仕事が思い通りにならないとイライラしてしまいますね。いろいろなことを想定して計画を立てたはずなのに、なぜ思い通りにならないのでしょう。
実は、思い通りにならないのは「普通」。この記事を読めば思い通りにならない理由がわかり、「今できることをしよう」と一歩踏み出せるでしょう。
目次
「思い通りにならない」のが普通!
「思い通りにならない」と悩むのはあなただけではありません
思いどおりにならなくてイライラする時は、深呼吸しながら次の2点を思い出しましょう。
全てが想定内はありえない
先のことは誰にも分かりません。「全て想定内」なんてありえないと思いましょう。つまり、思い通りにならないのが普通なのです。
もちろんこの先起こる可能性が大きいものから小さいものまで、考え出すことはできます。しかし100%想定することは不可能でしょう。
例えば「学校を卒業したら働くだろう」とは考えていたとしても、どんな会社に就職してどんな上司や同僚と関わるかは、想像できなかったですよね。
思い通りはありえないと考え、不測の事態が起こっても対処できる心の余裕を持つことでストレスが軽減できます。
思いどおりになると飽きてしまう
思いどおりになり、全てが分かりきっている状態というのは飽きるものです。それはストーリーが全て分かっている映画を何回も観るようなもの。
自分の思いどおりに登場人物が行動する面白さもありますが、それは長続きしません。何度見ても飽きないのは、その度に新しい発見をしているから。人は自然と新しい刺激を求めているのです。
思い通りにならない時
視野が狭いと思い通りにいきづらいでしょう
思い通りにならないことを他人のせいにしていませんか。原因は必ずしも他人とは言えないのです。
自分の常識のみで考えている
自分は常識的だと自信を持っていますか?そう考えているなら、思い通りにならないことだらけになっているでしょう。
例えばプライベートを優先させる部下にイライラする時。思い通りにならない理由は「部下は上司の誘いを断らない事は常識」と信じ込んでいることです。
常識と思うことは人それぞれ。ものの見方、考え方は十人十色。どれが正解ということもありません。異なった常識で仕事しているのですから、自分の思いどおりにならない事態が普通なのです。
全体像が想像できていない
全体像まで想像できていないと、思い通りにならないこと多くなります。例えば、自分の仕事が思いどおりに評価されないのは、仕上がりや段取りが的外れなものになっているからではありませんか?
仕事の全体を見通した上で自分の仕事の位置づけを正しく認識していれば、比較的思いどおりに進むでしょう。
思い通りにならない時の対処法
キーワードは「柔軟性」
「思い通りにならない」からといってイライラしても良いことはありません。思い通りにならない時でもベストパフォーマンスに近づける対処法を紹介します。
流れに身を任せる
計画を大幅に変更せざるを得ないような、予想もしなかったハプニングが起きてしまうこともあるでしょう。そういう時には、思い切って発想を転換。『そもそもそういう計画だった』と考え、流れに身を任せてしまいましょう。
「こんなはずではなかった。」といつまでも思い通りにならなかった事実に固執していては先に進めません。思い通りにならなかったことを人のせいにしたり、完璧な計画にできなかった自分を責めたりすることで余計なストレスが発生するでしょう。ストレスが大きくなると冷静な対応が難しくなってしまいます。
「So be it!」(そんなもんだ!)と自分に言い聞かせながら、予想外の出来事を楽しむくらいの姿勢で対処すると良い方向に進むかもしれませんよ。
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いろんなパターンがあると認識する
思い通りにならないことが起きると思わず「最悪!」と言ってしまうかもしれません。思い通りになるかならないかを「良し悪し」で捉えるとネガティブな思考回路になってしまい、仕事の効率は下がってしまいます。思い通りに進むパターンとは異なるパターンが存在すると認識しましょう。
当初の計画は「パターンA」。思い通りにならない事態が起こったら「パターンBになった」と考えることで、冷静に計画の変更に対処できます。
「良い状態が悪化した」と捉えると、マイナスを挽回しようと焦ってミスに繋がることも。違うパターンになったことで当初の計画の抜けに気付けることもあるかもしれません。
思い通りにならなくても感情的にならず事実を客観的に受け止めることが大切です。
相談する
思い通りにならないときは、上司や同僚など周囲の人に相談に乗ってもらいましょう。
「怒られるのではないか」など不安を感じると相談する勇気が出てこないかもしれません。特に「自分の計画が悪かったかも」と自分を責めているときはなかなか人に相談できないものです。
しかしひとりで抱え込むよりも相談する方が効率良く先に進めるので、勇気を出して相談しましょう。
自分ひとりで抱え込むと、どうしてもネガティブな思考回路になります。これは無意識に自分の心を守ろうとするためなので仕方がありません。ネガティブな思考では心に余裕がなくなり、ますます冷静に対処できなくなるでしょう。
他人の言葉を聞くことで、事態を客観視できるようになり心に余裕が生まれます。例えあなたのミスだと指摘されても相談時に一緒に対処を考えてもらえば、多様な方法を選択肢として考えられ、善処できるでしょう。
身近な人に相談しづらい場合は、プロのカウンセラーに相談してみましょう。エキサイトお悩み相談室なら、経験豊富なカウンセラーがあなたの話をじっくり聴いてくれます。
完璧を求めない
そもそも計画をたてる段階で完璧を求め過ぎないようにすることで、思い通りにならない事態を回避しやすくなります。特に完璧主義者の人は、自分の考えで事細かな計画を立てがち。1ミリの隙もないような計画では、思い通りにならないことは多々発生してしまうでしょう。
仕事には必ず複数の人間が携わります。仕事に対する考え方、仕事のスピードなど千差万別ですね。誰に対しても自分と同じような思考や成果を求めても無理というものです。
自分が仕事をする時も、人に仕事をお願いする時も、内容やスケジュールに関して完璧を求め過ぎず、余裕を持つことが大切です。
想像力を働かせる
自己中心的な考え方をしていると思い通りにならないことが増えていきます。想像力を働かせて、他人の意見や仕事の背景を良く考えるようにしましょう。
例えば上司に承認印をもらいに行ったら「今はそんなのは後回しだ!」と叱責され、その先の自分の業務が思い通りにならないことがあるかもしれません。
眉間にシワの寄っている上司の表情から「時間に余裕がないかもしれない」「今は他の業務のことで大変なのかも」などと想像し、タイミングを図ることができれば思い通りにならない事態は避けることができるでしょう。
人の表情を良く観察したり、仕事について情報収集したりすることで、他人の状況や仕事の背景は想像できるようになります。
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情報を共有する
チームで情報を共有し、同じ方針で動いていると思い通りになりやすくなります。仕事の内容や取引先などの情報を十分に共有していれば、判断材料が共通のものになるので意見も納得してもらいでしょう。
また共有するために何度も話し合いを重ねることで、考え方や求めているものなども感じることができるので、それを踏まえた計画を考えることができます。
その仕事に関わる人と積極的にコミュニケーションを取ることで、思い通りに仕事を進めやすくなるでしょう。
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