【実現は無理?】ワークアズライフとは・意味・やり方【落合陽一氏提唱・事例】

ワークアズライフとは

「ワークアズライフ」という働き方を知っていますか?仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事。仕事というか、もはや趣味である、という働き方です。

 

研究者、教員、実業家など様々な肩書を持ち、メディアアーティストと呼ばれる落合陽一さんが提唱した働き方の一つです。

目次

ワークアズライフを実現する人物の例

ワークアズライフを提唱した落合陽一さんの睡眠時間はなんと3時間。土日も休むことなく毎日働き続けていますが、全く苦にならないと話しています。

僕は1日19時間研究していてもストレスでないので全然苦じゃないです。

参考:プログラミング+『落合陽一のライバルはエジソン!? 「現代の魔法使い」の頭の中

 

好奇心?やりがい?使命感?責任?役割?落合陽一さんをこれほどまでに突き動かすものは、これら全てかもしれません。当然、ワークアズライフの提唱者でもあり、体現者の一人です。

 

 

他に浮かぶのは、大人気ユーチューバーのヒカキンさん。最近多忙すぎるスケジュールを公開し、一時期大きな話題となっていまいました。

 

YouTuberヒカキンのスケジュールカレンダーを大公開www

 

笑顔を届けるエンターテイナーとして絶対的なポジションに立っている彼もまた、寝る間も惜しんで仕事をしているそう。ヒカキンさんも、ワークアズライフを体現していると言えるでしょう。

ワークアズライフを実現しやすい仕事の例

ワークアズライフ

ワークアズライフを実現しやすい仕事には、“創造性の発揮しやすさ”があります。自らの価値観をもとに考え、決断し、行動をする。これが、働くプロセスに欠かせない仕事です。

・芸術家
・研究者
・農家
・動画クリエイター
・漫画家/小説家
・作曲家

生活と仕事が一体になっている姿が想像しやすいのは、上記ような職業で働く人ではないでしょうか。

 

もちろん、ワークアズライフの実現に、職種は問われません。どれだけ創造性があろうと、ワークアズライフを実現できていない人もいるはずです。

ワークアズライフを実現するには、ストレスマネジメントが重要

落合陽一さんは、ストレスマネジメントの考え方を用いて、ワークアズライフを説明しています。

大人になると、ワークライフバランスが大事だって言われます。どういう意味かって言うと、よいワークがよいライフを生み出して、よいライフがよいワークを生み出すってよく言うんですね。僕はこれ、嘘っぱちだと思っています。僕は最近、ワークアズライフだと思っています。どういう意味かって言うと、みんなはもうタイムマネージメントの時代じゃないと思うんですよ。何が楽しくて何が楽しくないか、何がストレスで何がストレスじゃないかって時代に生きていくんだと思います。時間割に従うことなく、みんな同じことをやらなくても、みんなばらばらのことをやれる時代だと思います。20世紀までの標準化の時代、何が標準かって言うのを考えている時代だったと思うのですが、僕らの時代はどういうパラメーターがあなたにありますかっていう時代になると思うんです。時間でコントロールするんじゃなくて、どこがストレスでどこがストレスじゃないかっていうのが重要になります。

参考:プログラミング+『落合陽一のライバルはエジソン!? 「現代の魔法使い」の頭の中

 

自分に不要なストレスは何か?いつ、どうやって生まれるのか?

これさえ熟知していれば、ワークアズライフは実現しやすくなります。まずは、自分という人間をきちんと知ることから始めましょう。

 

社会人の自己分析は自己流ではアカン

ワークアズライフは無理なの?情熱を注げるかどうかがカギ

仕事とプライベートに隔てりがなく、且つ、生き生きと働き続けられるワークアズライフの実現には、それ相応の情熱。自らを突き動かす動力が必要です。

 

落合陽一さんは、人間の情熱が上がるタイミングを以下のように話しています。

1.結婚した時
2.子供が生まれたとき
3.親の介護をしているとき
4.重病にかかっているとき

参考:note『落合陽一「圧倒的な活動量」の源泉は?(NewsPicksアカデミア イベントレポート)』

 

