■都内で手取り16万の生活は厳しく、貯金に回せるお金はないと考えた方が良い。
目次
手取り16万は低いの?他の20代と比べたときの立ち位置
同年代の平均年収額から立ち位置に関して今一度明確にしていきましょう。
※以下 年収平均のデータ等 国税庁 平成26年分 民間給与実態統計調査 様より
20代後半の平均年収は
- 男性378万円
- 女性297万円
となっています。手取りが16万の人の総支給額は約20万円(総支給額は会社や、配偶者の有無で変わるので注意)と考えると、240万円となり
- 男性の場合 378万円ー240万円=平均年収−138万円の差額
- 女性の場合 297万円ー240万円=平均年収−57万円の差額
が生まれてしまいます。なので、手取りが16万円でさらにボーナスまでももらってないとなると、同世代に比べてもかなり低いと言えるでしょう。
手取り16万では平均並のボーナスが出ても悲惨な恐れも・・・
では手取り16万でもボーナスがもらえる場合を考えてみましょう。
男女共通で、20代後半のボーナス額は*50〜70万円なんて言われています。
※夏、冬ともに、あくまで賞与であるので、変動が多いため50〜70万と幅を持たしている。
手取りが低い企業なので、ボーナスがその分もらえるとは限りませんが、仮に平均と同じ額のボーナスが支給されると考えるのではあれば、*20代後半の女性は平均と同じくらいの平均年収となります。
※ただ、この年収の平均にはパートタイマーの給与なども含むので、20代後半になると、結婚や子育てを機に正社員としての勤務をリタイヤする人も増え始まるので、正社員として働いているいる人の年収はもう少し高く見積もってもいいと言えるでしょう。すなわち、平均額のボーナスをもらっても少し足りないくらいの理解でもいいかもしれません。
しかし、男性の場合、その差額は平均のボーナスをもらったとしても全く埋まりませんね。仮に70万のボーナスがあったとしても、平均年収には約70万も足りません。
それだけ手取り16万(月収20万)という数字が低いかお判りいただけたのではないでしょうか?平均以上の140万ほどのボーナスがあるなら別ですが、、、
手取り額16万円で1人暮らしをした時の内訳
こちらもあくまで平均値ではあります、都内に住む 27歳男性会社員が手取り16万の場合の生活費の内訳です。
周囲はどのような生活をしているのでしょうか?参考程度に見ていきましょう。
※1人暮らし向けの1Rや1DKの都内の家賃相場は7.4万だが、今回は6万を適用して計算させていただく。青梅市の家賃相場が都内では最安値の42000円。賃貸住宅D-room様より
- 家賃:60000円
- 食費:25000円
- 水道光熱費:10000円(季節変動あり)
- 通信費:5000~10000円円
- 保険料:10000円(20代平均20000円前後)
- 医療費:3000円
- 交通費:5000円
- 雑費(消耗品、ローン等):15000円〜30000円
- 娯楽:15000円
- 貯金:20000円
最低でも2万円は貯金に回せるように、生活費の内訳を計算していきました。
20代後半になると男女限らず「結婚」なんて言葉が現実味を増す年頃ですし、毎月の貯金額2万だちどうしても物足りない印象をもってしまいます。
雑費に関しても少なめに見積もったので実際はもっと必要なことだって十分に考えられますし、娯楽も15000円ではお金のことを常に気にしながら遊びに行くようで、なかなか厳しいですね。
年齢的には1人暮らしをしてて当たり前ですが、切羽詰まった生活を強いられと言っても過言ではないでしょう。
20代後半で毎月手取り16万円の人の声とは?
うちの会社はオフィスカジュアルなので毎月服を買うお金がバカになりません。服買うためにランチを抜くみたいな生活はしんどいです(26歳女性)。
会社の家賃負担があるので、家賃が3万まどで普通のマンションに住めてます。もっと貯金に回したいのが本音ですけど、遊びに行く回数を減らせばいいだけですね(27歳男性)。
結婚控えてるんですが、かなりしんどいです。結婚式場とか回ってますが、金額見るたびに吐き気がします。冬のボーナス頼むー!(29歳男性)
ボーナスも微々たるものなので、正直カッツカツですね。おかげで節約の知識だけはつきましたよ(28歳女性)。
もしあと3万手取りを増やすためにするべきことは?
会社に年収交渉をしてみる。出世のために仕事を頑張る。などの行動をとるのも選択肢としてありです。
しかし序盤にも申した通り、手取り額が低いのは業界の問題も大きいです。給与水準が高い業界へ行くというのが1番の近道と言えます。
毎月3万と考えると少なくない金額なので、「自分がそんな金額もらえるのか?」なんて思いがちですが、3万もらったところで平均か平均を少し下回るくらいです。
実際にこの記事を書く筆者も、手取り額が16万以上あったものの、労働時間と給与額が全く割にあっていなかったので、26の時に転職を決意し、学歴もろくな資格もなしに環境を変えることに成功し、年収も150万ほど上がりました。
複数人しかいない会社から、100人規模の会社にいったので、会社の安定感がまず違いますし、それに伴い年収も必然的にアップした典型的な例だと認識しています。
転職活動に資格は本当に有利に働くのか!?という記事で紹介している通り、以外と資格を重視してない企業も多いですし、手取り3万を増やすことにそんなに高いハードルを感じなくてもいいでしょう。
転職エージェントは何をしてくれるの?にも詳しく書いてますが、転職エージェントは自分の転職活動の代理となって、
- ヒアリング(現状の把握、相談)
- 求人の手配
- 面接日の設定
- 面接対策や履歴書の添削
- “年収交渉”
- 転職後のサポート(求人内容と相違点はないか?)
以上のことをしてくれるので、在職中でも会社に迷惑をかけることなく転職活動ができました。
20代後半はビジネスマンとして旬と言っていいほど転職市場でも引っ張りだこですし、いい条件での転職ができる時期です。
自身が経験していることなので、声を大にして言いますが、以外にも外の世界に出てみると今まで当たり前だと思っていたことがいい意味で当たり前じゃないことが多いです。
それは年収しかり、福利厚生しかり、会社のルールしかり。。。
転職活動を通して、そいう言った意味での自分のキャパや、「他業種でも今やっていることって使えるんだ〜」なんて感覚や、ある意味、今後のキャリアの余裕みたいなのも知れるので、筆者は転職活動をしてよかったと思っております。
もちろんそれは転職が成功して、年収が上がったという部分も込みですが、上記で書いたような学びもあったからというのは言うまでもありません。
こう言った経験も含め、手取り16万の現状に満足していないというのであれば、小さな一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
僕の小さな一歩はリクルートエージェントに登録して相談してみることでした。相談も、転職が成功してからも一切お金がかかることがないので、本当にラッキーという感じです!
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