成功や成長とともに大きくなるのがプレッシャー。適度なプレッシャーは、ポジティブに捉え活力に変えることができますが、プレッシャーを感じすぎると心身に支障をきたすためうまく付き合うことが大切です。
「仕事のプレッシャーに耐えられない」と悩んでいる人におすすめの克服法を紹介していきます。
目次
プレッシャーを感じる原因
なぜあなたは今、プレッシャーを感じているのでしょう?
まず、プレッシャーの原因を考えてみましょう。プレッシャーの大きな原因は主に責任と期待の2つ。
期待は、大きくなればなるほど裏切りたくないと思ってしまい、プレッシャーへと変わっていきます。プライドの高い人や負けず嫌いの人が陥りやすいケースです。
また、責任によってどんどん自分自身を追い詰め、プレッシャーは大きくなっていきます。過去の失敗などにより自信がない人や完璧主義の人は責任からのプレッシャーを感じやすいでしょう。
では、それはどこから生じてくるのでしょうか。
上司
会社の中であなたのことを評価するのは上司なので、一番影響を受けプレッシャーを感じやすい存在かもしれません。
例:上司からのこんな言葉
「前回のプレゼン良かったよ。次も任せた」
「あの時の件どうなってる?
ノルマ
職種によってノルマを課せられている人もいるでしょう。ノルマは成長とともに大きくなっていき、それに伴って責任と期待も大きくなっていきます。
例:
「ノルマ達成のためなら休日も返上」
「今月と先月でノルマ達成率に差がある」
同僚
同僚は良きライバル。少しのことでも気にかかり、それが大きくなるとプレッシャーとして、のしかかってきます。
例:
「同僚ばかりが上司に褒められ、気に入られているようだ」
「同じことをやっているのに、なんで〇〇君のようにうまくいかないんだ」
過去の大きな成功
一度大きな成功をすると周りや自分自身からの期待が膨らみ、プレッシャーに感じてしまいます。また、一度成功したのだから失敗はできないと自分を追い込んでしまうこともあるでしょう。
例:
「前回の企画書も大成功したから、次の企画書も成功させないと」
「たくさんの人からの期待に応えたい。応えなければ」
過去の失敗
一度失敗して周囲に迷惑をかけた経験があると、もう失敗はできないと責任を感じてしまいます。次は成功するだろうと期待を感じる場面もあるでしょう。
例:
「もう二度と上司に迷惑はかけられない」
「一度失敗したのに、またチャンスがもらえた。次こそ成功させるぞ」
自分を取り巻く環境の変化
異動・転勤・転職、そして結婚・出産と環境の変化によって、自分が背負わなければならないものも変わり大きくなっていくので、プレッシャーも大きくなっていくでしょう。
例:
「前の職場ではうまくいかなかった。新しい職場ではうまくやりたい」
「先輩として、できる姿を見せたい」
「生まれた子どもにとって、かっこいい父親になりたい」
どうしてもプレッシャーを感じてしまう時の対処法
では、具体的にどのようにプレッシャーを克服すればいいのでしょうか。
具体的な方法をご紹介します。
小さいゴールを設定する
大きい目標や、成果が期待された時、そこから自分なりに小さい目標を設定していきましょう。そうすることで大きなプレッシャーも分解して捉えることができるようになります。
相談する
上司や同僚に相談してみましょう。
上司に相談する
過去に同じようなプレッシャーを経験し、乗り越えてきた先輩かもしれません。
相談して、その場にあった具体的な解決策を見つけましょう。
同僚に相談する
同じような立場の人なら、同じタイミングで似たプレッシャーを感じている可能性も高いです。同じ悩みを抱える仲間がいると、気が楽になり前向きな気持ちになれます。
口に出す
これは責任よりも、期待をかけられている時に使うのがオススメです。
なにか新しい仕事を任されたりプレッシャーを感じる言葉をかけられた時、「そんなプレッシャーをかけないでくださいよ〜」などフランクに口に出しちゃいましょう。場だけでなく、自分の気持ちも自然と和ませることができます。
優先順位をつける
今やるべきことを全て書き出してから、優先順位をつけていきましょう。そうすることで、それまで「やらなきゃいけないことが多い」と漠然としたプレッシャーを、分けて考えることができるようになるため負担が少なくなります。
プレッシャーを感じなくなる考え方
どうしてもプレッシャーを感じてしまう時、思い出してほしい考え方を紹介します。
努力しているからこそプレッシャーを感じる
いい加減に仕事をしていたり、自ら行動していない人はプレッシャーを感じることはありません。仕事に真剣に向き合い、積極的に取り組んでいるからこそあなたは今、プレッシャーを感じているのです。
仕事に対して正しい意識を持っている自分に誇りを持ちましょう。
失敗を恐れない
プレッシャーを感じているということは、あなたが今までに経験してきたもの以上の仕事ということです。一度経験していれば、それほどプレッシャーを感じることはないはずです。
最初から完璧に仕事をできる人はいません。うまくいかなくても当然。
「もし失敗したらどうしよう」と漠然とした不安を抱き、プレッシャーを大きくするよりも、「失敗したらこうしよう。その前にこうしておこう。」と具体的な対策を念のために立てておくこともオススメです。対策を立てておくと、先を見通して行動できるようになり、失敗も少なくなります。
プレッシャーは成長のチャンスである
プレッシャーを乗り越えると、必ず得られるものがあり、成長できます。
プレッシャーがかかるのは、今が成長するチャンスの証拠。小さな仕事にはプレッシャーは感じません。あなたが今、任せられている仕事はそれだけ有意義なものなのです。
プレッシャーまでも味方につけ、やる気につなげましょう。