落合さん自身も、生まれた子どもが障害をもっていたことをきっかけに熱量が上がったそう。自分自身が本気で叶えたいこと、解決したいことさえあれば、気づかぬ間にワークアズライフの生き方をしているのかもしれません。

ワークライフバランスを重視することから始めよう

ワークアズライフの生き方をすることは、簡単ではありません。それ相応の情熱を注ぐ必要があり、犠牲にすることも多いでしょう。

 

心身を休める時間が不足するため、健康管理が難しくなります(高いストレスマネジメント力が必要)。また、大切な人ととの時間を保てず、家庭・家族・友人との関係に亀裂を生む可能性もあります。

 

無理にワークアズバランスを目指すよりも、ワークライフバランスを重視することから始めるのはどうでしょうか?仕事と生活のバランスを大事にしながら、情熱を注ぎたい!と思える自分らしい軸を探すこと。その過程こそが、ワークアズライフにつながる道であるはずです。

 

“絶対に譲れない軸”『キャリアンカー』

ワークアズライフは、ワーカホリックとは異なる

ワーカホリック(仕事中毒、仕事依存)と、ワークアズライフが異なるのは「自分が大切にしたい軸」があるかどうかです。つまり、“受け身”であるか、”主体的”であるかです。

 

常に仕事をしていないと落ち着かず、プライベートでも仕事のことで頭がいっぱい。このように無理を強いられているワーカホリックな状態は、仕事とプライベートが相乗的に活性化しているワークアズライフとは一切異なるのです。

 

主体は”個人”『プロティアンキャリア』

自分に合う働き方を見つけよう

ワークアズライフは、あくまで一つの働き方。あなた自身のシアワセを体現できる働き方であれば、どんな働き方でも構わないのです。

 

手段と目的は違います。働き方改革の影響で「こう働くべきだ」という意見が散見されますが、どう働くかは”手段”に過ぎないことを忘れないようにしましょう。

 

4つの働き方と、自分に合う働き方を見つける方法を紹介します。

プロティアンキャリア

プロティアンキャリアとは、「環境の変化に応じて自分自身も変化させる柔軟性の高いキャリア形成」のこと。

 

現代は価値観や常識も変わり続けています。そんな時代で働き続けるために、欠かせない考え方です。従来の働き方との違いはこちら。

 

プロティアンキャリアと従来のキャリアの違い【表】

プロティアンキャリア 従来のキャリア
主体は”個人” 主体は”組織”
“自由・成長”を重視 “権力・昇進”を重視
“心理的成功”が中心 “地位・給料”が中心
“満足感”が重要 “組織評価”が重要
“何がしたいか”を問う “何をすべきか”を問う
社会での市場価値を高める 組織で生き残る力を高める

プロティアンキャリアを実現させる方法など、気になる人はこちらの記事を読んでみましょう。

ワークライフブレンド

ワークライフブレンドとは、仕事とプライベートを区別することなく、どちらも自分の人生の一部として捉え「ブレンド(混ぜ合わせ)」して人生を楽しむための働き方です。

 

ワークアズライフと似ていますね。違う点はワークライフブレンドでは「プライベートでの気づきを仕事に活かす」「プライベートの予定に合わせて予定を組む」など、自分の人生に合わせて柔軟に働き方をデザインすることです。

 

ワークライフブレンドのメリットやデメリットはこちら。

スラッシュキャリア

スラッシュキャリアとは、複数のキャリアやスキルを持つこと。SNSのプロフィール上で経歴や趣味を/(スラッシュ)で表すことが由来です。

 

「個を重視」「ものより経験を重視」「創造性を求められる」時代に活きる、ミレニアル世代にぴったりな働き方と言われています。

 

いくつもスラッシュができるようにスキルや経験を積んでいくことで、不安定な時代にも負けないキャリアを築けるでしょう。

 

スラッシュキャリアとは

ライフキャリアレインボー

ライフキャリアレインボーとは、人生それぞれの時期で果たす役割の組み合わせを、アーチ状の図で表したものです。

 

このライフキャリアレインボーを作っておくと、「転職」「結婚」「退職」などが起きても自分の価値観に沿って人生を生きられます。

 

「自分はどんな働き方をしたいか」「どう生きたいか」を明確にするために、考えてみましょう。

 

ライフキャリアレインボーの作り方はこちら。

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