仕事や転職活動での悩みの1つ、「私にできることってなんだ?」
「やりたいこと」はなかなか見つからないから「できること」で考えてみても、上手くいかない。「他の人も当たり前にできているはず」「私は何も強みがないんじゃないか」と自信をなくしてしまう人もいるでしょう。
そんな時は少し立ち止まって、あらゆる角度から自分を見つめ直してみるのがおすすめ。「私ってこんなことが得意」「意外とできることが多い」と気づけるきっかけになるかもしれません。
今回はそんな自分を見つめ直す「角度」を3つ紹介します。
目次
どんな人でありたいかを考えてみる
就職活動をしようとすると「やりたいことはなんだろう」という問いが付きまとってきますよね。
しかし世の中のほとんどの人は、「やりたいこと」よりも「どんな状態でいたいか」を重要視した方が良いのです。
世の中には”to do”を重要とする人間と、”being”を重要とする人間がいるそう。
to do 何をするか
例:「会社を大きくしたい」
being どんな状態でありたいか
例:「多くの尊敬できる人に囲まれていたい」
北野氏によると、世の中の99%がbeing型であるのだとか。しかし1%のto do型の人の話を聞く機会が多く、「やりたいことがないのは悪いこと」と思ってしまっているのかもしれません。
自分がどちらかわかるだけでも、考えるのが楽になります。「なにをやりたいか」と考える前に、「どんな人でありたいか」を思い描いてみましょう。
「いつも笑顔でいたい」
「会社の中心人物でいたい」
「今の仕事を維持していたい」
「なにをしたいか」より「どんな人になりたいか」の方が考えやすかったら、あなたはbeing型の人かも。「どんな人になりたいか」から「そうなるために自分はなにができるんだろう」と自然とアイデアが出てくるでしょう。
「自分はbeing型だ」と思えたら、「~をしたい」と言う人の前で自信をなくす必要はありません。「私はこんな人になりたい」と胸を張れば良いのです。
長時間できることは何か考えてみる
人生の大半を占める仕事は、長時間できることでないと辛いでしょう。
仕事は1日約8時間も行います。寝ている時間を除けばほとんど仕事をしている状態。せっかく貴重な時間を費やすなら、長時間やっても苦ではない仕事をしたいですよね。誰でもストレスを感じるもので人生を終わらせたくはないはず。
「長時間できること」は人によって案外違います。
簡単な仕事でも長時間できないことや、難しくても長時間できることがあるでしょう。
・単純作業はいくらでもできるけど、同僚はすぐに飽きている
・人と話すのは1分も持たないけど、一人で黙々とする仕事はずっとできる
・デスクワークなんて無理!ずっと動いていたい
このように、人によって「長時間できること」には個性があります。
これまでの人生や仕事で、「気づいたら時間が経っていた」と思いつくものがあるはず。「なんでそんなにずっと熱中できるの?」と言われたこともあるのでは。振り返ってみましょう。
人より簡単にできることを考えてみる
簡単にできることから、強みがわかることがあります。
何気なくやっているのに「早いね」「うまいね」と言われたことはありませんか?それは他人には難しくても、あなたなら簡単に簡単にできるということ。あなただけの強みかもしれません。
しかしそれが強みだと気づけていない人も多いでしょう。自分では普通にできていることだから、当然ですよね。
「簡単にできること」「難しいと感じること」を振り返ってみましょう。同僚や友人に聞いてみてもいいですね。意外な答えが返ってくるかもしれません。
「タイピングが早い」
「アイデアを人よりも多く出す」
「資料作りが早くて綺麗」
「相談されることが多い」
小さなことから仕事に直結しそうなことまで、いくつか見つかるはず。
なにげないことでも、深堀していくとある職業にたどりつくかもしれません。
「得意」「不得意」を見つめ直してみましょう。
強みは人それぞれ!
「仕事でできること」を見つけるための3つの考え方を紹介しました。
仕事では周りから「自分に出来ること」「やりたいこと」を持つことを強いられる場面も多いでしょう。たしかに仕事をやる以上、「これは私にぴったりだからやっている」と自信を持ちたいですよね。
そんな時は以下のことを考えてみましょう。
「長時間できること」
「どんな人でいたいか」
「人より簡単にできること」
新たな自分の一面を発見するチャンスです。人には言えない小さなことでも、あなたが誇りを持てたら十分!きっと何か1つでも見つかるはずです。