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「海外で働きたい!」
そんな夢を持つ人は多いでしょう。慣れない言語を使っての会話、初めて口にする料理など刺激、「毎日つまらない」と思う人には理想の日々ですよね。
そんな「海外で働きたい」という夢を叶えるために、今すぐ動き出しましょう!「海外で働きたい理由を明確にする」「情報収集をする」「語学力をつける」など、日本でも準備できることはたくさんあります。
今回は海外での働き方や職種、その準備に関する情報をまとめています。「将来海外で働きたいな」とふと思ったあなた。参考にしてください。
目次
海外での短期の働き方
「短期の働き方」の代表的なものは以下の2つです。
・ワーキング・ホリデー
・JICA海外協力隊
それぞれ説明していきます。
ワーキング・ホリデー
18~30歳までの年齢の人を対象に、異国の地で休暇を楽しみながら生活費を稼ぐための就労が許される制度。観光、就学、就労ができる特別なビザ(ワーキング・ホリデービザ)を申請して仕事につきます。
行くことができるのは24ヶ国。期間は基本的には1年間ですが、2年間働くことができる国もあります。
参考:Travewriter 「海外で働きたい」を叶える現実的なステップや職種を1から挙げていく
参考:日本ワーキング・ホリデー協会 ワーキング・ホリデー制度について
JICA海外協力隊
20~69歳までの年齢の人が応募できます。勤務期間は原則2年間ですが、1ヶ月から参加できる短期派遣制度もあります。20~39歳までの「青年海外協力隊」と40~69歳までの「シニア海外協力隊」と分かれています。
事業実績/派遣実績によると、青年海外協力隊の職種は「人的資源」が半数程度を占めます。その内容は広報活動や教育、コミュニティの活性化、さらに専門的な知識があれば建築、農業、畜産の分野での指導などもあります。
海外での長期の働き方
代表的な「長期の働き方」は、以下の4つがあります。
・ノマドワーカー
・現地企業への就職
・日系企業の駐在員
・国際公務員
ノマドワーカー
ノマドは「時間と場所にとらわれない働き方」。世界中どこでも働くことができます。
個人で働くケースが多いですが、中には会社に就職しているノマドワーカーもいます。Webデザインやブログ、ライティングなどインターネット環境があればどこでもできる仕事がほとんどです。
関連ノマドワーカーって実際なんなの?メリット・働き方実例【厳しい理由】現地企業への就職
現地企業への就職には以下の2つがあります。
・日系企業の現地採用
・外資企業の現地採用
日系企業に現地採用される場合は、給料や待遇は現地の人と同じ。駐在員とは違い、解雇されない限りはずっとその国で働くことができます。
外資企業に現地採用されるには、日本人相手のビジネスを求められる場合と、会社が求めるスキルを持っているかが重視される場合があります。日本語が武器になる場合も。
加えて結果に見合った報酬や自主性や主体性、個人を尊重してくれる雰囲気は外資系ならではといえるでしょう。
日系企業の駐在員
駐在員として海外勤務する方法です。海外に拠点を持つ日系グローバル企業に就職/転職し、選ばれた優秀な社員になることができれば、辞令をもらって海外に派遣されます。
一つの国での勤務年数は3年、5年、それ以上とさまざま。一度駐在員としての経験を持つと海外拠点を転々とすることもあります。
国際公務員
国際公務員とは、「国際連合」などの4種類の国際機関で働く人のことをいいます。専門職として働く場合、基本的に自国(=日本)以外の国に赴任することになります。
国ごとの働きかたの特徴
「海外」とひとくくりにしても、国によって働きかたはさまざま。「どこが合っているのか」、判断するためにも事前に調べておきましょう。
ドイツ :労働時間が短い
オランダ :ワークシェアリングの普及
スウェーデン:必要以上の質を追求しない
ノルウェー :リモートワークの普及
ベトナム :副業の普及
アメリカ :職責が明確
タイ :子連れ出勤の普及
イギリス :圧縮労働時間制がある
フランス :日曜出勤は給料が倍に
国ごとでもこのような違いがあります。こちらの記事から詳しくチェックしておきましょう。
海外でも働ける職種
具体的はどんな仕事があるのでしょうか。代表的なものをみていきます。
・レストラン、カフェなどの店員
・ホテルのスタッフ
・日本語教師
・留学会社のオフィスワーク
・ベビーシッター
・家事手伝い
これらはワーキング・ホリデーを利用して働く人に多い職種です。レストランやカフェの店員は比較的仕事が見つけやすいこととその国の言葉を積極的に使うことができるので人気です。
・プログラマー
・アフィリエイトブロガー
・ライター
・デザイナー
