「考えすぎて、なかなか仕事が進まない・・・・」
「考えすぎだよってよく友達から言われるけど、止められない」
深く物事を考えるのは悪いことではありませんが、考えすぎるのが癖になっていると常に気が休まらず辛いですよね。
今回は考え過ぎてしまう原因とその対処法を紹介します。
考えすぎは一朝一夕では改善できることではありません。
しかし、簡単にできる対処法を積み重ねれば次第に肩の力を抜いてもっと楽に毎日が送れるようになります。
目次
考えすぎてしまう原因
考えすぎてしまう原因を解説します。原因が分かれば、自分なりの対処法も見えてくるかもしれません。
想像力が豊か
考えすぎてしまう人は想像力が豊かな傾向にあります。
想像力は大切ですが、ありすぎると良い想像から悪い想像までどんどん広がって収拾がつかなくなりストレスとなるのです。
自分に自信がない
自分に自信がない人も考えすぎてしまう傾向にあります。
「あんなことして大丈夫だったかな」
「何か変なこと言ってないだろうか」
自分の言動に自信がないために、このように周りからどう思われているのかを常に気にしてしまうのです。
他人の気持ちや考えは、本人にしか分からず答えが分からないため考えすぎてしまいますよね。
心配性である
心配性であることも、考えすぎる原因となります。
「これでケガをしたらどうしよう」
「上手くいかなかったらどうしよう」
このようにまだ起こってもいないことを心配し、どうしようと考えすぎてしまうのです。
過去の大きな失敗のトラウマが原因の可能性で慎重になっている可能性が大きいでしょう。
完璧主義である
完璧主義も考えすぎの原因になります。
完璧主義だと、全て自分の頭で理解できないと不安になってしまうもの。答えのないものまで理解しようと考えすぎてしまうのです。
また何事も完璧に仕上げないと許せないため、必要以上に考え慎重に物事を進めます。
完璧主義な人は他人に仕事を任せられない事も多く、何でも1人で抱え込んでしまうため考えすぎによるストレスも大きいでしょう。
子どもの頃から言動を注意されることが多かった
子どものころの経験も原因に。
子どもの頃から「〇〇しなさい」「そんなことはやめなさい」と自分の言動について指示されたり、注意される機会が多いと、行動する前に考えるようになるのです。
その結果、「これをしても良いのだろうか?」「これをやったら相手から何か言われないだろうか?」と行動する前に考えすぎる癖がついてしまいます。
得る情報が多すぎる
近年、よくある「考えすぎ」の原因が情報過多。
スマホやPC、テレビなどから常にたくさんの情報が目に入ってくる現代社会。
目に入ってくるものについては興味がなくても考えてしまうため、自然と考えすぎて疲れてしまうのです。
「考えすぎ」のメリット・デメリット
考えすぎるのがストレスで悩んでいる人も多いかもしれませんが、考えすぎることは決して悪いことではありません。
「考えすぎ」は強みにもなり得るのです。
考えすぎてしまうことのメリット・デメリットを紹介します。
「考えすぎ」のメリット
・リスク管理が得意
考えすぎる人は想像力が豊かで、今後起こり得るさまざまな状況を想像し、それぞれの対処法を事前に考えられます。
そのため、もしトラブルが起きたとしてもほとんどのトラブルが想定内なので、落ち着いて対処することができるのです。
焦ってミスをすることが少ないので、被害も大きくならないでしょう。
・他人への気遣いができる
常に「相手はどう思うか」を考えているため、他人への気遣いが得意です。相手が不快に思う言動はしません。
また相手の気持ちを想像するのも得意なので、共感力があり、相談相手として頼られることも多いでしょう。
相手に安心感を与え、さまざまな視点からのアドバイスをするのも得意です。
・新たなアイデアが思いつく
考えすぎる癖がある人はあらゆることを深く考えるので、普通に考えただけでは思いつかないようなアイデアを思いつくことがあります。
「考えすぎ」のデメリット
・決断ができない
決断しようとしても「本当にこれが良いのかな」と考えすぎてしまうので、なかなか決断ができません。
それでチャンスを逃してしまう時も。考えすぎて時間を無駄にしてしまうことが多いでしょう。
・頭が固い人と思われる
何事も考えすぎてすぐに行動できないと、周りの人から頭が固いと少しマイナスなイメージを持たれてしまうことも。
「〇〇しよう」と友達に誘われても、「周りに迷惑をかけないか」などと考えすぎてすぐに返事ができないと「もういいよ」と言われてしまうかもしれないのです。
考えすぎて積極的に行動できないのは、人間関係を築く上では難点でしょう。
・自己肯定感が低くなる
考えすぎは自己肯定感の低下にも繋がります。
明るいことばかりなら問題はありませんが、どうしても考えすぎると難しくネガティブなことばかり考えてしまうもの。
