あなたの職場や友人でマウンティングしてくる人はいませんか?仕事に集中したいのに、いつもマウンティングしてくる…そんな職場は耐えられませんよね。
今回はマウンティングする人の心理と対処法をご紹介します。今まさにマウンティングされて困っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
マウンティングとは
マウンティングとは自分の優位性を相手に示す言動のことです。
元々マウンティング【mounting】はサルが優位性を誇示するために相手に背乗りをする行為を指す言葉。それが人間同士でも使われるようになったのです。
この「マウンティング」の言葉、2014年では「2014年ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネート。2019年の「流行りのJK語&若者言葉ランキング発表!| numan用語集」では「ぴえん」「タピオカ」を抑え「マウント」が第2位という結果に。
世代関係なく、幅広い層で認知されている言葉なのです。
「マウンティングされた」
「〇〇がマウントしてきた」
このようにTwitterなどのSNSでマウンティングに耐えられない人たちがつぶやいているのを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
マウンティングの種類は具体的に3つ。
・ステータス系
「私は○○に住んでいるから」
「恋人は○○大学出身だから」など
・モノ・カネ系
「ブランド以外のバッグは持てない」
「彼氏の年収は○千万なの」など
・自虐(不幸自慢)系
「私可愛くないから…。」
「私より不幸な人いないよ〜皆幸せでいいな〜」など
1つでも「やられたことがある」または「やってしまったことがある」の心当たりがある人は多いはずです。
マウンティングする人の心理
なぜマウンティングをしてしまうのでしょうか。マウンティングをする人の心理を解説します。
人に認められたい
マウンティングをする人は承認欲求が高い特徴があります。周りに認められたい、自分が価値のある存在だと思われたいという気持ちが強く、それを確認するためにマウンティングをするのです。
「先方から指名の仕事がきているから、定時になんて帰れないよ〜」
「電車よりタクシーの方が慣れちゃったな〜」
具体的にはこのように周りの人からを「すごい」待っているかのような発言をするでしょう。
承認欲求がない人はいない?バランスよく自己・他者欲求を持つ方法
優越感に浸りたい
優越感に浸りたくてマウンティングをする人も。そこには常に人より自分が優位でいたい意識があります。そのため相手を見下すような要素が入ったマウンティングをするのです。
このような人はプライドが高いため、自分が相手より上であることを示し、自尊心を保とうとしています。
「大変だったね。でも私ならそんなミスしないように、細心の注意を払って取り組むなぁ。」
このように相手のことを励ますように見えて、相手を見下しながら自分の方が上である発言をするのです。
負けず嫌いで、自分が優位であることを主張したい
負けず嫌いな性格からマウンティングをすることも。周りと常に比較をし、勝ち負けにこだわる心理からマウンティングをするのです。
マウンティングをする人は勝負事ではない場面でも常に自分が勝ちたいため、張り合ってくることもしばしば。
「まだ若手枠なのに昇進しちゃったよ〜。」
「恋人の年収は○千万以上あって〜。」
このように自分または身内の地位や年収などのステータスでマウンティングをしてくるでしょう。
また、自分の方が優位であることを主張したいため、相手の意見には聞く耳を持たない傾向もあります。
弱さを隠すために虚勢を張る
口で攻撃してくる人ほど、実は人一倍脆く繊細な場合がありませんか?
