“エアーハラスメント“とは、意図的に場の空気が悪くなるような発言・行動のこと。”空気読めない”という言葉がありますが、エアーハラスメントは空気を”読まない”といえるでしょう。
しかし「読めない」「読まない」は相手の判断によるため、知らず知らずのうちにエアーハラスメントをしていることも。
エアーハラスメントの意味、具体例、対策、対処法を理解して、被害者/加害者になることを防ぎましょう。
目次
エアーハラスメントとは
エアーハラスメント（略：エアハラ）とは、意図的に場の雰囲気が悪くなるような発言・行動をとること。
無意識にしてしまったことはハラスメントにはなりませんが、苦痛を感じるかは相手次第。判断が難しいでしょう。
普段自分は空気を壊している気はなくても、なんとなく気まずくなる経験があればもしかしてエアハラ予備軍かも。相手によっては「わざと？」と思われてしまうので、注意が必要です。
エアーハラスメントの具体例
ミスをした時に「あの人がこう言ったから…」
飲み会で「こんなお店嫌です」
雑談中に「私はそれ嫌いですね」
このような周りのことを気にしない自分勝手な発言は、「エアハラ」と思われやすいでしょう。
全て他人の目を意識するのもストレスですが、良い人間関係のためには、ある程度相手が不快にならないような配慮が基本です。しかしエアハラをする人は、わざと空気を壊す発言をして自分の非を認めなかったり、意見を主張したりするのです。
そのような発言が続くと、どう対処したら良いかもわからず精神的にダメージを感じるでしょう。
エアーハラスメントの対処法
エアーハラスメントを行う人には直接「やめて」と言いづらく、対処が難しい場合もあるでしょう。状況に合わせて選ぶことが大切です。
上司や同僚に相談する
同じ職場の上司や同僚も、エアハラをする人に同じく迷惑している場合もあります。
まずは相談してみて、相手の反応をうかがってみましょう。「考えすぎだった」と思うこともあれば、反対に解決策が見つかることもあります。
直接指摘する
・話したらわかってくれそう
・嫌味なく行っていそう
そんな人に対しては、直接話してみるのも1つの方法です。
その時は闇雲に「そういう発言よくないよ」ではなく、「こういう発言は、こういう印象を与えてしまうから控えた方が良いよ」のように改善点も含めて話しましょう。自分の発言・行動を振り返りやすくなります。
言い方によっては関係悪化してしまう場合もあるので、言う前に「どう話せばわかってくれるか」「そもそも直接言ってわかってくれるのか」考えましょう。
エアーハラスメントの対策
エアーハラスメントは、相手の受け取り方によって知らぬ間に加害者になっていることもありえます。特に配慮すべきことについて、理解しておきましょう。
“今言うべきか”考えてから発言する
過度に気にするとかえってストレスになりますが、何かを言う前に「今言うべきか」考えてから発言しましょう。特に職場のようなお互いの人間性を深く知らない中では、一言で印象が悪くなってしまう場合もあります。
特に「嫌い」「無理」など強い言葉を言いたくなった時に要注意。一言一句気を付けるのはストレスにもなるので、そのような要所要所で気を付けていきましょう。
普段からコミュニケーションをよくとる
普段からコミュニケーションをとることで、万が一空気を壊してしまっても「あの人はそんな意図で言ったわけではないだろう」と思ってもらえるでしょう。
毎朝・帰りの挨拶のみでもかまいません。忘れずに行うことで「挨拶をしっかりする人」という印象がつきます。挨拶は誰にされても嬉しいですよね。
そのようなコミュニケーションは、普段の信頼性も上がります。たかが挨拶、されど挨拶。明日から始めてみましょう。
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