「仕事に理不尽なことがあるのは当たり前」「理不尽なことにも耐えないと認めてもらえない」と思い込み、仕事での理不尽に対するもやもやとしたストレスを溜め込んではいませんか?
もちろんさまざまな人がいる社会なので、理不尽なことが生じてしまうのは仕方がないこと。しかし、耐えきれなければ我慢しなくてもいいのです。
理不尽なことに悩む人に対処法を紹介します。
目次
仕事で理不尽を感じる時
会社ではどんな時に理不尽を感じるのでしょうか?まずは理不尽を感じる時を明確にしていきましょう。
上司・先輩の言動
「理不尽」と聞いて、最初に思いつくパターンがこれかもしれません。
言うことがコロコロと変わる
・分からないことを質問すると「自分で考えろ」、自分でやってみると「分からないことは質問してからやれ」と言われる
・その日の機嫌によって態度が違う
・人によって態度を変える
このように常に周りを振り回す上司・先輩がいるでしょう。業務の前にまず、機嫌取りをしなければいけないことにストレスを抱えている人も多いのではないでしょうか。
失敗は部下のせいに、手柄は自分のものに
部下の手柄を自分のものにして、失敗の責任は部下になすりつける。自分の都合のいいように物事を進める。たとえ上司であろうと、そんな理不尽な人にはついていきたくなくなってしまいますよね。
パワハラ・セクハラなどのハラスメント
上司・先輩という立場を利用したハラスメントは、「理不尽」の言葉で済まされることではありません。
明らかに無理のあるノルマを課してきたり、仕事には関係のないプライベートの問題で責められたり、容姿について言われたりする。目上の立場だから言い返せず、この「理不尽」には耐える必要はありません。
クライアントの無理な要望
仕事を依頼しているという立場をうまく利用して、都合よくあなたを使おうとするクライアント。会社としてのお付き合いになるため、どんなに理不尽なことを要求されても断ることができずに悩んでいる人が多いはずです。
こちら側の負担を考えずに、自分の都合で物理的に無理なスケジュールを要求してくるクライアントや、無茶な値引きを要求するクライアントなどに振り回されて業務もうまく進みません。
顧客からのクレーム
お客様があって会社が成り立つので、どんなに理不尽なことを言われても会社のミスとして無条件に謝らなくてはならない。ビジネスでのマナーとしても基本かもしれませんが、ストレスは溜まるものです。
会社の運営
制度や運営方針、評価制度などの中にも、「理不尽」はあります。例えば、給与に関すること。責任は増えているのに給与が変わらなかったり、同じ仕事をしているのにも関わらず正社員と契約社員での給料が大きく違ったりする理不尽。
さらに会社の方針による人員削減での社員の負担増加や、飲み会の参加強要などで悩んでいる人もいるでしょう。
仕事での理不尽への対処法
会社での理不尽は、相手が上司やクライアントが多いこともありどうやって対処したらいいか分からずに悩む人が多いはずです。しかし、うまく対処していかなければ自分が潰れてしまいます。
仕事での理不尽への対処法を紹介します。
上司に相談する
上司には職場環境を整える責任があります。相談すれば、少しでも環境を改善するために動いてくれるはずです。
また、あなたよりも長く社会人生活を過ごしているので、さまざまな理不尽を経験してきています。適切なアドバイスがもらえるかもしれません。
もし原因が直属の上司の場合、他の親しくしてもらっている上司や、その上の上司に相談しましょう。
同僚や友達に話す
理不尽なことはどの会社/部署にもつきものです。それを同僚や友達と共有すれば、「1人じゃない」と気持ちを強く持つことができます。話すことでストレス発散にもなりますし、そこで何か具体的な良い対処法が見つかるかもしれません。
文句や愚痴を言い合うだけでも良いですが、オススメは最後に「じゃあどうすればいいだろう」を付け足すことです。この一言で、もっと生産的な会話になります。
仕事の他の大切なものを意識する
あなたの人生には趣味や家族、友達など仕事以外にも大切なものがたくさんあります。そこに焦点を当てて、仕事は他の大切なもののために頑張ると意識してみてください。すると、「会社は理不尽なものだからしょうがない」と割り切って考えることができるようになります。
どんな理不尽なことがあっても「次の週末の〇〇のために頑張ろう」や「今こんなことを言われても自分には自分を認めてくれる△△がいあるから大丈夫」と思うことができるでしょう。
さらに詳しく説明を求める
1番難易度が高く勇気とスキルが必要ですが、最もスッキリできる方法です。
何か理不尽なことを言われたら、「それはなぜか?」を詳しく追求してみましょう。例えば、前の日に出された上司の指示に従って業務を進めていたのに、次の日になると異なる指示を出された時。
事前に前もってその指示をメモしておき、その指示の確認や今回の指示との整合性、なぜ指示が変わったのかを訪ねてみてください。筋が通っていないことが明らかになり、理不尽が解決するはずです。
この方法は相手を怒らせてしまうことがあるので、冷静さと巧みな話術が求められます。
耐えきれない時は逃げてもいい
会社に理不尽はつきもの。そう割り切ってしまうのが1番楽ですが、頭では理解していても心に負担はかかります。もちろん新入社員の時に与えられる雑用業務や、マナーやルールに関する指導での理不尽にはある程度耐えなきゃいけないこともあります。
しかし理不尽なことに対する負担をそのままにしておくと、心身ともに病んでしまうことも。大切なのは自分自身。耐えきれない時は逃げてもいいのです。
【具体的な例】
・公的機関へ相談する
・法的手段に訴える
・会社で設けている相談窓口に相談する
・転職する
自分1人で抱え込まず、他の人の力も借りましょう。
まとめ
理不尽なことには人生のさまざまな場面で直面します。自分なりの対処法を見つけてうまく付き合っていきましょう。
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