普段話せない人と話せたり、新しい情報を得られたり。
楽しい飲み会もありますが、上司に誘われて断りづらいからしょうがなく行き、「無駄だった」と思うこともあるでしょう。
事前に「その飲み会は無駄かどうか」のサインを見逃さないようにして、無駄な飲み会への出席を防ぎましょう。
もし出席した飲み会が退屈だった場合の対処法も紹介しています。
目次
無駄な飲み会の見分け方
「行ったら楽しいかな」「でも結局無駄だったら嫌だな」
見極めるのは難しいですよね。迷ったときに参考にしたい4つの考え方を紹介します。
話したい人がいるか
もし参加メンバーに話したい人がいれば、お酒の力を借りて距離を近づけるチャンス。仕事中は時間がなくても、飲み会ならお酒を注いだり、近くの席に座ったりして話す機会をつくれます。
しかし話したい人がいなければ、あなたにとって無駄な飲み会になってしまうかもしれません。飲み会は会話が中心になるからこそ、話したい人がいなければ退屈です。
家で1人でお酒を飲む方が楽しいか
「飲み会に行くくらいなら、家でお酒を飲んでいたい」
そう思う時は、わざわざ飲み会のために時間を作るほどの意味を見いだせていない状態です。無理して飲み会に行っても、「早く帰って1人でだらだらしたいな」と思ってしまうかもしれません。
1人でいる時間も大切。飲み会を断る理由に十分なりうるでしょう。
前に参加した時楽しかったか
以前も同じ・似たようなメンバーで飲み会をしたことがある場合、「前は楽しかったか」が参考になるでしょう。
「楽しくなかった」
「お金の無駄だった」
そう感じたのであれば、今回も「この飲み会無駄だな」と思うかもしれません。
参加を迷う理由が「断りづらいから」
「話したい人もいないし、前参加した時も楽しくなかった。家に1人でいた方がマシ。でも断りづらい…」
そこまで行きたくない理由がハッキリしているのなら、飲み会に行っても無駄と感じてしまうでしょう。断れなかった自分に嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。
「断りづらい」と思う時は、要注意です。
飲み会の断り方
飲み会が無駄、行きたくないと思っていても断りづらい時もあるでしょう。断り方次第では今後の人間関係にも響きそうで、不安ですよね。
「なんで飲み会に来れないの?」
と言われた時に備えて、6つの断る理由を紹介します。状況に合わせて選んでみましょう。
「宅配便が届く」と言う
宅配便は受け取るタイミングを逃すと日程調整が面倒なことは、他の人もわかっているはず。
「最近忙しくて今日しかなくて」
「実家から生ものが来るんですよね」
などと付け足せば、相手もしつこく誘ってこないでしょう。
しかし、相手によっては「別の日なんていくらでもあるでしょ」と言われてしまう場合も。仕事でもこちらの都合を考えずに仕事を振ってくる人には、使わない方が良いでしょう。
「ちょっといろいろあって」とにごす
ワケありそうなふりをして、「ちょっといろいろあって、、」とにごして断ってみましょう。あなたのただならぬ雰囲気に、相手もこれ以上話をのばしづらくなるかも。
あまり仲良くない人に使えばうまくいくでしょう。
家族を理由にする
困ったら家族の理由が言いやすいでしょう。それぞれの家庭の事情があり、周りの人は口をだしづらいからです。
「家族が体調不良で」
「親が実家から来るんです」
「早く帰らないと子どもが寂しがるんですよね」
家族を利用するようで心が痛むかもしれませんが、どうしても他の理由が出てこない時に使ってみましょう。
先約があると言う
1~2か月前に言われた場合ではない限り、先約があるのは誰にでもあること。「しょうがないか」と諦めてくれるでしょう。
もし先約がないとしても、「1人で過ごしたい」は立派な予定。気にせず先約があると答えましょう。
体調不良を理由にする
よっぽど相手のことを考えない人でない限り、「体調不良です」と言われて無理やり飲み会には誘わないでしょう。
「この頃調子が良くなくて」
「今日はお腹が痛いのでやめておきます」
そう言えば、むしろ「早く帰って寝た方が良いよ」と言ってもらえるかもしれません。
「飲み会好きじゃないキャラ」を作る
もしあなたが飲み会自体を好きではない場合、「飲み会好きじゃないキャラ」を作っておきましょう。
キャラ作り例
・大事な会ではない限り断る
・飲み会は行かないけど、ランチには行く