・FX・株式投資家
・個人貿易業務
このような専門的なスキルを使ってオンラインで完結する職種は、ノマドワーカーとして働く場合が多いです。どれも場所・時間問わず働けます。
・大手自動車メーカー
・電子部品メーカー
・総合商社
これらの日系のグローバル企業は海外拠点が多いです。それだけ駐在員として海外で勤務するチャンスがあると言えるでしょう。
国際公務員は、国際機関や世界各地に点在する事務局、地域事務所などに勤務します。
・開発途上国への技術援助
・難民救済
・教育の普及 など
このように、国際公務員の職務は多岐にわたります。
・客室乗務員
・通訳
・観光ガイド
他にもこのような職種で海外で働けます。コミュニケーション力や、現地の言葉・英語の習得が求められるでしょう。
海外で働くメリット
海外で働くメリットはどこにあるのでしょうか。
外国語が身につく
仕事だけでなく買い物や手続きなど、現地の言葉を使わなければならない場面が出てきます。最初はうまく伝わらずにもどかしくても、勉強して使っていくうちに上達していくでしょう。
日本でいくら勉強をしようとしても、どうしても日本語を話す&聞く時間の方が長くなってしまい、上達が難しいと悩む人もいるのではないでしょうか。そんな人にとって、海外での生活は自分を追い込むためにもおすすめです。
サバイバル力が磨かれる
日本ほど知り合いがおらず、頼れる人がいない。言葉が通じない。そのような状況で暮らしていると、自然と「どの情報・人を信頼すべきか」「どうやって生きていくか」などに立ち向かっていくようになるでしょう。
自分1人で頑張ったり、時には助けてもらったり。日本では当たり前だったことにも難しさを覚え、だんだんとどんな状況でも切り抜ける力がついていきます。
刺激がある
外国では食事や街の様子、働き方など日本とはほとんど異なります。毎日歩いているだけでも刺激を受けるでしょう。「日本はもうつまらない」と思う人におすすめです。さらに海外生活を経験して帰国すると、何気ない日本の風景でも刺激を感じるかもしれません。
ただ、刺激だけを求めると慣れてきた時に「何のために来たんだっけ」と思ってしまう恐れがあります。
居心地の良い場所が見つかるかもしれない
日本で生まれ育ったからといって、日本だけがあなたの居場所ではありません。「どこにいても居心地が悪い」と感じる人にとっては、ほかに居場所を探すきっかけとなるでしょう。
短期の旅ではなく、働いて暮らすことで自分に合う場所がわかることもあります。しっくりくる場所が見つかるかもしれません。
海外で働くデメリット
海外で働くことは、メリットばかりではありません。事前にデメリットとその対処法を知っておきましょう。
環境・文化への適応が難しい
刺激がある反面、全てが異なるために環境や文化への適応が難しいでしょう。最初は楽しめていても、だんだんと馴染めずにストレスを感じることもあります。
例えば日本では時間通りに電車やバスが来ますが、海外では大幅に遅延したり、ストライキが起こったりする国もあります。「なんでこうなるの?」と受け入れられず、それが積み重なると大きなストレスとなるのです。
・「ここは違う国だ」と思い込む
・その土地の全てを好きにならなきゃ!思わない
・他の移住した人に対処法を聞く
・どうしても無理な場合、帰国も考える
このようにして、対処していけば少しづつ受け入れられるはずです。
待遇が下がるかもしれない
現地の言語が自由に話せないと、給料など待遇が下がる可能性もあります。またこれまでその国での就労経験がないと、日本でしていた仕事をそのままできるとは限りません。
「海外で働きたい」はあくまで手段。「どの国でどんなことを、何のためにしたいのか」を考えておくことで、待遇が下がっても「目標のために今はしょうがない」と受け入れられるでしょう。
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孤独を感じる
初対面の人ばかりで、だれを信じれば良いかわからない。
そんな状況では悩んでもすぐに相談できず、孤独を感じやすいでしょう。また「馴染めない」と感じる原因にもなります。
・職場の人に友人を紹介してもらう
・日本人のコミュニティに行く
・現地の文化や言語を勉強して、共通の話題を作る
・無理して友達を作ろうと思いすぎない
・家族や友人に連絡をとる
このようにして、孤独感を払拭していきましょう。
治安が悪くなるかもしれない
日本の治安ランキングは世界で6位。ほとんどの国が日本より治安が悪いということになります。もちろん場所によりますが、日本にいるよりも注意しなければならず、ストレスにつながるでしょう。
・事前に治安情報を調べておく
・危険な場所や事件について常にキャッチアップしておく
慣れてきた時が一番危険。自分の身は自分で守りましょう。
