断る勇気で仕事がしやすい環境に【良い断り方・断るメリット/デメリット】

断る勇気

自分の仕事で手一杯なのに、仕事を頼まれた経験は誰でもあるはず。断る勇気が出ず全部引き受けてしまうと、全てが中途半端になってしまうことがあります。

 

全ての頼みを断る必要はありません。断るメリット/デメリットを正しく理解しながら良い断り方を知って、自分も周りも仕事がしやすい環境を作っていきましょう。きっと断る勇気が出てくるはずです。

目次

断れるようになると、こんな良いことがある

断るってハードルが高いですよね。仕事だと後でどんな影響があるのか不安になります。そんな時は、断った時のメリットをイメージしておきましょう。

時間を自由に使えるようになる

断れるようになると、自分で時間をコントロールすることができます。定時で帰れたり、余裕を持ってタイムスケジュールを組めたり。持っている仕事を責任もって引き受けながらも、仕事とプライベートのメリハリをつけられるようになるでしょう。

 

「断れる」というのは、「任された仕事を全て断る」わけではありません。自分の状況に合わせて、引き受けるか受けないか選べる状態

急に仕事が降ってきても「無理です」も言えるし、「今はできるので引き受けます」と言えるので、全ての進め方は自分次第なのです。

「すべてがやらされ仕事に思える」

そんな気持ちを払拭できるでしょう。

周りのことを気にしなくなる

断れるということは、自分軸で物事が判断できるということ。周りの視線や考えが気にならなくなります。

 

断る前は「断っていいのかな」と不安に思っている方も多いでしょう。しかし、意外と周りはあなたのことを気にしていません。断られたら、また別の人にお願いするだけです。

それを経験すると、「断っていいかな」と気にしなくなるでしょう。

 

やってみるまでは怖いと思うので、勇気を出すことが大切です。

仕事に集中できるようになる

自分で処理できる仕事だけになりますし、振られても断れば良いので、目の前の仕事に集中できます。「まだこんなにある」というこの先の仕事への不安がなくなるでしょう。

 

また、やるべき仕事は嫌々引き受けたものではありません。自分の判断の下引き受けたものなので、最後まで責任を持ってやり遂げられるでしょう。意欲も上がるはずです。

 

集中できればアウトプットの質も上がり、成果に繋がるでしょう。

断れないことによるデメリット

では反対に、断れないとどんなことが起こるのでしょうか。仕事にどんな支障が出るだけでなく、ストレスにもなる可能性があります。探っていきましょう。

やりたいことをやる時間が減る

やろうと思っていた仕事に手をつける暇がなくなったり、残業までして終わらせたり、やりたいことをする時間が減ってしまいます。

 

仕事を十分に仕上げる時間がない。プライベートの時間も少ない。気づいたらどちらも時間に追われていると感じるでしょう。

 

やりたくて引き受けた仕事なら良いですが、振られた仕事だと「あの上司のせい」とネガティブな気持ちが溜まっていってしまいます。

どちらの仕事もやりきれない

時間が減るとどちらの仕事もやりきれなくなってしまいます。満足してないのに、期限だから中途半端なまま提出…なんてこともあるでしょう。ある程度は管理次第で改善できるかもしれませんが、量が多すぎると難しいですよね。

 

せっかく引き受けたのに「どっちも中途半端なら引き受けるな」と怒られてしまうかもしれません。

利用されてしまう

断れないことを周りが良いように使って、利用されてしまうでしょう。

 

頼まれた仕事を引き受け続けると、「あの人に頼めば忙しくてもやってくれる」という印象を与えます。あなたが忙しそうにしても「引き受けたのはあの人だし」と見て見ぬふりをしてくるかもしれません。

 

ひどい場合は、あなたに仕事を任せた人は定時で颯爽と帰る、なんてことも。「大丈夫です」と言ったら相手は都合よくそのまま受け取るので、ハッキリとあなたの意思を伝える必要があります。

仕事が嫌いになる

時間が無くて、全部中途半端。でも断れなくてそんな自分が嫌になる。

そんな生活を続けていると、仕事も自分も嫌いになってしまいます。もともとは好きな仕事でも、自信を失っていくでしょう。

 

特に任された仕事はあなたが得意ではない仕事かもしれません。そんな時はストレスを感じてしまいますよね。

良い断り方をする方法

メリット・デメリットを知って、「私も断れるようになりたいな」と思っているかもしれません。断り方には注意が必要。断ったことで迷惑をかけたり、悪い印象を与えたりしないように、良い断り方を学んでおきましょう。

常に自分の仕事の状況を把握しておく

「なんでもかんでも断る人」と思われないために、現状を把握しておく必要があります。「しょうがない」と思ってもらえるでしょう。

・週ごとにTo do listを作成
・それぞれの仕事にどれくらい時間がかかるか把握

タスク管理を徹底しておけば、客観的に「今どのくらい仕事を抱えていて、どのくらい余裕があるのか」把握できあす。

それらを明確にしておけば、断る時も申し訳なさを感じなくなるでしょう。

 

また、全てを断る必要はありません。余裕がある時には嫌々引き受けていた時よりも、意欲を持って助けられるようになるでしょう。

ハッキリと答える

断る時は、言いづらくてもハッキリと「すみません」と伝えるのが大切。相手は他に引き受けてくれる人をすぐに探しに行けます。困っていると、相手もどうしていいかわからず戸惑ってしまうでしょう。

 

その時は紹介したように現状を把握していると、その理由と一緒にハッキリと伝えやすくなります。あなたの意思をはっきりと伝えて、相手を困らせないようにしましょう。

感謝を伝える

断る時は「ありがとうございます」と伝えるのを忘れずに。どんな理由であろうと、相手はあなたに助けを求めてくれたということ。頼ってくれるのは単純に嬉しいですよね。

 

もちろん「すみません」と謝るのも必須。しかし相手も言いづらい中あなたに頼んでいます。「こちらこそすみません」と困らせすぎないように、「ありがとうございます」も添えてポジティブに終わりましょう。

「やりたくないこと」を考えてみる

どんな仕事を断れば良いのかわからない時、「やりたくないこと」を考えてみましょう。嫌な仕事を防げます。

 

時にはやりたくないことをするのも大事。しかしそれは普段の業務でも経験できます。わざわざキャパオーバーになってまで、嫌な仕事を付け足す必要はありません。

 

仕事を嫌いにならないように、避けられるものは避けましょう。

どっちにしても嫌う人は嫌う

どんなにメリット・デメリットがわかっていても、やはり嫌われるのは怖いですよね。職場で嫌われたら仕事にも支障をきたします。

 

極論ですが、全員に好かれることは不可能です。どんなことをしても、嫌う人は嫌いますし、好きになってくれる人もいます。

 

仕事を断れる人も、「はっきりしていてかっこいい」と思われるときもあれば、「やる気がないのでは」「付き合いが悪い」と思われてしまうこともあります。

 

断れない人は「頼れる」と思ってくれる人もいますし、「八方美人」と悪い印象を持つ人もいるでしょう。

 

どんなことも良い/悪いように取る人がいるのなら、他人の評価だけ気にして生きているのはもったいない!「自分はどうありたいか」「どっちの印象を持たれたいか」で考えていきましょう。

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