「面接のコツ」、就職・転職を控えている人なら誰でも知りたいですよね。
「苦手だからと先延ばしにしていたら、何も対策をしていないまま面接日の前日になってしまった」という人も多いのではないでしょうか。
ここでは直前でも間に合う面接時のマナーやコツをご紹介します。面接のコツを押さえて転職活動をスムーズに進めましょう。
目次
面接のコツ~準備編~
なんと言っても事前に企業情報を確認しておくことが面接合格の要となります。他者と差をつけるためにも下調べをしっかりしましょう。
事業内容の確認
面接前に再度事業内容をしっかりと把握しましょう。
面接する側としては、応募企業の事業内容は当然知っているものとして話を進めます。事業内容の質問に対し、お門違いな回答をしてしまうと恥をかくばかりか、面接に落ちてしまうことも。
希望する企業の取り扱っている商品やサービス、現在力を入れている事業はもちろん、主要取引先なども覚えておくと良いでしょう。事業内容について直接質問されることがなくても、調べた内容を織り交ぜながら会話することで好感度はぐっと上がります。
数ある応募先の1つではなく、「自分の会社を選んできてくれた」と良いイメージを相手に与えられるでしょう。
企業の業界でのポジション・強み・弱みの確認
商品内容やサービス内容だけではなく、業界でのポジションや企業の強み・弱みも確認しておくことをおすすめします。以下のものを利用して、情報収集しましょう。
・転職サイトの口コミ検索
・「会社四季報(東洋経済新報社 発行)」※
・決算書(上場している場合)
※上場会社の基本情報や業績などがまとめられている情報ハンドブック
業界でのポジションや強み・弱みを分析することにより、企業が求めている人材が見えてきます。
今までのキャリアを活かし、企業の強みを伸ばすスキルや、弱みを補うスキルのアピールができるように準備をしましょう。そうすることで企業に必要な人材と認識してもらえるでしょう。
参考:選考を受ける企業について調べる【30代の転職をマジメに考えるサイト】選考を受ける企業について調べる
求人情報の確認
企業は自社で活躍してくれる人物を求めています。具体的に「どのような人物を求めているか」記載されているのが求人情報です。
求人情報により「求める人物像」と「会社の方針」を知ることができます。求人情報を再度確認することで、企業が求めるニーズと自分のアピールしたいポイントにズレが生じることを防ぎましょう。
企業のニーズと照らし合わせて、入社後に活きそうな自分の実績やスキルなど、アピールポイントの取捨選択をしましょう。
面接のコツ~身だしなみ編~
身だしなみは誰でもすぐに整えることができます。きちんとした身だしなみで良い印象を与えましょう。
身だしなみチェックリスト
・ネイビーorグレーの無地のスーツ
・髪型に清潔感がある(色、毛先、長さ)
・爪が汚れていない
・靴が磨かれてある
詳しく説明していきます。
服装
男性は色はネイビーかダークグレーの無地で、シングルボタンのテーラードスーツが基本です。
女性は色はネイビーやグレーの無地のテーラードスーツがおすすめです。スカートを合わせるのであれば膝丈の長さのものを合わせましょう。
ぴったりのスーツがない場合は、今手元にある中で一番シンプルなものを選びましょう。ただし、学生時代に着ていたリクルートスーツは「新人」というイメージがあり頼りなく映る可能性があるので避けましょう。
髪型・ヘアスタイル
カラーリングをしている場合は極端に明るすぎないか、根本が伸びていないか、毛先が傷んでいないかをチェックしましょう。端から見て目立つほど根本が伸びていたり毛先が傷んでいる髪は、だらしなくみえます。
美容室に行く時間がない場合は薬局でもヘアケア剤やカラーリング剤が販売されているので、自分でやってみるのも一つの方法です。
ヘアスタイルは、男性の場合は、整髪料を何もつけていない状態だと幼く見え、スーツとのバランスが取れません。ジェルやワックスで軽く整えましょう。
女性の場合は、就活生のようにキッチリとしたひとつ結びにする必要はありません。ダウンスタイルでも構いませんが、表情が暗く見えるようならハーフアップもおすすめです。
目にかかる前髪は印象が良くないため、男女ともに横にながしましょう。整髪料のつけすぎ、キメすぎには注意です。あくまでも「シンプル」を心がけましょう。
爪
後回しにされやすいですが、意外と見られている大切なパーツです。男女ともに短く切り揃えるのが理想です。爪の間が黒く汚れていないかも確認しましょう。
企業や職種によってはネイルが禁止のところもあり、長い爪やネイルアートなどはマイナスイメージを持たれることも。ネイルをする場合は、ベージュかベージュピンクを薄く塗る程度にしておきましょう。
小物・アクセサリー
ここまで代表的な身だしなみについて述べましたが、鞄、靴、ネクタイ、ベルト、メイクなど、気をつけなくてはいけない身だしなみは他にも沢山あります。
とはいえ、直前に迫った面接日までに全てを買いそろえるのは至難の業。そんな時は今あるものを少しでも綺麗な状態にしましょう。
・ハンカチにアイロンをかける
・ビジネス鞄や靴を磨く
直前にもできることは沢山あります。ちょっとした心がけが面接官の目にとまることもあるのです。
普段からファッションに強いこだわりがあったとしても、面接は自分のセンスをアピールする場ではありません。大切なのは、どの世代の人にも受け入れられやすい清潔感のある服装を選ぶこと。そうすることで、自信を持って選考に臨むことができるでしょう。
引用・参考:doda 面接の服装・スーツ・髪型・メイク【転職活動の身だしなみ】
面接のコツ~話し方編~
話し方のコツをおさえ、リラックスして面接に臨みましょう。
笑顔を心がける
笑顔は雰囲気を和らげる魔法の技。笑顔の人を見ると、つられて笑顔になりませんか?
