職場にいる自分勝手な人。自己中な発言と行動に周りみんなが振り回されてしまって困ってしまいます。なぜそんな勝手なことができるのか、全く理解できないかもしれません。
できる限りお近づきにはなりたくない自分勝手な人ですが、仕事の都合で関わらざるを得ない時もありますよね。
自分勝手な人の思考回路を紐解いて、その人にあった対処法を試してみましょう。
目次
自分勝手な人の特徴
「迷惑!」と思うと遠ざけてしまいがち。しかし正しく対処するためにも、自分勝手な人の特徴を探りましょう。
あなたの身近な自分勝手な人にも、似た傾向があるかもしれません。
相手の立場を考えない
自分勝手な人は自分の都合第一。他人や周囲のことを一切気にしません。
例えば、自分の仕事が滞ってしまったとき。他の人の仕事の状態などお構いなしに強引に手伝ってくれるよう依頼してしまいます。
さらに、自分の大変さをアピールするばかりで相手に分かりやすく伝えられないので、上手に協力を募ることができません。
結果として、チーム内のコミュニケーションがギクシャクするなどチームワークを乱してしまうでしょう。
自己愛が強い
自分勝手な人は自分大好き人間、自己愛の強い人です。
大好きな自分が高く評価されることが何より大事。そのため、チームで仕事をしていても情報共有せず、自分だけが知り得た情報で抜け駆けしようとすることも。時には他人を攻撃、あるいはおとしめることで自分の株をあげようとすることもあるでしょう。
自分の情報はひたすら隠す一方で、人の情報はとても詮索したがり、自分が知らない情報を持っているのではないかと周りに常にアンテナを張り巡らしています。
コミュニケーションに関する想像力が欠如している
自分勝手な人は想像力が欠如しているので、時として相手を酷く傷つける発言を平気で口にしてしまうことがあります。
相手の置かれている状況、心情に対する想像力が働かないため、直球で思ったことをそのまま伝えてしまうのです。相手がどう思おうと自分はそう思うのだから言ったのだ、と考えています。
結果として職場の雰囲気は悪くなってしまいますが、その原因を自分にあるとは認めません。他人のせいにして非難や批判も臆せず口に出すため、さらに職場の空気が悪化してしまうでしょう。
自信がある
自分勝手な人は自信を持っています。「自分はどんな状況でも誰に対してもはっきり意見を述べることができる人だ」と誇りに感じているでしょう。
しかし、社会人としてはTPOに応じた発言が求められます。自分の意見を堂々と述べることは確かに長所と考えられるポイントかもしれませんが、相手や状況をあまりにも考慮しない発言は受け入れがたいものです。
「こんなことを言っては雰囲気が悪くなるかも」などという不安要素を思うことなく、自分勝手な人はどんな状況でも自分は大丈夫という強い自信があるのです。
他人の目を気にしない
自分勝手な人は自分を客観的に見ることは苦手なので、「こんな自分を人はどう思うだろうか」と考えることをしません。人の目に映る自分を想像できないので、他人の目を気にしないのです。
大事なことは「自分がどう見られているか」ではなく自分が「(自分を・他人を)どう見ているか」だけです。自分の発言で人が自分をどう評価するかを深く考えることはありません。
自分勝手な人への対処法
自分勝手な人の心理状態を深堀しましたが、自分勝手な性格は育ってきた環境で培ってきた性格です。
自分勝手な人の「幼い、自己中心的な性格」はなおる可能性は少ないという前提で、日々の生活の中で支障をきたさないような対処法を紹介します。
なるべく関わらない
自分勝手な人は「断らない人」を上手に探して頼ってきます。同じ業務に携わっていないのならば、「時間がない」「やり方がよくわからない」などを口実に関わらないようにしましょう。
少し手伝うつもりでも、いつの間にか自分勝手な人に振り回され、本来の自分の業務もうまく進められなくなることが考えられます。こちらの善意は全く理解されず、手伝うのが当たり前のような態度に大きなストレスを感じるでしょう。
仕事で関わりがないのであれば、なるべく距離を置くと振り回されてストレスを感じることはないでしょう。
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感情的にならない
自分勝手な人に対して、時にはカッとなることもあるかもしれません。そこで大声を出したり、感情的になったりするのは避けましょう。
それは大人が駄々をこねる子どもと一緒になって駄々をこねるようなもの。自分勝手な人に振り回されて感情的になることで、あなたの評価も下がってしまっては困りますよね。
あまりにも勝手な行動や発言でイライラした時には、まず深呼吸。鼻から大きく息をすって、口からイライラを息として吐くようにします。
何度も深呼吸をしながら「自分勝手な人と同じようになってはいけない」と心の中で呟き、落ち着きを取り戻しましょう。
自分の気持ちを伝える
自分勝手な人は自分を客観視できないので、自分勝手であることに気付いていない可能性もあります。
そこで、あまりにも周囲のことを考えずに振る舞っている時には「こういう状況なので、そう言われても困る」と自分の気持ちを素直に伝えてみましょう。オブラートに包むよりは、はっきり伝えた方が自分勝手な人は理解しやすいです。
ただ「少しはこっちのことも考えて!」という表現はNG。自分勝手な人に相手の状況を想像するよう求めるのは難しいことです。こちらの状況と相手の依頼には応えられない意思を冷静に伝えるのが効果的です。
無理な依頼は遠慮なく断る
無理な依頼は遠慮することなく、はっきりと断りましょう。自分勝手な人は自分の都合だけで人を頼ってきます。少しくらいなら手伝ってあげようか、と一度お願いを聞いてしまうと次から次へと頼られることに。
他人の状況を想像することが難しい自分勝手な人には、きちんと自分の状況と意向に沿えないことを伝えましょう。
「手伝ってあげたいけど」などの優しい言葉は必要ありません。淡々と事実を伝える方が自分勝手な人には分かりやすいものです。時には自分勝手な人を真似して自分も言いたいことを言ってみるのもアリです。
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話はきちんと聞いてあげる
自分勝手な人の話は時として耳を塞ぎたくなるほど腹立たしいことがあるかもしれません。それでも、きちんと話は聞いてあげましょう。自分勝手な人は、対処してもらうことよりも自分の話を聞いてもらえたと思って安心します。
話の最中で腹が立ったりショックを受けたりする時には、呼吸を整えながら「今日のお昼はどこでランチしようか」などとこっそり思考を異なるところに飛ばして、真正面から攻撃に向き合わないように工夫が必要です。
視線は話し手の口元に留めたままにしておくことできちんと聞いている印象を与えることができます。
まとめ
周囲がどんなに指摘しても、自分勝手な性格はなかなか変わっていかないでしょう。
しかし、中には自分勝手な振る舞いをしていることを知り、自分の行動を改善しようとする人もいるかもしれません。
上手に距離を置きながら、こちらは感情的にならないように気をつけて、自分勝手な人がいても円滑に仕事を進めるように心がけましょう。
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