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「ここ最近毎日、何もしたくない気持ちが心を占めている」と感じることはありませんか。
特に変わったことがあった覚えもないのに、急に何に対しても意欲がわかなくなってしまう。自分でも何が原因かわからないため、「これって怠け?」と焦ってしまうでしょう。
「何もしたくない」のは無意識に心が出しているストレスのサインのひとつです。対処せずに見過ごすと、大きなストレスにつながることもあります。
「相談員」としての職務経験があり、メンタルケアの知識もある筆者が「何もしたくない」というサインについて、その原因と対処法を紹介します。何もしたくない状況を悪化させないための行動も書いているので参考にしてください。
目次
「何もしたくない」と焦ってしまう
仕事に追われる日々、突然「何もしたくない」気持ちになると困惑しますよね。
何もしたくないのに仕事はどんどん回ってくる現実。自分がやらなければ他の人に迷惑がかかってしまうし、何もしたくないなんてサボっていると思われてしまうかも。
そう思うと誰にも相談できないため、自分の気持ちに蓋をしてなんとか仕事を終わらせようと焦ってしまいます。
しかし自分を責める必要はないのです。なぜなら「何もしたくない」と感じるにはきちんとした理由があり、それを見逃すと大変な事態になる可能性があるからです。
「何もしたくない」気持ちに気付けて良かったと思いましょう。「何もしたくない」という気持ちは、充実した毎日を送るためには見逃してはならないサインのひとつなのです。
何もしたくない原因
サボりたい訳でもないのにどうして「何もしたくない」気持ちになるのでしょうか。その理由として次のようなことが考えられます。
・現実から逃れたい
・ストレスが溜まっている
・肉体的に疲れている
現実から逃れたい
何もしたくない気持ちの背景には「やらなければならないタスクが多すぎる現実から逃げたい」気持ちがあるかもしれません。現実から逃げることで自分を守ろうとしています。
デスクには次から次へと仕事のファイルが回ってきて、いつの間にか山積みに。「あれも、これもやらなければ」と焦って集中できずミスばかり。自分の仕事量を超えてしまって肉体的・精神的にも限界になっていませんか。
これ以上同じ状況を続けると負担が大きくなりすぎるため、「何もしたくない」気持ちになり現実から逃れようとするのでしょう。自分を守ろうとする心の働きが原因です。
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知らないうちに日頃のストレスが溜まっていて何もしたくないときもあります。心が疲れきっていて、何もしたくないと思ってしまうのでしょう。
同僚からランチに誘われても気が進まない、週末に遊びの予定を入れようとする気になれない、など行動範囲が狭くなることもストレスが溜まってきている証拠。
過去にうつ病につながるような大きなストレスを経験したことのない健康な人は、“どのくらいのストレスに自分が耐えられるのか”わからないため、多少のストレスを感じても頑張ってしまいがち。
「何もしたくない」気持ちは、実はもう限界が近づいているサインなのです。
肉体的に疲れている
体に疲れが溜まったときも何もしたくなくなります。体が休息を欲しているサインです。
例えば、残業続きで十分な睡眠が確保できない日が続く、あるいは大きな仕事がひと段落した後などに「何もしたくない」と感じることがあるでしょう。短期間に集中し精魂使い果たした時には心も体も疲労困憊。休息が必要です。
休まず仕事を続けると病気につながる恐れもあるため、「何もしたくない」気持ちになるのです。
何もしたくない時にすると良いこと
何もしたくない時は、心というコップがストレスや不安でいっぱいになり、あふれる一歩手前という状況です。何かのきっかけでコップが倒れたり、あふれたりするかもしれません。
例えばコップから溢れるほどストレスが溜まると、精神的な疾患につながり長期休養をしなければならなくなる可能性もあります。
「何もしたくない」という心からのサインを感じたときには、次のような行動をとるようにしましょう。
何もしない
何もしたくないときは何もしないことが一番の対応策です。「仕事があるのに何もしないわけにはいかない」と思うかもしれませんが、できるだけ何もしない時間を作るようにしましょう。
1日も仕事を休むことが難しい場合は、タスク管理を工夫してこまめに休憩をはさみましょう。次のリフレッシュタイムまでと区切ることで短時間に集中することができ、効率よく業務を進められます。休憩時間に自分の席で何もしないのが気まずい人は、トイレなどを利用すると何もしない数分間を作れます。
さらに勤務時間内に業務を終わらせて、心と体を休ませる時間を確保しましょう。早く帰ることで十分な睡眠時間をとれれば、目覚めた時にはリフレッシュできているかもしれません。
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思い切って仕事を休むことも1つの方法でしょう。「休みだから何かしなきゃ!」と思わずに何もする気が起こらない気持ちに寄り添って、ベッドから出なくてもOK。それだけ心と体が休息を求めているのです。