気持ちが暗くなり、そんな自分が嫌になり、どうすればいいのだろうとまた考えすぎ・・と負のループに陥ってしまうのです。
また考えすぎて行動ができないと、それを後悔し「なんで自分は」と思ってしまうでしょう。
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「考えすぎ」の対処法
「考えすぎ」の対処法を紹介します。
考えてすぎてしまうのは、一朝一夕で改善するものではありません。
しかし簡単な対処法を積み重ねていけば、次第と考えすぎによるストレスから解放されるでしょう。
考えすぎる自分を受け入れる
まずは考えすぎてしまう自分を認めましょう。
何度も繰り返しますが、考えすぎは悪いことではありません。1つの個性だと受け入れることが大切です。
考えすぎの癖が出ても、「また考えすぎタイムが始まったな」と自分を客観的に見守るような気持ちでいましょう。
考えすぎる自分を認めれば、考えすぎてしまったときも「しょうがないな」と自分を責めすぎずに済むのでストレスが減るはずです。
また認めることで「改善しよう」と行動できるようになります。
時間がかかってもいいので「考えすぎは悪くない」と思い込み、自分を認めましょう。
周りの人に「私、考えすぎちゃうんだよね」と打ち明けると、周りの人も理解してくれて自分も楽になるかもしれません。
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紙に書き出す
考えすぎているなと思ったら、頭に思い浮かんでいることをばーっと紙に書き出してみましょう。
紙に書き出すことには、こんなにたくさんのメリットがあります。
・問題の整理ができる
・物事がハッキリ見えるようになる
・自分の反応や考えと向き合える
・解決策が見つかる
・他人の視点になれる
・異なる価値観を受け入れる余裕が生まれる
・ストレス対処法が身につく
紙に書き出すことで自分の考えを客観的に捉えて「考えすぎだな」と考えすぎを止められるようになるのです。
また論理的に考えを整理できるようになり、ぐるぐる考えてしまうのも防げるでしょう。
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身体を動かす
運動するのもおすすめです。良い気分転換になります。
また身体を動かすことで凝り固まった筋肉がほぐれ血流が良くなり、酸素が全身にいきわたり頭も柔らかくなるのです。
外に出て、自然に囲まれながら身体を動かすのも良いでしょう。
自然に囲まれることでリラックスでき「自分の考えていることなんてちっぽけなことだ」と大きな気持ちになれるのです。
瞑想をする
瞑想をすると今この瞬間に目を向けられるようになるので、余計なことを考えすぎず済みます。
日々の生活に瞑想を取り入れ、考えすぎないようになる練習をしましょう。
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相談する
1人でひたすら考えても、埒が明かないことがほとんど。
家族や友人など信頼できる人に相談してみましょう。きっと良いアドバイスがもらえたり、答えが見つかったりするはずです。
また、口に出すことで「なんでこんなことを自分は考えすぎていたんだろう」と思えるかもしれません。
ただたくさん他人の意見を貰ってしまうと、考えすぎる種になってしまうのでほどほどにしましょう。
デジタルデトックスをする
情報過多になるのも考えすぎの原因になるので、情報源となるスマホやPCから離れる時間を作りましょう。
特に生活するうえで欠かせなくなっているスマホから離れるには、スクリーンタイムやアプリの使用制限などスマホの搭載機能を利用したり、アプリやスマホを閉じ込める箱を使ったりするのがおすすめです。
【スマホと距離をとる方法】
・スクリーンタイムでスマホ使用時間を可視化する
・App使用時間の制限
・おやすみモードを設定する
・スマホをしまう箱を用意する
・ホーム画面にSNSを置かない
・平日はSNSアプリをアンインストールする
・Twitterのリストを活用する
・アプリ「自分ルール」を活用する
デジタルウェルビーイングとは|スマホとの心地よい距離を知ろう【実践方法】
没頭できることを見つける
「考えすぎて疲れる!」という人は、なにか1つ没頭できることを見つけましょう。
没頭できることがあると、その時間だけは考えすぎてしまうストレスから解放されるので、良い気分転換になります。
いろいろ試してみて、没頭できることを見つけましょう。
夢中度MAX!全身全霊で楽しめる趣味10選【スパーリフレッシュ】
考えすぎる自分とゆっくり向き合おう!!
考えないようにしようとすると、さらに考えてしまって逆効果。
まずは考えすぎてしまう自分を受け入れて、様々な対処法を試して自分に合ったものを探していきましょう。