マウンティングをする人の心理には自分のコンプレックスや弱い部分を見られたくなくて、隠すために威勢のあるふりをする人もいます。
自分が不利になりそうな時ほど関係ない自慢話をして、遠ざけようとするのです。
マウンティングされた人の対処法
実際にマウンティングをされた時、どのように対処すれば良いのでしょうか?具体的な対処法を解説していきます。
適当な相槌をして受け流す
「へぇ〜そうなんだ」
「ふ〜ん」
このように適当な相槌をして受け流しましょう。マウンティングをする人は優位に立つことが目的なので、相手が理解しようがしまいが話せれば満足することも多いのです。
言葉に反応せず右から左へ聞き流して適当な相槌をして流しましょう。そうすることで言葉を受け止めずに済み、ストレスも溜まらなくなるはずです。
おだてて満足させる
「さすがですね!」
「お見事ですね!」
おだてることで、満足させて早々に切り上げる対処法もあります。これは上司やクライアントなど「良好な関係は保ちたいけどマウンティングをどうにかしたい」という人からマウンティングされた時におすすめです。
承認欲求を満たすことで相手は満足するので、適当におだてた後、タイミングを見計らって「すみません、実は次の予定がたてこんでおり…失礼しますね。」と早々に切り上げましょう。
相手も気分が良くなっているので、予定を止めてまで追いかけてくることはないはずです。また1度おだてると「もうこの人は自分の存在を認めてくれている」と次からマウンティングしてこない可能性もあります。
おだてて満足させる対処法は間違えると延々に自慢話を聞かされることもありますが、承認欲求を満たしたり、適度に相槌をしたりと上手く対応すると相手の懐に入り、可愛がられることも。相手によって見極めましょう。
自分の情報を開示しない
自分のプライベート(学歴や恋人など)やビジネス(年収や評価など)の情報は話さないことです。マウンティングをする人は周りと比べて優位に立ちたいため、いつどこで張り合ってくるかわかりません。
普段から情報を開示しなければ、相手もマウンティングする材料がなくなります。基本的にこちらの情報は話さないスタンスを貫きましょう。
マウンティングされていない人に相談してみる
マウンティングをする人を見ていると、一定の人にしかしていない場合もあります。
もし「なぜかこの人はマウンティングをされない」という人がいればその人に相談してみましょう。マウンティングをされていない人なりの具体的な対処法を教えてもらえるかもしれません。
またマウンティングをされやすい人には共通した特徴があります。
・自己主張しない人
・反論しない人
・自己肯定感が低い人
もしあてはまると感じた人は、マウンティングされやすいと認識して自分の意見も述べたり適度に流したりと、自分なりの対処法を持ってみてくださいね。
ハッキリと「嫌だ」と伝える
マウンティングをする人の中でこれからも関係を続けていたい友人や同僚の場合は、ハッキリ「嫌だ」と伝えるのも対処法の1つです。
しかしその時は「辞めた方が良いよ」と一言切り捨てるように言うよりも、言われたときの自分の気持ちを伝えた上で相手がどうしてマウンティングをするのかを聞いてあげるのがおすすめ。
相手は「自分を想っているからこそ言ってくれたんだ」と気づき、人間関係を悪化せずにマウンティングがなくせるでしょう。
距離をとる
どうしてもマウンティングがおさまらない・耐えられない場合は、物理的に距離をとりましょう。マウンティングをする人はターゲットを決めている場合もあります。
もし自分がよくマウンティングされていると感じたら、来そうなタイミングで席を離れるか、「今立て込んでいるので、後でも良いですか?」と断わりましょう。
この時は過剰に謝る必要はありません。マウンティングをする人も「この人はいつ言っても話を聞いてくれない」と諦めてターゲットを変えるはずです。
少人数の部署で逃げようがない場合は、人事に相談し異動を検討しても良いでしょう。
ヒートアップの種!NGな対処法
マウンティングする人にやってはいけない対処法が「あげあしをとる」こと。
マウンティングをする人の矛盾点を指摘したり、刺激したりするとムキになってマウンティングが過激になったり、喧嘩に発展してしまったりする可能性があるのです。
友達や同期で言いやすい仲なら多少の指摘もありかもしれませんが、穏便に過ごしたい場合はマウンティングをする人を小さい子どもだと思って受け流しましょう。
まとめ
マウンティングは「人一倍優位に立ちたい」「周りの人に認められたい」など少なからず誰もが持つ感情によるものなので、無意識にやってしまっている人も多いでしょう。
無意識でやってしまっている人に「やめてください」と言っても、聞き入れてもらえなかったり、言い争いになってしまったりするだけです。
もし周りにマウンティングをしてくる人がいる場合は、耐えられなくなる前に今回紹介した対処法で上手くかわしてくださいね。
マウンティングにイライラする時間をなくして、自分のために時間を有意義に使いましょう。
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