働き方改革が進んでいる中、注目されているのが「社外活動」です。社外活動はマンネリした日々に刺激を与え、新たな学びをもたらしてくれます。
しかし興味があっても始め方がわからなかったり、現在の仕事に支障が出るのではないかと不安で踏み出せなかったりする人も多いはず。そんな人のための社外活動のメリットと始め方を紹介します。
目次
社外活動のメリット
社外活動とは、文字通り「会社の外での活動」のこと。その種類はボランティア活動、地域貢献活動、セミナー、ビジネススクール、育児、そして副業・兼業とさまざまです。そんな社外活動には多くのメリットがあります。
夢にチャレンジしやすい
夢や新たにやりたいことがあっても、そのために現在の仕事を辞めるのはとても勇気がいりますよね。
しかし社外で夢に向かう活動を少しづつ行っていけば、大きなリスクを負わずにあなたの夢が成功できるかの可能性を測ることができます。失敗しても、職を失うことはないのでプレッシャーに追われることもないのです。
人脈が広がる
新しい活動の場が増えれば、それだけ新しい出会いが生まれます。社外活動を積極的に行っている人は、夢や志を持ち行動している人が多いので刺激を与えてくれます。
また、あなたのやりたいことをサポートしてくれる人と出会えるかもしれません。
タイムマネジメントのスキルが身につく
社外活動をすると、当然今までよりも忙しくなります。そのときに求められるのが効率化です。優先順位を明確につけ、少しの時間も無駄にしないというタイムマネジメントスキルが、本業とのバランスを見つつ社外活動に取り組むことで自然と身についてきます。
幅広い視野を身につけられる
さまざまな人の考え方や生き方に社外活動を通して触れることで、幅広い視野を身につけることができます。それによって、本業が行き詰まったときに今まで思いつかなかったアイデアが浮かんできたり、自分自身の新たな一面に気付けたりするのです。
社外活動の始め方
では具体的にどのように社外活動を始めればいいのでしょうか?社外活動の始め方を紹介します。
社会人インターンシップ
社会人インターンシップとは、「社会人が現在の仕事を継続しながら、他の企業の現場に参加すること」をいいます。転職のミスマッチを防ぐために導入する会社が増えてきました。
ダブルワークと似ていますが、ダブルワークの目的は収入を得ることが目的であるのに対して、社会人インターンシップの目的はさまざまな経験を得ることにあります。自分自身がどのように社会で生きるか市場価値を知るきっかけにもなるのです。
社会人インターンシップには、このようにさまざまな形態があります。
・有償インターンシップ
・無償インターンシップ
・1DAYインターンで終業後に参加するもの
・一定期間に休日限定で参加するもの
・夏休みや有給休暇を活用した1~4週間程度のもの
・半年以上の長期間のダブルワーク型
【社会人インターンが見つかるオススメのサイト】
・サンカク
・30歳からのインターンシップ
・PROJECT INDEX: 日本全国のインターン・インターンシップ募集求人情報サイト
・仕事旅行|はたらく私のコンパス《170種類の職業体験》
オンラインサロン
最近テレビや雑誌で取り上げられ話題にもなっているオンラインサロン。オンラインサロンとは、月額会費制のWeb上で展開されるコミュニティのこと。ビジネス上のファンクラブのようなものといえばイメージがしやすいかもしれません。
専門的な知識や優れたスキル、経験を持つ人が主宰者となり運営し、オープンにしていない本音や情報、知識を参加者限定で公開しています。参加者は主宰者に意見を述べたり、質問や相談を投げかけたり気軽に交流することができるのです。また、参加者同士で交流することもできます。
興味がある人だけが集まるクローズドな環境は、新しいコミュニティとして注目されています。
【話題のオンラインサロン】
西野亮廣 エンタメ研究所
キングコング西野亮廣さんが主宰のサロン。月額1000円で西野さんのアイデアが詰まったメモを見たり、西野さんが手がけるプロジェクトの会議やイベントに参加したりできます。
箕輪編集室