将来海外で働きたい人が準備するべきこと
ワーキング・ホリデーやノマドワーカー、現地採用での就職を考えている場合、以下の3つは心がけておいた方が良いでしょう。
情報収集
具体的に行き先をまだ決めていなくても、候補となる国の情報はチェックしておきましょう。
・ビザ
・Wi-Fi
・生活環境
・治安
・日本人に対するイメージ など
海外で働くためにはビザの取得が必須条件。ひとくちにビザと言ってもその中身、申請条件などは国ごとに異なるので、確認が必要です。
Wi-Fiなどのインターネット環境も大事なポイントですね。特にノマドワーカーとして働きたいのなら、高速インターネットを確保できるか、作業をできそうなカフェ/コワーキングスペースがあるかは重要です。
ワーキング・ホリデーを希望する際、行くことができるのは24ヶ国のみ。国ごとに条件も違うので、更新や変更がないかどうか定期的に見ておくことが大切です。
また、世界情勢にも常に目を向けておきましょう。政治の動きによって外国人の就労は左右されやすいのです。
専門的なスキルを身につける
海外では日本よりもはっきりとした「実力重視」です。生き残っていくために自分にしかできないスキルを見つけ、その力を磨きましょう。自分で起業する場合は、もちろん手に職がないと始まりません。
また、企業に就職する場合でも戦力となるスキル・経験をアピールできないと、雇ってもらえないでしょう。自分の武器に磨きをかけて備えましょう。
働くためにまずは専門留学という方法もあります。語学力向上だけでなく、その国で専門的なスキルを見つけるための学校です。語学やアート、デザイン、映画作成、ダンスなど幅広い分野の留学があります。
参考:留学ジャーナル 専門スキルアップ留学
語学力をつける
どこに行くにしても、どんな仕事をするにしても、英語が話せるに越したことはありません。他にも英語以外の中国語やフランス語、スペイン語など、幅広い国で使われている言語も理解できると就職の幅は広がるでしょう。
もし「この国で絶対に働きたい!」という国があれば、マイナーな言語でも現地の言葉を勉強しておくと良いかもしれません。仕事上は英語で問題なくても、やはり現地の言葉ができるとコミュニケーションを円滑にとることができるので、現地の人との距離も近づき働きやすくなりますね。
国内の英会話学校では、実践的な語学力を取得するにはかなりの時間を要すると覚悟しましょう。現地に行くなど、学校でも日常でもその言葉を使う環境で勉強するのがもっとも習得が早く効率的な方法です。
駐在員・国際機関職員として働く方法
海外での働き方の中でも、難易度が高いのが駐在員と国際機関の職員。高度なスキル・豊富な経験が必要です。しかしやりがいのある仕事のイメージから、憧れている人も多いでしょう。
そんな人に読んでもらいたい、駐在・国際機関での勤務をする方法を紹介します。
駐在員として海外勤務をする方法
駐在員として勤務する方法としては2つ。
①今いる会社で選ばれるのを待つ
選ばれるには、語学力よりもトップからの評価や知名度をあげて「任せられる」と思われることが重要です。自分にしかない専門的なスキルを身につけるか、日ごろの仕事の結果を出す努力が必要とされるでしょう。
②駐在員を募集している会社に転職する
求人と自分の希望がうまく合えばすぐに海外勤務を実現できます。しかし、即戦力が求められているため「専門的なスキル」「マネジメント経験」が求人条件となることが多いです。
国際機関で海外勤務をする方法
採用に職務経験が重視されることが多いため、最終目標までに長い期間がかかるかも知れません。
国際機関人事センターのサイトによれば、国際機関の職員になるために最低限求められる要件はこちら。
・学位:応募するポストと関連する分野での修士号以上の学位があること
・専門性:応募するポストと関連する分野での勤務経験があること
・語学力:英語若しくは仏語で職務遂行が可能であること
関連する分野での勤務経験がない人は、青年海外協力隊や国連ボランティアとして職務経験を積むことが必要になります。国連ボランティアの資格要件はこちら。
・活動開始時に25歳以上
・大学卒業または専門資格の取得後、最低でも2年、できれば5年以上の勤務経験
・英語、フランス語、スペイン語などの国連公用語で日常業務が遂行できるコミュニケーション能力
かなりのスキルが要求されています。
まとめ
海外で働きたい!と思ったら、まずは現地に足を運びましょう。
ショートステイの旅行でも構いません。その土地の空気を吸って、その土地の人たちとおしゃべりして、どういう働き方をするか、じっくり考えることでやるべき/やりたいことが見えてきます。
言葉の問題は、最優先課題ではありません。「海外で何がしたいか」が重要です。「将来の自分のビジョン」を胸に、日本を飛び立ちましょう。