“他人に興味がない”ままでも良い?興味ない理由と対処法

他人に興味ない

「他人に興味ないの?」という言葉に悩まされてきたあなた。

 

確かにSNSにも噂話にも興味はないかもしれませんが、それで「付き合いが悪い」「冷たい人だ」と言われてしまうとショックですね。

 

この記事では、他人に興味がない理由を深掘りしたうえで、他人に興味がない人でも円滑なコミュニケーションが取れるような対処法を紹介しています。

 

明日からのコミュニケーションに役立ててください。

目次

他人に興味がない理由

 

他人に興味がないのはなぜなのでしょうか。その奥にある心を深堀してみましょう。

他に集中したいものがあるから

他の人の言動よりももっと集中したいものがあれば、興味は他人に向きません。

 

例えばクライミングが趣味の人。仕事の合間も考えることは「次はどのスポットを挑戦しようか」ということでしょう。次のクライミングに備えてトレーニングに励む日々で、他人に構っている時間と心の余裕はありません。

 

世間話をしていても適当な相槌になってしまうのは、心が他の関心事でいっぱいになっているからです。

人と触れ合いたくないから

他人に興味を持ち、会話を弾ませると自然と自分のことも話す機会が増えるもの。他人に興味がない人は実は自分のことをあまり知られたくないと思っています。

 

自分に興味を持って欲しくないので、お互い深入りしないよう、他人に興味を持たないのです。

他人を受け入れすぎてしまうため

他人に興味がない人は他人をありのままに受け入れることができる人です。

 

例えば話の最中によく「なんで?」と質問する人は周囲にいませんか。自分と異なった価値観を知ると不思議に思い、その理由を探って自分の価値観と一体化させようと話をつなげてきます。

 

他人に関心がない人は自己受容ができている人。ありのままの自分を受け入れることができているために、他人もありのまま受け入れることができるのです。自分と異なる価値観であっても「そういう人もいる」と受け入れます。

 

何を言っても反論することなく「そういうこともあるよね」と認める返事ばかりされると、話をしている人は自分に興味ないのだと感じてしまうのです。

承認欲求が強すぎないから

他人に興味がない人は、他人からの承認欲求があまりありません。自分で自分を褒めてあげることが上手な人です。自分の存在意義を他人からの承認によって感じようとする人は、いつでも他人のことばかり気にしてしまいます。

 

「褒められたい」

「話の輪の中心にいたい」
「1つでも多く「いいね」が欲しい」

他人に興味がない人は、このような他人からの承認に対する欲求があまりないのです。他人からの承認がなくても、自分が自分のことを承認していれば十分と考えているからでしょう。

他人に興味がない人の特徴

 

他人に興味がないことはマイナスなことばかりではありません。他人に興味がない人の特徴を見ていきましょう。

マイペースで仕事をする

他人に興味がないと周囲に惑わされることなく、マイペースで仕事を進めることができます。自分でタスク管理を徹底し、集中して仕事をするので効率よく成果を上げることができるでしょう。

 

しかし、ひとりだけで完結する仕事は多くありません。ほとんどの仕事が複数の人とコミュニケーションをとりながら、それぞれの業務を遂行し完成へと進んでいきます。

 

他人の業務に無関心で自分だけマイペースという働き方はチームの雰囲気を乱しかねません

自分の意見をはっきり言う

他人に興味がない人は物怖じすることなく自分の意見をはっきり言うことができます。

 

「こんなことを言ったら周りの人はどう思うかな」と不安に思わないのです。自分が発言すべきと思うタイミングで発言するので、時には「空気が読めない」と思われることもあるでしょう。

 

しかしそう思われることも気にせず、自分が正しいと思うことを貫く、強い気持ちの持ち主です。

信頼されやすいこともある

他人に興味がない人は噂話に左右されない、自分の意見を持っています。悩みを相談した時には、冷静に客観的に悩みを分析して感想を言ってくれるでしょう。周囲の大多数の意見などに影響されていないので、時として、非常に本質を突く言葉になっていることがあります。

 

