仕事終わりのジム通いは、想像以上に難しい…。運動習慣!ダイエット!筋トレ!続けたい気持ちとは裏腹に、『挫折者』は後を絶ちません。
時間が…荷物が…疲れが…空腹が…みんなが同じ悩みを抱えています。本気でジム通いを続けたいならば、何をすれば良いのでしょうか?
結論から言います、継続のためには「事前準備」が欠かせません。何よりもまず、準備を徹底するべきです。仕事終わりのジム通いを継続させる事前準備のテクニックを解説していきます。
目次
「なぜ仕事終わりにジム?」納得度を増やそう
人間の行動原理を明らかにする行動科学の世界(※)では、習慣づくりに「メリット/必要性」が欠かせない、とされています。
※心理学・生物学を用いて、「しなくてはいけない!」を「したい!」に変える科学的根拠に基づいた実践法を解明する分野
それはつまり、効果を実感しやすいメリットと、高い必要性を感じる目標を設定すれば、継続がしやすくなるということ。
《効果を実感しやすいメリット》
=どんな良いことが起こるのか?ハードルは小さく。
《高い必要性を感じる目標》
=なぜ、それを行うのか?想いの強さが肝心。
仕事終わりにジムを継続させたい場合の例を、それぞれ挙げてみます。
メリット
・仕事で溜まったストレスを即発散できる
・休日はゆっくりと休む日にできる
・休日だけ行くよりも運動する頻度が増える
・疲労で熟睡が期待できる
・起床後のスッキリ感が増す可能性大
・ジムでお風呂に入れば、家で入らなくて良い
(水道代の節約/時間の節約)
・ジム会費を無駄にしなくなる
目標
・”あの人”を振り向かせるために、脚を細くしたい
・3か月後のマラソン大会で自己新記録を出したい
・来月のデートに向けて、シェイプアップしたい
・痩せて”あのファッション”を着こなしたい
・不眠症気味なので、スッキリ感全快で目覚めたい
・もっともっと見た目に自信を持ちたい
どちらも具体的であればあるほど、仕事終わりでジムに行く”納得度”を上げることができます。
乗り気になれない自分を、いつでも振り立たせることができるメリット・目標を定めれば、「継続しやすさ」はグンと増えるはずです。
メリット・目標を定めるコツ
仕事終わりでジムに通うメリット・目標を考えるコツは以下2つ。
①恋愛・健康・お金・夢/やりたいことを絡める
②日常生活に”直接的”な良い影響を与える形にする
①「恋愛」「健康」「お金」「夢・やりたいこと」は、人間が抱えやすい4大お悩みジャンルです。悩みやすいということは、解決したい気持ちを抱きやすいということ。メリット・目標に絡めると、モチベーションUPにつながります。
・”あの人”を振り向かせるために、脚を細くしたい
・不眠症気味なので、睡眠の質を改善したい
・来月のデートに向けて、シェイプアップしたい
・毎月のジム会費8,000円を無駄にしたくない
・憧れのファッションを全力で楽しんでみたい
②日常生活に直接的な良い影響を与える形とは、”日常に変化をもたらす”ということ。
・仕事で溜まったストレスを即発散できる
・疲労で熟睡が期待できる
・ジムでお風呂に入れば、家で入らなくて良い
(水道代の節約/時間の節約)
重視すべきは「即効力」。仕事後のジムを終えた時点で効果を発揮しているメリットであれば、満足感・喜びにつながるでしょう。
カンタンにまとめると、
「ジム行って良かったー!!」
と思える瞬間を、いかにして増やすかが肝心ということ。ハードルが小さいメリットをできるだけ多く考えておきましょう。
「継続」を止める要因に対策をする
仕事終わりのジムが継続できなくなる要因ごとに、対応策を紹介していきます。
①ジムが遠い
ジムが遠いと、体力的にも時間的にも、通うハードルがグンと上がります。強敵です。
会社・自宅・最寄り駅など、通勤ルートに位置するジムを探しましょう。(通り道がベスト)
「余計に歩いても運動になるし、遠くても良いかな」
この考え方は非常に危険です。どうしても行きたくない気分になっても、「まあ通り道だし、ちょこっと寄るか!」と考えられる近場を選ぶのがポイントになります。
②荷物が重い/準備が面倒
着替え、タオル、シューズ、水筒…出勤前から準備するのは、かなり面倒なこと。朝のバタバタで準備をし忘れたら、もうその時点で仕事終わりのジムにはいけなくなるからです。
もちろん、かさばる荷物を持ち歩くのも、ジムが嫌になる要因。ジム内ロッカーを借りましょう。ロッカー内に数日分の荷物を入れておき、しばらくは「朝何も準備する必要がない状態」するのがベストです。
ロッカー分の追加料金(月1,000円程度)を気にしてしまう人は、全く行かないのに払う会費(月8,000円程度)より圧倒的に安いことを知っておきましょう。
③お腹が空く
仕事後にお腹が空くと、早く帰ってご飯が食べたくなり、ジムが面倒になることも多いでしょう。
あらかじめ、手軽に買えて、小腹を満たせるものを知っておく必要があります。(美味しく食べられるものがベスト)
運動の30分前:
腹4分目程度が理想。コンビニで買えるのは、バナナ、ソイジョイ、カロリーメイト、ウイダーなど。
運動1時間前:
油分の少ないものが理想。コンビニで買えるのは、おにぎり、サンドイッチ、そば、うどんなど。
買うのが面倒になる人は、お気に入りの食品を箱買いし、ジム内ロッカーに入れておくのがおすすめ。食べるためにも、ひとまずジムに寄りたくなる仕掛けをつくりましょう。
そもそも、仕事終わりでジムに通う必要はあるのか?
よっぽど強い意思がある場合を除き、仕事終わりのジムはハードルが高いです。継続できない自分を責めてはいけません。
・週末のみで目的は達成できないか?
・自宅でトレーニングはできないか?
目的達成のためには、ジムが必須ではないことも頭に入れておきましょう。
「ジムに行けば、やらざるを得ないから」
「会費を払えば、行かないと損だから」
という気持ちはわかります。しかし、この考え方だけでは継続しずらいのが現実です。
そこで、紹介した通りのアプローチをしてみましょう。
①「メリット・必要性」を明確にする
→いつでもやる気を掻き立られる状態
②続かなくなる要因をつぶしておく
→「行きたくない」理由をつくらない状態
繰り返しになりますが、事前準備が全てです。仕事後のジム通い習慣をつくり、新しい自分と出会いましょう。