あなたが笑顔になると、相手の表情も和らぎます。相手の表情が和らぐと、自分も安心するでしょう。
面接官も多少は緊張しています。好んで怖く厳しい顔をしているわけではないのです。
笑顔でいることは相手に良い印象を与えるだけでなく、自分の緊張を和らげるためにもなります。その場の空気が柔らかくなることを感じるでしょう。
感じの良い笑顔のためにも、出かける前や面接前に鏡の前で口角を上げる練習をすることもおすすめです。
ただし、ヘラヘラニヤけてると受け取られないためにも、表情は質問の雰囲気に合わせたり、メリハリをつけるようにしましょう。
目を見てゆっくり話す
緊張しているときこそ、ゆっくりとした口調を心がけましょう。
緊張していると気づかぬうちに、ついつい早口になりがち。早口だと、せっかちな印象を持たれたり、怒っているように思われたりすることもあります。
逆にゆっくりとした話し方は聞き取りやすいだけでなく、心の余裕さえ感じられます。緊張を感じさせない話し方は、プレッシャーに強く度胸があるという好印象を与えられるでしょう。
また、話すときは相手の目を見て話しましょう。下向き加減で話す人や目が合わない人からは、自信のなさを感じてしまいます。勇気を出し、目を見てゆっくりと話すことを心がけましょう。
相槌は繰り返さない
同意していることや話をちゃんと聞いていることをアピールしたいが為に、相槌を不必要に繰り返してしまう人がいますが、相槌は一度にしましょう。
話の途中で「はい、はい、はい」「えぇ、えぇ、えぇ」と入られることを不快に思う人もいます。また、相槌が多いと「軽い感じがする」「適当な人」という印象を持つ人もいるようです。
目を見て話を聞くことで、話をきちんと聞いていることは伝わります。頷くことはよいですが、相槌は相手の話の区切りや話し終わった後にハッキリと一度だけ、と心がけましょう。
間違えても良い
間違えても言い直せば良いだけなので、失敗を恐れるのはやめましょう。
用意したセリフを一言一句正確に伝える必要はありません。間違えないことに意識がいくと、緊張が高まるばかりで表情も硬くなります。
大切なのは「間違えない」ことよりも、例え用意していた言葉じゃなくても「気持ちを伝える」こと。結果的に言いたいことが伝われば良いのです。
そして間違えても落ち込まないこと。「緊張して間違えてしまいました」と笑顔で伝え、仕切り直した方が人間味があり、どこか憎めないですよね。
「間違えても良い」と悠然と構えましょう。緊張しているからという理由で落とされることはありません。
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面接のコツ~態度編~
態度にも気を配りましょう。ほんの少し意識することで大きな差が出ます。
姿勢を良くする
背筋をしっかり伸ばしましょう。猫背だと自信がなく頼りなさそうに見られたり、暗い印象を持たれたりすることもあります。
話すことだけに気を取られていると、ついいつもの姿勢に戻ってしまうことも。背もたれには寄りかからず背筋をしっかり伸ばして受け答えをしましょう。
手元・足元に意識を向ける
話し方や表情に気を取られ、ついつい気を抜いてしまうのが手元や足元です。
手元・足元はクセが出やすいところ。いつものクセで足を開きすぎて偉そうに見えたり、髪や爪を触り続けるなどしてだらしなく見えないよう注意しましょう。
笑顔で挨拶をする
なんといってもやはり笑顔とハキハキとした挨拶、この二つが大切です。「そんな当たり前のこと・・・」と思いましたか?緊張しているときこそ、当たり前のことはできません。
また、当たり前のことを当たり前にできる人が求められている時代です。終始、笑顔とハキハキとした挨拶を心がけましょう。
まとめ
一番大切なことは、「この人とまた会いたい。」「一緒に気持ち良く働けそうだ。」と思わせること。
どんな優秀な成績やスキルを持っていても、態度が悪く基本的なマナーもない人と一緒に働きたいとは思えません。
スキルや想いは履歴書を送るだけでも伝わりますが、人柄や人間力は会わなければ伝えられないのです。「自分ならどんな人と働きたいか」を思い描くと、自然と答えが出てくるのではないでしょうか。俳優になったつもりで演じてみてはいかがでしょう。
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