『多動力』堀江貴文『お金2.0』佐藤航陽などを手がけた幻冬舎の編集者・箕輪厚介さんが主宰するサロン。月額5940円で、非公開のFacebookページを見ることができたり、さまざまなコンテンツをメンバーで制作したり、イベントで交流できたりします。
人生逃げ切りサロン
エンジニアでありマーケターのやまもとりゅうけんさんのサロン。月額1980円で、ブログ収益を上げるノウハウやデザインノウハウなどを学ぶことができます。
DMMオンラインサロン
このサイトには、堀江貴文さんのサロンやアンジャッシュの渡部建さんのサロンなどさまざまなジャンルのオンラインサイトが集まっています。あなたの目的に合うオンラインサロンを探してみましょう。
SNSでイベントを探す
異業種交流会や同業種交流会などさまざまなイベントが日々開催されています。SNSやサイトを利用しイベントを探して参加してみましょう。
【オススメの探し方】
・Facebook
Facebookの新機能「Facebookグループ」を使えば、趣味やビジネスなどの共通のテーマのもとにメンバーを集め、情報を共有したり交流したりすることができます。そのグループでは直接交流するイベントも開催されます。
自分が興味のあるグループに入り、イベントが開催された時、参加してみてはいかがでしょうか。Facebookで以前から友達の人がメンバーにいる可能性が高いので、ハードルも低くなり社外活動を始めやすくなるはずです。
・Peatix
ビジネス系のものから本・映画など趣味系のものまでイベントを探せるアプリ。気軽にイベントを探すことができます。全く新しいコミュニティを見つけたい時におすすめ。自分自身でイベントを作成し集客することもできます。
ボランティアに参加する
ボランティアは高いスキルを求められるものが少なく難易度が低いものが多いので、社外活動の最初の一歩として取り組みやすいでしょう。
【ボランティアを探す方法】
・国内最大級のボランティア募集サイト『activo』で探す
ビジネス系マッチングアプリを使う
ビジネス系マッチングアプリでは、ビジネスにおいて自分の興味がある分野の人とSNSよりも簡単に安全に繋がることができます。
【オススメのビジネス系マッチングアプリ】
・完全審査制 AIビジネスマッチングアプリ – yenta
人工知能によってオススメされる相手を「興味あり」「興味なし」で振り分けていき、お互い「興味あり」だったらコンタクトが取れるようになるアプリ。気軽に普段出会わない業界・役職の人と話せるでしょう。
オフラインイベントも開催しているので、そこでも人脈を広げることができます。
・Matcher(マッチャー)| OB訪問の新しい形
相手の社会人のお願いを叶えることで、就活相談に乗ってもらえるというOB訪問の新しい形を提供しているアプリ。学生のためのものと思われがちですが、社会人も利用することができます。新卒の方に特にオススメのアプリです。
社外活動で失敗しないための3つのコツ
社外活動を始める時、「失敗したらどうしよう」と誰もが多少の不安は抱くはず。そんな時のために、社外活動で失敗しないためのコツを紹介します。
好きなことを始める
新しい活動を1つ始めるということのは、今まで以上にエネルギーが必要です。途中で嫌気がさしてしまわないように、まずは趣味のように楽しんでできる好きなことから始めましょう。
目的を明確にする
目的を明確にすると、どんな社外活動が自分に合っているのか分かりやすくなります。
また、社外活動が少し負担になってしまった時も目的を思い出せば、モチベーションが上がりやめずに続けることができます。
【例】
・とにかく新しい人と出会いたい→社外イベント
・仲間と協力して何かを作りたい→オンラインサロン
スケジュールに余裕を持つ
無理のしすぎは続きません。まず社外活動に充てられる時間がどのくらいあるのか、暇な時間を洗い出してみましょう。そして月1からなど余裕を持って活動していきます。慣れてきたら、活動の時間を増やしていけばいいのです。
まとめ
働き方が多様になってきた今、社外活動を取り入れて自分自身の働き方を見つめ直してみましょう。