「会議は緊張してしまうから苦手」と感じている人も多いのではないでしょうか?
しかし会議は仕事をする上で欠かせないもの。定期的にあるため毎回緊張しているとストレスがかかり、仕事自体が嫌になってしまうことにもなりかねません。そうなる前に、自分にあった対処法を見つけていきましょう。
目次
会議で緊張してしまう原因
「常に一緒に仕事をしているメンバーのはずなのに、会議だと緊張してしまう。」
緊張するのは、自然と防衛本能が高まっているということです。自分が傷つくのを恐れ、自身を守るために筋肉が硬くなり、血流と呼吸は早くなります。では、会議の時に防衛本能を高めてしまう原因はなんなのでしょうか?
失敗を恐れている
会議は会社の中で非常に重要な場。「自分の失敗で会議が円滑に進まなかったら・・・」と考えすぎてしまうと緊張してしまいます。
例えばパワーポイントの作成や資料の印刷などの事前準備や、慣れない司会などを任されている時。「失敗したらどうしよう」と会議の何時間も前から緊張を感じてしまうかもしれません。
評価を気にしすぎている
会議には上司はもちろん、時には役員の方々が参加することもあるでしょう。会議での姿勢が良ければ評価が上がり、昇給に繋がることも。自分をアピールするには絶好のチャンスですよね。
しかしそれを気にして自分を自分で追い込んではいませんか?「積極的に発言しよう」と意気込みすぎると空回りしてしまいます。
自分が会議の結果にどんな影響を与えてしまうか不安である
人間、先が読めないとどうしても不安を感じてしまうものです。「自分は的外れなことを言ってしまわないか」「反対されたら、どう対応しよう」と会議の行方を考えすぎてはいませんか。
また「自分の提案や発言が会議で採用され、その先うまくいかなかったらどうしよう」というような未来への不安を必要以上に抱えてしまうと、緊張へと繋がります。
会議で緊張するときの対処法
会議による緊張の対処法を紹介していきます。今すぐ取り組むことができるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
会議のロールプレイングをする
緊張してしまう全ての人に、まずやって欲しいのが事前準備。何が起こるかわからないから、人は不安になり緊張します。
この事前準備とは資料やパワーポイントを完璧に作成することではありません。それらを使って自分で会議の事前練習を行うことです。
声に出して実際に動いて行うのがオススメですが、行える場所や時間がない場合は電車の中や休憩時に脳内でロールプレイングしましょう。その時は自分が発言しそうなタイミングで何を言うかを考え、メモを取っておくことが大切です。
また、反対された時のことや、もしものことをさまざまな方面から考えておくと、「実際の会議で何が起こっても大丈夫だ」と落ち着いて会議に臨むことができます。
会議に参加するメンバーや上司と事前にランチに行って、雰囲気を知ったり情報交換しておくいたりするもいいでしょう。
自分自身の目的・目標を1つ決める
会議全体の目的は会議ごとに決まっていると思いますが、それとは別にあなた自身の目的・目標を1つ決めましょう。
例えば、「〇〇の提案は必ずする。」や「メモをしっかりとって、次の自分のプレゼンに繋げる。」など。これは絶対に発言するということをあらかじめ決めておきます。なるべくできそうなものを設定しましょう。それさえできれば、その会議でのあなたは100点満点とします。
大胆なことに思えるかもしれませんが、こうすることで評価を気にしすぎてしまう人は心が軽くなるはずです。全てを完璧にできる人はいません。小さな目標を1つ1つ達成して自信をつけ、緊張に打ち勝つ心を手に入れましょう。
緊張を克服しようとしない
緊張は克服するものとされていますが、緊張することにもメリットはあります。緊張する時に分泌されるノルアドレナリンは、集中力や判断力を上げてくれるのです。克服するという考えを「緊張してもいいんだ」と変え、緊張を味方につけましょう。
また、緊張するということはあなたが真面目に仕事に向き合っている証拠。自信を持ってください。
司会を任されているなら、あえて最初に「緊張していて・・」とカミングアウトしてしまうのも手です。緊張は誰もがするもので、決しておかしいことではありません。周りの人たちもきっと共感し、場の空気も和むでしょう。
緊張してしまうのは、自意識過剰と考える
緊張してしまうのは、「みんなが注目してる」「うまく話さなきゃ」と思ってしまうから。そこで、「他人は自分が思う以上に、(いい意味で)自分にそれほど期待をしていない。話を一語一句丁寧には聞いていない。緊張してしまうのは、自意識過剰だ。」と思い込みます。少し肩の荷が下りるはずです。
自分に置き換えて考えてみるとわかりやすいでしょう。あなたは他人の話を一言一句、行動を全て覚えていますか?意外と覚えていないですよね。自分のことになると「どう思われるんだろう」「失敗したら怖い」と思ってしまいますが、他人は案外忘れています。
そう頭に入れておけば、他人を気にしすぎず自分のするべきことに集中でき、失敗も防げます。
まとめ
社会人なら、会議は避けては通れないもの。緊張して、憂鬱に感じて会議がストレスの原因になってしまう前に、自分自身をうまくコントロールすることが大切です。
会議は嫌なものではなく、自分をアピールする絶好のチャンス。そのチャンスを生かし、自身のキャリアアップに繋げていきましょう。