転職回数が多いと採用に不利?と不安を感じていませんか。
年代によって多いと感じられる回数は変わってきますが、3回以上転職をしていると転職歴を気にする企業が増えるそう。(参考:リクナビNEXT『転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態』)
しかし転職回数の多さだけが採用基準とはなりません。また、企業によって「1回の転職でも気になる」「転職回数は気にしない」などさまざま。
今回はそんな転職回数に不安を抱える人に向けた、転職回数の多さを不利にしないための対応策を紹介します。参考にしてみてください。
目次
転職回数が多いと不利⁉︎
転職回数が多い=不利、とは限らない
転職回数が多いことは本当に不利なのでしょうか。何のビジョンもなく、仕事が面白くなくなった、人間関係が悪化したなどの理由で転職を繰り返している場合、採用されるのは難しいかもしれません。
しかし、転職して多様な職場を経験しているからこそ身につけられるスキルもあるはず。いろんな性格の人と仕事をすることによってコミュニケーション能力も高くなっています。
実際、転職回数が多いことによる「スキルの高さ」や「転職することで得たもの」を採用のポイントとしてあげる採用担当者の声もあります。
転職を繰り返したからこそ得たスキルや経験を上手にアピールできれば、転職回数の多さは採用に不利にはなりません。
(参考:リクナビNEXT『転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態』)
転職回数が多いと不利、と言われる理由
企業の意図も知って対策しましょう
転職回数が多いと不利と言われる理由としては次のようなことが考えられます。
入社しても長続きしないのではと疑われる
今まで何度も転職してきた人は、今回もまたすぐに転職してしまうのではないかと疑われるでしょう。
会社としては、入社した以上はスキルを身につけ、ある程度会社に貢献するまでは働いて欲しいと思うもの。日系企業の中にはまだ「1つの会社で長く働くのが良い」という考えが浸透している会社もあるでしょう。
「転職回数が多い=腰を落ち着けて仕事に取り組む意識が低い」と思われると、採用が難しくなります。
何か問題があるんじゃないかと思われる
何度も転職を繰り返すのは、本人に何か問題があるのではないかと思われるケースがあります。
例えば、人間関係でトラブルが多いなど、会社の空気を乱すような人は敬遠されがち。あるいは責任感を持って仕事に取り組まないなど、仕事ができない要因が見受けられる人は採用を見送られてしまいます。
スキルが未熟と思われる
転職回数が多いと特化したスキルがないように思われてしまうことも不利と言われる理由の一つ。それぞれの仕事に従事する期間が短いことから、その業務への習熟と理解が不足していると思われてしまいます。
特に異なる業種の転職をしている場合には、一貫性がわかりづらいので飽きっぽい性格と勘違いされるかもしれません。
転職回数が多い人にしてほしいこと
過去の転職回数に関係なく、採用されるように次のような準備をしておきましょう。
ライフプランを明確にする
自分のキャリアプランやライフプランを具体的にしておきましょう。自分にとっての人生の中での仕事の位置づけを説明すれば、転職回数が多いことも納得してもらえます。
人生のゴールがまだ定まらず模索中であっても、それを今の自分のプランとすればOK。行き当たりばったりで転職を繰り返していると思われないよう、将来を見据えた転職をしてきたことをアピールできるようにしましょう。
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自己分析を徹底する
自己分析を徹底すれば、「なぜ今転職活動をしているのか」「なぜその企業を志望しているのか」「これまでのキャリアで得たスキルを、どう活かせるか」を説明できるでしょう。
「転職が多いのは、何か問題があるわけではないんだ」「ちゃんとスキルがある」と理解してもらえるはずです。
・業務に関するスキル(交渉術、文書作成能力など)
・人間関係上のアピールポイント(協調性、リーダーシップなど)
・仕事の目的(利益向上、自己啓発など)
・今後のビジョン(出世、起業など)
具体的な内容も含めてアピールできるよう、徹底的に自分を見つめましょう。
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在籍期間と転職理由を整理しておく
今までの転職について在籍期間と転職の理由を整理しておきましょう。転職回数の多さの理由は必ず質問されるポイントです。
不利になるかしれないと回数を偽るのは当然NG。経歴詐称は罪です。回数が多くても納得できる理由があれば、デメリットにはなりません。
転職の理由は説得力のある内容にまとめておきましょう。在籍期間が短くてもそこで得たもの、そこで満足できたことはあるはず。
もし人間関係の悪化など自分に良くないところがあった場合でも、それは正直に伝えるべき内容です。反省しつつも再発を防ぐ努力をする謙虚な姿勢があることをアピールしましょう。
【現役キャリアアドバイザー監修】転職理由(退職理由)のポイント・まとめ方・回答例
一貫性・共通性を見つける
特に異なる業種で転職を繰り返した場合には、自分の軸を説明できるようにしておきましょう。
異なる業種の転職が繰り返されていても、説明によってはいろんな環境下でスキルを生かしてきたことがわかります。
またどんな職場でも良好な人間関係を構築できることも、転職で得られるスキルの一つ。異なる業種を経験することで得た広い視野があり、その中でブレない自分の軸を持っていることは大きな強みとなるでしょう。
転職の時に大事なことは「ポジティブであること」
転職の時に大事なことは常にポジティブであること。
1つのことには必ずポジティブな見方とネガティブな見方があります。転職回数が多いことをネガティブな要素として質問されても、必ずそれをポジティブな要素で答える発想が必要です。
・短い在職期間で転職
→高度なスキルでその会社ではもうやり切ったと思えたから
・異なる業種を経験
→柔軟な発想で、どんな環境でも前向きに取り組めるから。
他にも、コミュニケーション能力の高さは転職するたびに0から人間関係を築き上げる経験が豊富だから、など転職回数の多さをプラスにする理由はあるでしょう。
「転職はステップアップ」というポジティブな姿勢を崩さないようにすることが大事です。
不安な時はキャリアアドバイザーに相談しよう
ここまで転職回数が多い場合の転職理由のポイントやまとめ方について紹介してきましたが
「そんなに上手くまとめられない」
「自分で考えてみたけど、本当にこれでいいの?」
と不安な人もいるのではないでしょうか。
そんな方には転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントは企業を紹介してくれるだけのサービスではありません。
転職理由をまとめるサポートをしてくれたり、転職理由の添削をしてくれたりするのです。
転職理由に不安を感じている人は、ぜひ転職エージェントを利用してみてください。
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転職で悩んでいるなら転職エージェントの利用がおすすめ
転職エージェントとは、転職を希望している求職者と中途採用活動を行っている企業の間に入り、転職活動をサポートするサービス。
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