「仕事に飽きた!」と感じてモチベーションが上がらないと、毎日辛いですね。「なんで貴重な時間をこんなことに費やしているんだろう」と感じるでしょう。
毎日毎日同じことの繰り返し。退屈な仕事に飽きたと感じる時は転職すべきなのでしょうか。それともまだできることはあるのでしょうか。
この記事では仕事に飽きた状態を細かく分析することで、転職しなくても改善できる方法を紹介しています。仕事に飽きたから転職!と決心する前に読んで参考にしてください。
目次
仕事が飽きたと感じる原因
ネガティブな理由だけじゃない!
仕事が飽きたと感じる原因には次のようなものが考えられます。
成長した
社会人として成長すると、刺激が少なくなり仕事に飽きたと感じます。成長したことで心にも時間的にも余裕ができる一方で刺激を求めるのです。
会社に入りたての新入社員の頃は、覚えなければならないことばかり。仕事の仕方、事務用品の置き場、取引先の人の顔など毎日新しいことの連続ですよね。無我夢中のうちに1日が過ぎていく日々です。
しかし3年目くらいになると、仕事のやり方もひと通り覚え容量よくこなせるようになってきます。新しいことも起きますが、新人の頃に比べればそれに動揺することもなく対処できるので、強い刺激は感じません。
仕事に面白さを見いだせていない
ただ指示されたから、と「やらされ仕事」をしていると仕事が飽きたと感じるようになります。その仕事に意義を見いだせず、なぜこれをやるのだろうかと思いながら、ただその仕事を終わらせる。これでは面白くないので毎日その仕事が続くと飽きてしまうのです。
仕事に対する不満が解消されない
仕事に飽きたと感じている時、仕事に対する不満が溜まっていませんか。仕事量が多すぎる、仕事を押し付けてくる人がいる、などの悩みがあるのに、それを相談できずに1人で抱え込んでいるとストレスがたまります。
ストレスが溜まっている状態で仕事をしていても全く楽しくなく、退勤時間をひたすら待っているようになり、仕事に飽きたと感じるのです。
一生このままだと感じてしまう
自分の将来像を想像した結果、モチベーションが下がってしまうと仕事に飽きてしまうことがあります。
例えば先輩の姿を見て「自分もあんな風になるのかな」と数年後の自分と重ねて考えることがあるでしょう。憧れるような待遇をされていれば自分も頑張ろうという前向きな気分になりますが、そうではなかったらどうでしょうか。
「どうせ数年がんばったところで…」とモチベーションは低下してしまいますね。今の仕事も張り切る気持ちも失せて「飽きた」と感じるでしょう。
評価されていないと感じる
自分の業績が正当に評価されていないと感じる時も、モチベーションが下がり仕事に飽きたと感じます。
自分では成果に自信があっても上司から認められないとがっかりしますよね。自分の頑張りを正当に認めてもらえないなら頑張る必要もないと思ってしまうかもしれません。
仕事に前向きに取り組まなくなり、ただ指示された業務をこなすだけの日々になると仕事に飽きたと感じるのです。
他の仕事が魅力的に感じる
他の業種や他の会社に勤めている人の話が魅力的に感じる時、自分の仕事を省みて「なんかこの仕事、飽きたな」と思うことがあるでしょう。
自分とは違うことをしている他人の話は、刺激的なものに聞こえるものです。その話と比べると自分の今の仕事にはあまり刺激がないと思い、さらに他の仕事を魅力的に感じるでしょう。
こんな刺激のない仕事は飽きたと思うのです。
仕事に飽きたら転職すべき?
「選択した責任」を持たないと、同じことの繰り返し
今の仕事に飽きたときは転職を決断する時なのでしょうか。
新しい職場、新しい人間関係の中で仕事を始めれば、新入社員の時のような刺激的な日々になるでしょう。
しかしすでにスキルが身についている転職の場合は、仕事に飽きるまでの時間は新入社員より短くなります。飽きたらまた次の会社に転職。それが続くと継続的な満足感を得られることができないなど、根本的な解決にならない可能性もあります。
もちろん中には転職を繰り返すことが性分に合っているという人もいるでしょう。転職するにしても転職せずに今の仕事のやり方を工夫するにしても、自分の選択に責任を持つことが大切です。
その選択が正しいものになるかどうかはその後の姿勢次第。転職したことをいつまでも悔やんでいては、成功などするはずがありません。
また飽きるたびに転職を検討してしまうことも、1つの業務に集中できず非効率になります。自分が下した判断を正解として誠実に仕事をすることが何より大事です。
仕事に飽きた時、辞めずにできる対処法
できることは、まだたくさん!
