「余った仕事を任されて全然仕事が終わらない」
「仕事のせいでプライベートに支障が出ている」
仕事を頑張っているからこそ、こんな悩みが出てくるでしょう。
そんな時は「仕事ができないふり」をして程よく力を抜いてみるのをおすすめ。
・仕事ができないふりをするメリット
・仕事ができないふりをする人の特徴
・仕事ができないふりをする時の注意点
上記の4点を紹介していきます。
目次
仕事ができないふりをするメリット
仕事ができないふりと聞くと、悪い印象を持ってしまいますよね。しかし、場合によっては周りに余計な迷惑をかけない最善の策であるかも。3つのメリットを確認して、時と場合によって使い分けてみましょう。
・余計な仕事が増えない
・人間関係が悪化しない
・責任の大きい仕事を任されない
余計な仕事が増えない
仕事ができる人は自分の仕事に加えて仕事ができない人の尻ぬぐいも頼まれてしまうでしょう。他の人のフォローは時間と労力がかかるわりに、「仕事ができる人がやって当然」と言われて評価されない場合が多いのです。
フォロー業務が増えたせいで残業したり、全ての仕事を終わらせるために生産性を上げなければいけなかったり、時間も手間もかかります。
仕事の振り分けが下手な上司に対してや、仕事ができない部下のフォローができないときに「仕事ができないふり」をしてみると良いでしょう。
人間関係が悪化しない
仕事ができないと、出世争いに巻き込まれません。出世争いは人間関係悪化の元。「同期の中で自分だけ」「部署の先輩を追い抜いて」などの状況で出世すると、嫉妬や注目の的になってしまうでしょう。
出世にも収入・地位アップなどメリットがありますが、「会社の居心地の良さ」を重視する人は、良好な人間関係の方が大事かもしれません。
加えて仕事ができないと周りが助けてくれ、教えてもらう過程でコミュニケーションが生まれます。「教えてください」と言うと相手は「頼られている」と感じ、それに対して感謝をしっかりと伝えると、「この人に教えて良かった」と思われるでしょう。
わからないことを素直に聞いて頼ってくれる人は、可愛がられて会社での居心地がよくなります。だからといって「なんでもかんでも聞かない」「相手のタイミングを伺う」など質問の仕方に気を付けましょう。
責任の大きい仕事を任されない
責任の大きい仕事を任されないと、「残業が増えた」「休日も考えてしまう」のような精神的負担を防げるのです。責任の大きい仕事にはプレッシャー・不安がつきもの。加えて部下・チームメンバーがいてフォローの仕事も増えるでしょう。
「仕事ができないふり」をしていることで、万が一責任がある仕事を頼まれても「できません」と断れます。なんでもかんでも断っては会社に迷惑がかかりますが、場合によってはお互いのストレスを減らす良い方法でしょう。
仕事ができないふりをする人の特徴
仕事ができない「ふり」をする人とは、会社のルールに全て従おうとせず自分の軸を持っている人が多いでしょう。そんな人たちの特徴を紹介します。
・なんでもかんでも頑張ろうとしない
・他人に厳しくしない
・生活費のために仕事をしている
なんでもかんでも頑張ろうとしない
できる・できない範囲の軸を元に、頼まれた仕事を断れます。自分・相手にかかるストレスを最小限にして、できる範囲で結果を出そうとしているのでしょう。
できない仕事を引き受けすぎると、プライベートにも影響が。残業で時間が奪われたり、精神的にも負担がかかったり、「働きたくない」と鬱になりがちです。
・残業してまで仕事を頑張りたくない
・プライベートの時間を大事にしたい
・特に出世は目指していない
これらを大切にしている人が、「これ以上引き受けたらキャパオーバーだ」と調節して「仕事ができないふり」をしているでしょう。
他人に厳しくしない
仕事で追い込まず、自分に厳しくしない「仕事ができないふりをする人」は同じく他人にも厳しくしないでしょう。
・自分のできなさをわかっているから、ミスをした時に謝れる
・できないからこそ、他人のしてくれたことに感謝できる
このような謙虚な一面もあるかもしれません。「仕事ができる」と自負しているとプライドが高くなってしまい、「感謝」「謝罪」は忘れてしまいがち。
「できないふり」をして引き受けない仕事があるから、他人のできないところも責めないのでしょう。
生活費のために仕事をしている
やりがいを求めず、「生活費さえ稼げればいい」と思っていれば、必要以上に仕事を頑張らなくなります。
仕事を頑張っても頑張らなくても同じ給料なら、ミスをしない程度に程よく仕事をする方が少ない労力で目標達成が可能だからです。
・仕事にやりがいを求めない、または感じない
・とりあえず働いている
このような人に多い傾向でしょう。
仕事ができないふりをする時の注意点
周りが仕事を頑張っている中で、できないふりをする時はリスクがつきもの。「できないふり」をするときに注意したい点を紹介します。
自分ができる範囲の仕事をやりきる
「ミスを連発」「他人に頼ってばかり」など、迷惑をかける行為はやめましょう。
人間関係が悪化し、信頼も失います。「生活費さえ稼げれば」と思っていても、クビに繋がりかねません。「なんでもかんでも仕事ができない」ではなく、「自分ができる範囲の仕事をやりきる」意識が大事です。
会社の環境を疑う
「自分ができないふりをして対処する」前に、会社の組織体制・仕事の振り分け方を疑ってみましょう。
・仕事ができない人を放っておいている
・仕事ができる人にその分の仕事を押し付けている
こんな時には要注意。仕事は1日の1/3を過ごす場所。力を発揮できなかったらもったいないですよね。
みんなが過ごしやすい職場を作るために、声をあげてみましょう。
まとめ
仕事ができないふりをする人の特徴・メリット・注意点を紹介しました。
仕事で無理をしないように、時と場合によって「できないふり」を使い分けてみると良いでしょう。
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