の周りの人の目線で、主人公の振る舞いを考えてみる

このようにいろいろな角度で、登場人物を見つめてみましょう。

 

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メモをとる

感じたことがあればすぐメモをとる癖をつけましょう。携帯でも紙でも構いません。見返して、またその時感じたことを付け加えると、客観的に考える癖がつきます。

「この時は部下が理解してくれないことにイライラしてしまったけど、いま考えると元々知識がないから、わからなかったのかもしれない。明日教えよう」

などと物事の背景を考える余裕がつくのです。だんだんとメモをとる前に推測する余裕がでてくるでしょう。

なぜ?を繰り返す

「なぜ」を5回ほど繰り返すことで、物事の本質的な原因がわかるようになります。一回では気づけなかった物事の背景に気づき、「こういうことかもしれない」と推測できるようになるでしょう。

全てに「なぜ」を繰り返していると疲れてしまうかもしれないので、何か気になることがあった時に時間をとって追及してみましょう。自己満で終わらないように、実際はどうなのかと比べると、なお良いですね。

洞察力のある人の特徴

洞察力がある人の特徴から、より深く「洞察力とはなんなのか」に迫っていきましょう。

観察力がある

まずは物事を観察して、変化に気づく必要があります。この観察力が鍛えられている人は、変化からそこに隠れた意味を見出せるでしょう。

 

例えば、「最近部下の遅刻が目立つ」と気づいたことによって、「もしかして会社に行きたくないなどの悩みを抱えているのでは」「仕事を持ち帰っていて寝不足なのでは」などと推測に繋がります

 

洞察力がある人は特殊能力を持っているわけではなく、そのような変化を見逃さない人なのです。

 

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客観的に考えられる

洞察力がある人は、一歩離れて物事を推測できます。主観関係なく、どういうことが言えるのかを考える癖があるのです。

 

すでにある情報の中から、客観的に推測していくのでしょう。

経験・知識が豊富である

推測するには、ある程度の経験・知識が必須。それがないと変化に気づいても、そこにどんな意味があるのか推測できないのです。

 

経験・知識が豊富な人は、変化を読み取ったときにこれまでの経験を総動員してつなぎ合わせて、推測します。「初めてのことなのに、なんでこんなにすぐ対応できるんだ」と感じる人は、こういう人かもしれません。

自分は偏見を持っていると気付いている

誰もが持っている偏見。そのような思考の癖に洞察力がある人は気づいています。それを知っているので、決めつけずに性格に判断できるのです。

 

また、何か失敗があっても「自分はこういう偏見を持っていた」とすぐに気づけるでしょう。偏見は気づかぬうちに楽をしようとして決めつけてしまうので、日ごろから注意が必要です。

コミュニケーション力が高い

洞察力は、会話でも発揮されます。会話するときに目の前の相手に向き合い、反応を見て話題を変えていくのです。

「目が輝いた、この話題をもっと深掘りしてみよう。」
「一瞬顔がこわばった気がした。話を変えよう」

このようにして、相手に合わせたコミュニケーションができます。お互い気持ちよく会話できるでしょう。

 

報連相でも「こういう情報が必要なのでは」と推測するので、スムーズにいきます。

謙虚である

洞察は時には間違ってしまうこともあるでしょう。そこで素直に自分の過ちを認め、「どうしたら良かったのか」を振り返れるのが洞察力がある人です。

 

また、洞察するときにいろいろな視点で考えていくと自分の力が及ばない範囲があることを知り、自ずと謙虚になっていくのでしょう。

向上心がある

謙虚に関連して、洞察していく過程でいろいろな発見があるからこそ、自分に足りないものがわかって向上心が芽生えます。

「まだまだこんな経験・知識が必要だ」
「次はこんなことに挑戦してみよう」

他人から言われて気づくわけではないので、無理なく向上していけるでしょう。

論理的である

洞察するとき、事実からどういうことがいえるか、の間には必ず理由があります。「なぜこうなのか?」を考え続けるため、論理的に考える癖がつくでしょう。

 

もちろん論理的に説明できない場合もあります。そんなときも論理的な思考があるからこそ、「こういうこともあるんだ」と楽しめるでしょう。

すぐにアウトプットができる

知識さえあれば簡単にできそうで、実は難しいアウトプット。なぜならアウトプットするには「知っている」だけでなく、状況に合わせて応用する必要があるからです。

 

インプットしただけで満足せず、自分の血肉となるように工夫しているからこそ、洞察するときにより良いアウトプットが出せるのでしょう。身近にそのような人がいたら、どうインプットしているのか聞いても良いかもしれません。

洞察力が仕事で活かされる場面

洞察力はいろんな場面で活かされますが、例えばこのようなとき。

PDCAをまわすとき
発言しなければならないとき
決断するとき
マネジメントをするとき
企画を立案・遂行するとき
報連相をするとき
相談に乗るとき

このようなときに、限られた情報から推測して仮設を立てて取り組んでいく必要があるのです。

 

仕事は限られた時間の中で成果を出す必要があります。これまでの経験・知識をすぐに引き出し、自分の頭で考えて洞察する力が問われるでしょう。

洞察力を鍛える上での注意点

洞察力を発揮し、目に見えない部分を見抜こうとしすぎて違う解釈をしてしまう場合もあります。

 

例えば、「今までの経験上、これはこういう理由があるから見逃しても良いトラブルだ」と思っていたら大きな問題になってしまった、など。「こうなるはずだ」と決めつけていたら、実際は違ったパターンです。

 

対象が人でもモノでも、どうなるか完全には予測できません。何度も失敗を繰り返し、「推測通りに進むことはない」「逐一確認が必要」と学んでいきましょう。

洞察力アップには行動が欠かせない!

自分の頭で考えることが求められる、洞察力。自分の頭で考えられるようになるには、経験をつけるための行動力が欠かせません。また、考えているだけではわからないこともあり、その意味でも行動力は必要です。

 

都合よく解釈しないため、行動によって偶然得られるものを大切にするため、行動範囲を広げましょう。

「そもそも行動するのが苦手…」という方は、こちらの殻を破る方法をチェックしておきましょう。

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