仕事に飽きたという気持ちをどうにかしたい!と前向きな人におすすめの対処法を紹介します。できそうなものを試してみてください。一つのやり方では飽きてしまうかもしれませんので、いろんなものをやってみると良いですよ。
働く意味を考える
自分は何のために働くのか、考えてみましょう。
「スキルを身に付けたい」
「人との出会いを求めたい」
「稼ぎたい」
働く理由は人それぞれ。自分の働く理由がはっきりしたら、飽きたと感じた時に思い出しましょう。
机の上に小さなマスコットを置いて、それを見たら働く理由を思い出すように決めるのもおすすめです。自分の働く理由と合っていない仕事をしている時は、視野を広げて人生全体で考えてみましょう。
今を将来希望する仕事をする準備段階と捉えることで飽きることなく働くことができます。
「働く意味」を考えるコツは、以下の記事を参考にしてみましょう。
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“働く意味”って何?自分流の”なぜ働くのか”を探す方法【書籍・名言】
・14個の働く意味
・働く意味を見つけるコツ
・働く意味を見つめ直せる名言
期間を設けてがむしゃらに働いてみる
仕事に飽きたのでもう辞める、と決断する前に、一定期間がむしゃらに働いてみましょう。
「面白味を感じず飽きたな」と思っていると業務に集中できず、効率も上がりません。成果が上がりづらくなり、「評価されない」「つまらない」と感じる悪循環が生まれます。
そこで期間を区切って集中してみるのです。3週間、1ヶ月、あるいは3日でも構いません。「とりあえず〇日まで」とゴールが見えることで、集中しやすくなります。
・新たな発見がある
・集中してミスが減り、評価が上がる
他にもこのようなメリットがあるでしょう。
決めた期間が経過したらこれからについてもう一度考えます。何度でも期間を設けてがむしゃらに働くことで、モチベーションを維持できるでしょう。
おすすめ記事
【仕事が嫌い】すぐ転職は危険!まず最初にやるべきこと
・目の前の仕事に全力で向き合う
・今の仕事は何が嫌いなのか分析
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・やりたくないことリストを作る
繰り返しになっている習慣に変化をつける
同じ生活リズムは悪いことではありませんが、飽きてきたと感じたら繰り返しになっている習慣に変化をつけましょう。仕事ではなく、生活全体の中で同じことの繰り返しになっているものはありませんか。
例えば、起床時間、通勤ルート、髪型、ネイル、毎日同じになってしまっているものに少し変化をつけることで、刺激が生まれ仕事に対しても飽きることが少なくなります。
いつもより早く起きて、散歩がてら駅まで遠回りして歩きましょう。メイクやネイルで毎日少しずつ変化をつけることもできます。
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・あえて遠回りをして帰る
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新しいことにチャレンジする
飽きた気分を一新するために新しいことにチャレンジしましょう。仕事上のチャレンジでも趣味のチャレンジでも構いません。
今までやっていないことにチャレンジすると、飽きた気分を変えることができます。普段なら断ってしまいそうな難しい業務にチャレンジしてみることで、退屈だった日々が一転刺激的な生活になるでしょう。
週末にはランニングにチャレンジ。月曜には筋肉痛かもしれませんが、いつもと違った月曜日に飽きた気持ちはゼロになっているでしょう。
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・メリットとデメリットを具体的に考える
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楽しみをつくる→1時間仕事をしたら「美味しい紅茶を飲む」
仕事に面白みを見出せず、時間が長く感じられるときは楽しみを作ると飽きずに業務を続けることができます。
例えば「1時間仕事をしたら、お気に入りフレーバーの紅茶を飲む」。「もうこの仕事、飽きた」と思ってもフレーバーの香りを想像すればエンジン再開、時間まで業務に集中できるでしょう。
定期的に休憩を挟むことは集中力を持続させるコツです。その休憩時間に楽しみをプラスして飽きないようにしましょう。
ルーティンを楽しむ
毎日同じ業務、例えばお茶の準備、郵便物の仕分け、伝票整理など、これらのルーティンを楽しむ方法を考えましょう。
ゲームが好きな人は「この伝票の山を30分以内に済ませることができれば第1ステージクリア」としてみるのはどうでしょうか。ポイントを貯めるのが楽しい人は、業務ごとにポイントを決めるのも良いですね。
成果を褒められたらボーナスポイント。ターゲットとなるポイント数に到達したら自分へのご褒美、美味しいケーキを食べましょう。
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