何でも仕事を押し付けてくる人、どこの職場にもいますね。特に上司に押し付けられてしまうとなかなか断ることは難しいでしょう。
何度も仕事を押し付けられると大きなストレス。どうにもできなくて、仕事を辞めてしまおうかと思ってしまうかもしれません。
実は、仕事を押し付けられてしまう人には共通した特徴があります。
日頃の自分の行動を見直して、押し付けられないようになりましょう。
目次
仕事を押し付けられるのは仕事ができるから?
実は誰よりも信頼されているのかも
仕事を押しつけられる人は「損な人」とマイナスに捉えていませんか。他人の仕事まで手伝わされることで、心に余裕がなくなり仕事も楽しめなくなっているかもしれませんね。
実は、仕事を押しつけられる人は「仕事に対して誠実な人」です。面倒な仕事を押しつけても丁寧に仕上げ、申し分ない成果をあげると認められています。
また多少難しいと思われる業務でも対処できる能力があると思われています。自分では難しいと思える仕事でも「この人なら何とかしてくれる」と思っているために仕事を押しつけてくることもあるでしょう。柔軟な発想で危機回避に優れていると思われている証拠です。
反対に仕事を押しつけてくる人は自己中心的な性格の持ち主。面倒な仕事で自分がやるとミスが起きそうな気がする、などの理由で仕事を押しつけてきます。仕事を人に押し付けてその成果は自分の評価につなげようとさえ考えているかもしれません。
だからこそ、仕事に誠実で優秀な人を探して仕事を押しつけてくるのでしょう。
仕事を押し付けられる人の特徴
仕事を押しつけられる人には次のような特徴があります。自分の行動と照らし合わせて仕事を押し付けられやすくなっていないか、チェックしてみましょう。
責任感が強い
責任感が強い人は仕事を押しつけられやすいでしょう。チームの危機を救うのは自分しかいない!と強い責任感があるので、人が嫌がるような仕事を押しつけられても引き受けてしまいます。
自分の業務に直接関係なくても、周囲で業務が滞っているのを黙ってみていられません。自ら手伝いを申し出てしまうこともあるかもしれません。
何でもポジティブに考えられる
仕事を押しつけられてしまう人の中には何でもポジティブに考えられる人もいるでしょう。
周囲からは「押し付けられている」ように見えても、本人はそう感じていないかもしれません。面倒な仕事を押しつけられても「自分にできると思ってくれているから頼んでくれた」とポジティブに考えます。
自分の業務以外の仕事を押しつけられても「チャンス」と前向きに取り組むので、どんどん押しつけられることになります。
断れない
頼まれごとをされるとつい「いいよ」と言ってしまう人は仕事を押しつけられやすい人です。仕事を押し付けようとしている人は断れないその性格を利用して押し付けてきます。
頭では「断らないと!」と思っていてもなかなか勇気が出ないと、どんどん押し付けられるでしょう。
相手の気持ちを優先させてしまう
押し付けられる人は、自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先的に考えてしまいます。もし断ったら相手が不機嫌になってしまうかもしれない、と恐れて仕事を押し付けられても引き受けてしまうのでしょう。
仕事を押し付けるたびに、自分の気持ちを押し殺しているとやがてストレスは大きなものに。相手の気持ちを優先させることで自分の業務にも支障をきたすかもしれません。
自分に自信がない
自分に自信がないために仕事を押し付けられてしまう人もいます。押し付けられた仕事を断わるとどう思われるか、他人の目が気になって断れません。
自分に自信がない人は、他人からの評価で自分の価値を確認しています。仕事を押し付けられていることはわかっていても、断ったら「使えない」とレッテルを貼られることが怖くて断れません。
コミュニケーションがうまくいっていない
日頃から仕事上のコミュニケーションがうまくいっていないと仕事を押しつけられやすい人になってしまいます。周囲の人の仕事状況などは日常のコミュニケーションの中でお互いに感じることができるものです。
円滑なコミュニケーションが図れていれば、仕事が大変なことを悩みとして話せることもあるでしょう。日頃のコミュニケーションがうまくいっていないと、周りに相談したり協力を求めたりすることが難しいので、仕事を押しつけられても逃げ道がないのです。
仕事を押し付けられるときの対処法
仕事を押しつけられて困る時の対処法を紹介します。状況に合わせてできそうなものに挑戦してみてください。
いつもはっきりとした言い方を心がける
いつもはっきりとした言い方を心がけましょう。はっきりとした言い方をすると意思表示もはっきりできる人という印象を与えます。
まずは挨拶から。口を動かしてよく聞こえるようにはっきりと言いましょう。
話しかける隙を見せない
仕事を押しつけてくる人に対して話しかける隙を見せないようにしましょう。仕事を押し付けようと考えている人はいつでも押し付けるタイミングを狙っています。
・近づいてきそうになったらトイレに立ち上がる
・周囲の人と会話を続けることで話しかけるタイミングをなくす
このようなさりげない仕草で話しかける隙を見せないよう工夫しましょう。
タスク管理を徹底する
タスク管理を徹底して自分の現状を常に把握できるようにしましょう。
仕事を押しつけられそうになった時には自分の仕事量を理由に断れます。漠然と「忙しいから」とあいまいに答えると、少し融通をきかせてもらえるのではないかと期待させかねません。
「今は〜の業務に取り掛かっているのでできません」と具体的に理由を伝えることで、仕事を押し付けるのは無理だとわかってもらえるでしょう。
きちんとタスク管理をしていることがわかれば、断られた人も機嫌を損ねることはないはず。タスク管理を徹底していると自信を持って断れます。
無理なことを相手に伝える
「無理です」と率直に伝えることは最も有効な対処法と言えるでしょう。しかしこれはなかなか簡単ではありませんね。特に上司から仕事を押しつけられる場合には無理とは言えず、残業までして頑張ってしまうこともあるかもしれません。
仕事を頼む人は「無理なら最初に無理と言って欲しい」と思っています。そして「引き受けたのであれば最後まで責任持って取り組んで欲しい」とも思っていることでしょう。つまり「無理です」と正直に伝えることは相手にとってもありがたいのです。
相談する
何度も仕事を押しつけられて困っているときは相談しましょう。同僚や先輩から押し付けられていることには上司に、上司に押し付けられているときはさらに上の上司に相談しましょう。
自分のタスク状況を説明し、仕事を押しつけられても困ることわかってもらいましょう。社外の相談窓口を利用するのも一つの方法です。
身近な人に相談しづらい場合は、まずは第三者に話を聴いてもらって対処法を考えましょう。
まとめ
仕事を押し付けられるのは、断れない人が悪いわけではありません。仕事に誠実だからこそ頼られるのです。
自信を持って、明日もお仕事しましょう。
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