さらに、普段人と積極的に感情を表さない人だからこそ、悩みに対して話してくれると「本当に自分のことを思ってくれている」と伝わるでしょう。いざというときには頼りになる人と信頼されます。

SNSをあまりやっていない

他人に興味がない人はSNSを積極的に使っていない人が多いはず。

 

SNSの最大の特徴は、離れていても他人とつながっていると感じられること。他人に興味がないのですから、他人がどこで何をして感動しようと関係ないのです。

 

自分が楽しい思いをしても他人にそれを知ってもらおうという気はないのでSNSに投稿することもないでしょう。

イベントへの参加率が低い

他人に興味がない人のイベント参加率は低くなります。プロジェクト成功後の打ち上げでは、チーム全体でその努力を労い、成功の喜びを分かち合いますね。

 

他人に興味がない人は「お互いに喜びを分かち合う」ということが苦手です。自分が仕事を全うしたということが全て。イベント自体に興味があれば参加しますが、付き合いだけで参加することはありません。

 

一緒に盛り上がったと思ってもあっさり2次会は断るということもありがちな行動です。

会話することが苦手

他人に興味がないと他人の気持ちを想像しようとしないので、うっかり心ない発言をしてしまうことがあります。日頃から他人に興味を持っていれば、その日のその人の機嫌など感じて話題や話しかけるタイミングを図ることができるでしょう。

 

しかし他人に興味がないと、相手の様子はお構いなし。自分の都合で話しかけて、迷惑をかけてしまうかもしれません。逆に急に話しかけられた時には話の前後を想像することができず、的外れな返事をしてしまうなど、会話がギクシャクしてしまいます。

他人に興味を持つメリット

 

他人に興味がないと「冷たい人」と思われるなど損なこともありますね。では、他人に興味を持つとどんな良いことがあるのか、メリットをみていきましょう。

チャンスをつかみやすくなる

他人に興味を持つことの最大のメリットは、チャンスをつかみやすくなること。「相手に興味を持つこと」が、何かあった時にあなたに頼みたくなる信頼関係を築く大きなきっかけになるのです。

 

円滑なコミュニケーションの第一歩は相手に興味を持つこと。相手に興味を持って話しかけ、仕事の内容や趣味などの情報を得ることでその人のスキルや人柄がわかるようになります。きっと相手もあなたに興味を持ち、お互いを理解することでより深い信頼関係を築けるでしょう。

 

新しいプロジェクトの話が持ち上がった時、そのリーダーとして推薦してもらえるようなチャンスは、こうした信頼関係があってこそ生まれるものなのです。

視野が広がる

他人に興味を持つと視野が広がります。他人のことを知ることで、1つのことを多角的に見れるようになるからです。仕事では他の人が担当している業務を知り、仕事の全体像が見渡せるようになるでしょう。

 

客観的に自分の業務のポジションがわかり、より効率的なタスク管理に役立ちます。また仕事の合間に他人の趣味の話を聞くと、自分とは全く違う休日の過ごし方が魅力的に感じるかもしれません。

話が弾みやすくなる

他人に興味を持つようになると話が弾みます。その人の発言の背景などに興味を持って積極的に質問することによって、どんどん話は繋がっていくでしょう。

 

仕事をする上でもコミュニケーションは大切。ただの業務連絡で終わらせず、現在のやり方について質問し、さらに良い方法について話し合うことで今後の業務に役立てることができます。

 

興味を持って質問を投げかけることで、現状維持で満足しない、前向きな姿勢をアピールできるでしょう。

1人で抱えこまないようになる

他人に興味を持つと会話をするようになるので、悩んだ時にも変化が現れます。今まで1人で抱え込んでいた悩みを人に打ち明けようとするでしょう。

 

他人に興味がないと悩みを他人に相談することがありません。自分が他人の悩みに興味がないように、他人も自分の悩みには興味がないと思うため相談する気が起きないからです。そのため悩んでも誰にも相談することなくストレスを溜め込んでいるかもしれません。

 