・忘年会や歓送迎会でもお酒をあまり飲まない
・飲み会の話になったらオーラを消し去る
最初は「飲み会好きではないんです」と断りづらいかもしれません。しかし勇気を出して言い続けていれば、断っても悪い気をされないでしょう。
むしろたまに飲み会に参加するとレアキャラ扱いされ喜んでもらえたり、たまにだと自分も楽しめたりするかもしれません。
飲み会を断る時に気を付けたいこと
断る時は、これからの関係が気になるでしょう。お互い悪い気持ちにならないように、最低限気を付けたいことを紹介します。
すぐに返事をする
幹事はお店の予約や人数集めなどで「誰が出席するか」よりも「何人出席するか」が気になっているかも。
断りたい時はすぐに言いづらいかもしれませんが、断る時ほど早めに言いましょう。
「人数に含まれていて、キャンセル料を払わなくてはいけなくなった」
そんな事態も防げます。
「歓送迎会」「お祝い会」など大事な会には出席する
普段の飲み会は断っても、「歓送迎会」「お祝い会」「忘年会」など大事な会には参加した方が良いかも。するとそんなあなたを見ている人は、「ちゃんと私たちとの関係を大切にしてくれているんだな」と思ってくれるでしょう。
もし良い人間関係を築きたいのなら、飲み会が好きではなくても「大事な会には出席」をおすすめします。
「誘ってくれてありがとうございます」と言う
相手は少しでも「あなたと飲みに行きたい」と思って誘ってくれたことを忘れないようにしましょう。あなたもどんな理由でも相手に断られたら、ダメージをくらいますよね。
断りと一緒に「誘ってくれてくれてありがとうございます」と言えば、少なからず「誘わなければ良かった」とは思わないでしょう。
申し訳なさそうにする
直接伝える場合でも、文面で伝える場合でも、申し訳なさそうな態度をするのは大事。ヘラヘラ、もしくは「断って当然」な態度で断られると、誰しもむかついてしまうはず。
面倒かもしれませんが、どんな人相手にもまずはやっておきましょう。「誘ってくれてありがとうと言う」と同様、相手の気持ちを無駄にしないために必要なことです。
飲み会中に「無駄だな」と思った時の対処法
「とりあえず来てみたけど、来なければよかった」
そう思うこともあるでしょう。飲み会中からでもできる対処法を紹介します。
1次会で帰る
盛り上がると2次会、3次会が開催されるかもしれませんが、1次会で帰りましょう。「2次会は楽しくなるかも」と期待しても、1次会で楽しくなければ2次会でこれ以上楽しくなるのは難しい。人はそんなに短期間では変わらないからです。
「2次会行く?」と言われても、「朝早い」「終電が」などと言って断りましょう。
近くにいる人の癖を見つける
話がつまらない場合は近くにいる人の特徴探しをしましょう。
「この人って飲み会ではあんまり話さないんだな」
「笑い声って個性があっておもしろい」
違う角度で見ると、おもしろい新たな発見があるかもしれません。人間観察が好きな人にはぴったりです。
普段話さない人の話を聞いてみる
特に会社の飲み会だと、違う部署・入社年次の違いで話したことのない人もいるでしょう。「つまらない」「話が通じない」これも新しい発見。もしかしたら「趣味が合う」「こんな仕事してるんだ」など良い発見もあるかもしれません。
勇気を出して話したことのない人と話してみましょう。
「楽しんでいる自分」を演じる
俳優気分になって「楽しんでいる自分」を演じてみましょう。「楽しそうだね」と言われたらこっちのもの。フリをしていたら、自然と楽しい気分になってくることもあるかもしれません。
楽しそうなフリが成功しすぎて、行きたくないのに次の飲み会にも誘われないように注意。
トイレで長めに過ごす
最終手段ですが、退屈すぎて耐えられない場合はトイレで長めに過ごしましょう。飲み会から少しでも逃げられます。
しかしトイレに行っている間に盛り上がって、仲間はずれな気分になってしまうこともあるので、覚悟しておきましょう。
たまには無駄な時間も過ごしてみよう
無駄な飲み会への対処法を紹介しました。
「どうしても行きたくない」「嫌いな人がいる」と思う時は、周りの人の考えに惑わされずに今回紹介した「断り方」を参考にしましょう。
しかしたまには無駄な時間をあえて過ごしてみても良いのでは。改めて自分にとって大事なことがわかったり、おもしろい発見をしたり、なにかしら意味のある飲み会になるかもしれません。