職場で話題のハラスメント、スメルハラスメントを知っていますか?臭いによって苦痛を与えることです。
スメルハラスメントは、ひどくなると業績・人間関係の悪化にも繋がります。日ごろの臭い予防、そして周りの指摘が重要です。
しかし臭いはデリケートな問題でもあり、指摘が難しいですよね。そんな人に向けて、スメルハラスメントの意味・具体例・注意点・対処法・対策を紹介していきます。
スメルハラスメントに対処して、快適な仕事環境を作っていきましょう。
目次
スメルハラスメントとは
スメルハラスメントとは、臭いによって苦痛を与えるハラスメント。長時間同じ部屋で一緒に過ごす職場だからこそ、臭いが気になる人が多いようです。
スメルハラスメントで話題にあがるのが、「どう注意するか」。臭いはデリケートな問題であり、言い方に気を付けないと深く心を傷つけてしまうこともあるでしょう。
また、上下関係など人間関係・職場の評価も関わり、ハッキリと言うのが難しいのです。臭いと対処方法、二重に苦しむハラスメントでもあります。
スメルハラスメントは会社の業績にも関わる!?
スメルハラスメントは、職場環境悪化のみにとどまりません。業績悪化にも繋がる可能性があるのです。
・自己管理ができない人、と思われてクライアントの評価が下がる
・「あのお店には臭い人がいる」という印象が広まる
このように、会社のイメージや売上にも繋がってしまいます。
臭いは生活習慣が出るもの。だからこそ「くさい」だけでは終わらず、その人の仕事に臨む姿勢や上司の管理責任まで問われる場合があるのでしょう。
このような最悪の事態に備えて、臭いが気になる人がいれば早急に対処する必要があります。
スメルハラスメントの具体例
スメルハラスメントの原因となる代表的な4つの臭いを紹介していきます。
口臭、加齢臭、汗などの体臭
自分の臭いは当たり前になってしまい、クサいかどうか気づかないもの。だからこそ恐ろしい臭いです。
もちろん体質の問題もありますが、気を付けていれば、臭わないまたは気を付ける姿勢が見えてきます。しかし気にしている素振りもみえないと、「迷惑な人」とスメルハラスメントに繋がるでしょう。
疲労による臭い
栄養の偏りや睡眠不足、適当なお風呂・シャワーなどが重なると悪臭に繋がります。疲れていて洗濯をする余裕がなく、生乾きで仕事に行ってしまうことがあれば、それも悪臭の原因です。
ストレスを抱えていて毎日生きるのに精いっぱいだと、自分では気づかないかもしれません。このまま働き続けると最悪の場合は退職や休職、なんてこともあり、周りの人が対処すべき問題でもあります。
香水・柔軟剤の強い臭い
良い香りだと思ってつけても、強すぎると迷惑になります。自分でつけると「全然香らない」と思う時もありますが、用法容量を守りましょう。
せっかくの身だしなみで迷惑をかけてしまいます。
タバコの臭い
「喫煙所から帰ってくるとクサい」など喫煙者が気を付けるべき臭いです。
タバコの臭いが苦手な人がいる、とは誰しもが耳にしたことがあるはず。それらを気にせずタバコの臭いを振りまいていると、「周りに配慮しない人だ」「自己中心的」と信用を失いかねません。
臭いでいじるのはやめよう!
スメルハラスメントの具体例を紹介しましたが、いくらクサいからといって「クサすぎ」と言ったり、臭いに関連するあだ名をつけたりなど、からかうことはやめましょう。
もしかして本人は悩んでいるかもしれませんし、深く傷ついてパーソナルハラスメントになってしまう可能性もあります。
パーソナルハラスメント:癖や性格など個人的な部分に対する嫌がらせのこと
デリケートな問題だからこそ、指摘する側も細心の注意をはらいましょう。
スメルハラスメントへの対処法
スメルハラスメントに遭ってしまった際の対処法を紹介します。
部署・チーム内で身だしなみ強化をする
「この人の臭いが気になるから」とは言わず、部内として臭い対策を行いましょう。
・顧客からの印象をより良くするため
・気持ちの良い職場にするため
・スメルハラスメントがニュースで話題になっているため
このように理由をつければ、「自分のせいかも」と思わずに本人に届くでしょう。
臭い予防グッズの設置、情報交換、生活習慣チェック表の作成、臭いの原因となるものの紹介などを行い、「全員で気をつけなきゃ」と思わせることがポイントです。
臭い予防に関する話をする
自分の話として「最近気を付けているんだよね」「家族から注意されちゃって」のように、臭いを気にしているアピールを行いましょう。
「自分もやった方が良いかも」「身だしなみとして大事だな」と思わせたらこっちのもの。自主的に臭い予防をしてくれるかもしれません。
スメルハラスメントへの対策
スメルハラスメントにならないようにするには、日ごろから気を付けることが大切です。対策を紹介していきます。
日ごろからコミュニケーションをよくとる
部署内で仲が良いと、指摘しても傷つかない場合があります。毎日の挨拶、雑談、感謝などを丁寧に行っていれば、臭いだけでなく仕事のFBもしやすくなるかもしれません。
しかし臭いはデリケートな問題でもあるので、仲良くなったからとはいえ言いづらい場合も。「コミュニケーションさえ取れていればok!」と思わず、1つの方法として参考にすることをおすすめします。
【コミュニケーションハラスメントとは】意味・事例・対処法・対策[反対意見も]
臭いチェックチェックリストを作る
自分が気づかぬ間にスメルハラスメントをしないように、チェックリストを作成し、定期的に確認しましょう。
✅辛い物が好き
✅水分をあまり摂らない
✅朝食を食べない
✅無意識に口が開いてしまう
✅コーヒーが好き
✅よく噛む癖がない
✅夜更かしが多い
✅しばらく運動していない
✅ストレスが溜まっている
これらのチェックリストに当てはまる数が増えたら要注意!臭い対策を強化する目安になります。
臭い予防に効果がある食品を食べる
臭いには「何を食べたか」も大きく関わってきます。以下の効果がある食品を参考にしましょう。
ヨーグルト
豆腐
レモン
リンゴ
梅干し
緑茶
わかめ
納豆
シジミ
トマト
玉ねぎ
人参
アボカド
ゴマ
ゆず
しょうが
大根おろし
こんにゃく
ごぼう
アスパラガス
自分で予防のために食べるのも良いですし、臭いが気になる人をランチに誘って何気なく食べてもらうのも良いですね。
ただ一度食べたらクサくなくなるわけではないので、継続が必要です。
スメハラ以外にも!あなたはいくつ知ってる?職場で起こり得るハラスメント
スメハラ以外にも、職場ではさまざまな種類のハラスメントが起こり得ます。例えば以下のハラスメントを知っていますか?
・パワーハラスメント(パワハラ)
・モラルハラスメント(モラハラ)
・ソジハラスメント(ソジハラ)
・ラブハラスメント(ラブハラ)
・マリッジハラスメント(マリハラ)
・ハラスメントハラスメント(ハラハラ)
「自分は大丈夫」と思っていても、知識不足だと被害者にも加害者にもなる可能性が高まります。被害者、そして加害者にならないように、以下の記事をぜひチェックしてみてください。
関連【ハラスメント大全2022】職場で起こる40種類のハラスメント一覧職場環境の悩みで辛いなら退職代行の利用も検討してみよう
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