他人に興味を持ち、他の人も少なからず悩みがあることを知ると、悩んでいるのは自分1人ではないことがわかります。自分の気持ちをわかってくれるのではないかと期待し、苦しい胸の内を外に出そうとするでしょう。

他人に興味がない時の対処法

 

他人に興味を持つメリットがわかったとしても、他人に目を向けることは簡単なことではないかもしれません。

 

他人に興味がないことは悪いことばかりではありませんので、全てを変えようとせず「少しやってみようかな」と軽い気持ちで対処法を試してみてはどうでしょう。

身近な人の仕事に興味を持つ

まずは自分のデスク付近の人の仕事の様子に興味を持ってみましょう。

 

「昨日より早い出勤だ」「今日の表情は生き生きとしている」など、さりげなく観察。仕事の様子なども興味を持っていると、自分と同じようなミスをしていることや工夫して効率を上げている様子などに気づくことがあるかもしれません。

 

不自然にジロジロと見ると相手の仕事にも支障をきたしてしまうかもしれないので、あくまでもさりげなく観察しましょう。

リアクションを大きくする

リアクションは相手に興味があることを伝える動作。話を聞く時にはリアクションをするようにしましょう。大袈裟なリアクションは必要ありません。

 

例えば、いつもなら表情も変えずにしている返事を、笑顔で「はい」と言ってみましょう。話を聞くときは話す人の顔を見ながら、うなづいたり表情に表したりとリアクションを加えるようにします。

 

そうすることで、相手は自分の話に興味を持って聞いてくれていると実感できるため、安心します。良好な人間関係を築くことができるでしょう。

ひとこと付け加える

ひとこと付け加えるのは会話を弾ませるコツです。

 

例えば「おはようございます。」の後に「今日も暑いですね。」とひとこと。仕事を頼まれた時も「はい」で終わらせずに「全力を尽くします、不明な点があった時にはご指導お願いします。」と付け加えます。

 

そうすることで自分の思いを伝えてきたと思われ、心の距離が近づいたように相手に思わせることができます。他人に興味がなく心を閉ざしているとは感じないので、その後のコミュニケーションもうまくいくでしょう。

 

どんな言葉を加えるかを考えるには、他人に興味を持つことが必要となるため、自然と周囲に目がいくようになります。

 

興味を広げる

他人だけではなく、さまざまなことに興味を広げるようにしましょう。

 

同僚が趣味だと言っていたヨガについて少し調べてみてはどうですか。自分の趣味にするかどうかは別として、人の趣味に興味を持つことで話が弾んで他人に興味を持ちやすくなります。

 

アウトドア派の人は雨の日に映画を見たり、本を読んだりして異次元の世界を感じるのも一つの方法。ネットニュースも自分の興味以外のトピックにも目を通すようにしましょう。

 

興味を多岐に広げることで、他人の話に興味が出てきて自然なリアクションができるようになります。

 

頼みごとをする

少し興味を持った人には何か頼みごとをしてみましょう。そうすることで、頼んだ際の相手のリアクションに新たな発見があるなど、世界が少し広がります

 

仕事で関わりがないと頼みごとも難しいかもしれませんが、コピーを頼んだり、読みにくい字を代わりに読んでもらったり、小さな頼みごとを探してみましょう。

 

何より一番刺激的なのは、そもそも他人に興味がない自分が人に頼みごとをしていることです。新しい自分を発見してワクワク。チャレンジ精神がくすぐられ、他のことにもチャレンジできるようになるでしょう。

無理に興味を持とうとしない

他人に興味を持とうと思っても、やはり興味がわかない。そう思う人は無理に興味を持とうとしなくて良いのではないでしょうか。

 

無理に興味を持とうとすると、ありのままの自分を否定してしまうこととなり、何より大きなストレスになってしまいます。

 

興味がないためにコミュニケーションが難しいこともありますが、人はやがて慣れるものです。自分に集中してスキルを上げて、多少のコミュニケーション不足は感じさせないようにすることもできるでしょう。

 

他人に興味がない自分をありのまま受け止めることが大切です。

 

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