どうしても仕事のことが頭から離れない場合は、近所を散歩しましょう。視界にいろいろな物が入り込むため、仕事のことを考えなくて済みます。
雑貨や洋服のお店に立ち寄るのもいいかも。心地良さに素直になって行動し気持ちを緩めることで、何もやる気が起こらないことへの焦りが減少するはずです。
家でゆっくり休むときにスマホやPCを長時間見るのはNG。ブルーライトの刺激で脳が活発に働いてしまうため、体が休まらないので注意しましょう。
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何もしたくないと思いながらもしていることはありませんか。何もやる気がおきない自分はダメだと思いがちですが、実はしていることもあると気付くことでダメではないと思い直せます。
トイレに行ったら玄関の花が目に留まり、水をやった
お腹がすいたのでカップラーメンを食べた
些細なことかもしれませんがやる気があったことは間違いありません。意欲がわかないと自分で思う時ですらやっている行動があることを知り、「こういうことはできるんだ」と自分を認めましょう。
何かする気が起きるのを待つ
急に何もしたくない気持ちになったように、急に何かしたくなる時が来ます。その時が来るのを待ちましょう。どんな状況も永遠には続きません。
「早くやる気を出さないと!」と焦りは禁物。何もしたくない自分を否定することになるため、立ち直ることが難しくなるからです。
何もしたくない気持ちに寄り添いつつも、何かはしている自分を認め続けることが大切です。「ベッドから出て着替えた」や「近くのコンビニまで歩いた」が達成感となり、自分はダメだという気持ちを止めることができます。
自分なりにできていることがあると思えると、次第に何かする気が起きてくるでしょう。
相談する
1人だとどんどんネガティブな方向に考えてしまって、「誰か助けて」と思う時もありますよね。そんな時は勇気を出して相談してみましょう。いつも頼りにしてくれている友達、あなたの状況を理解している上司・同僚など、適切な人を選べばきっとあなたの気分も晴れるはずです。
「身近な人にはなんだか話しづらい」
「”何もしたくない”ってどう相談すれば良いかわからない」
そんな人には、第三者であるカウンセラーに相談がおすすめ。あなたの普段の様子を知らないからこそ、偏見なく話を聴いてくれるでしょう。これまでの経験からあなたに合ったアドバイスをしてくれるかもしれません。
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何もしたくない時にやってはいけないこと
「何もしたくない」というサインが出ているにも拘らず、次のような行動をとってしまうと状況は悪化してしまう可能性があるので注意しましょう。
自分を責める
「何もしたくない」と感じている自分を責めないようにしましょう。自分はダメな人間だと責めることはとても辛いので、大きなストレスがかかります。
「何もしたくないなんて甘えてるかも」と不安に思うこともありますが、これも実は自分を責めている言葉です。ずっとこのような不安を抱えてしまうと非常に大きなストレスとなり、うつ病などの精神的疾患につながる可能性もあります。
善悪は考えずに「自分は今何もしたくない時期だ」と事実だけを受け止めるようにしましょう。焦る気持ちを抑えることこそが状況を変える第一歩になるのです。
関連Let It Go!ありのままの自分を受け入れて!自己受容の意味と方法仕事を放棄して周りに迷惑をかける
「何もしたくない」からといって無責任に仕事を放棄するのはNGです。
主婦/主夫には家事、ビジネスパーソンとしては職場での仕事があるでしょう。突然その仕事を放棄したら、何かトラブルがあったかと周囲の人は心配します。また放棄した業務を残った人が代わりに分担して行うなど、負担をかけてしまいます。
仕事をすることが難しい状況であれば何もしたくないとの事情を相談し、周囲にできるだけ迷惑のかからない方法を探しましょう。
関連断る勇気で仕事がしやすい環境に【良い断り方・断るメリット/デメリット】ネットサーフィンで時間を過ごす
ゆっくりした時間はテレビを眺めたり、ネットを見たりして過ごしてしまいがちですが、実はこれもNG行動です。
スマホやPCでネットを見ると、思いがけず余計な情報がたくさん入ってしまい、疲れる原因になります。またブルーライトを浴びることで睡眠の質が低下してしまうため、疲れがとれません。
「何もしたくない」時は心も体もしっかり休む時。スマホを手に取るのはリフレッシュしてからにしましょう。
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「何もしたくない」という気持ちになることは悪いことではありません。
あなたの心からのメッセージです。素直に受け止めて歩みを一時的にゆっくりにしても良いのではないでしょうか。
必要なときには必ず意欲は湧いてくると信じて。今は焦らず、何もしなくて大丈夫です。