「何かしたくても他人の目が気になって思うように行動できない」こんな悩みを抱えているを抱えている人は少なくないはず。誰かに見られていると思うと、失敗も怖くなって自由に動けませんよね。
どうすればその悩みから自分を解放してあげることができるのでしょうか。他人の目が気になる原因とその対処法を紹介します。
目次
他人の目が気になる原因
なぜ他人の目が気になってしまうのでしょうか?その原因は人さまざまですが、ここでは大きく4つに分けてその原因を紹介します。自分がどれに当てはまるか考えてみてください。
自己肯定感が低い
自分に自信がないと「自分は何か間違ったことをしているのではないか」、「周りの人に迷惑をかけていないか」と自分の行動にも自信が持てません。何をするにも不安になり、「嫌われていないか」「みんなの足を引っ張っていないか」と周りの目を気にするようになってしまいます。
過去に辛い経験をした
過去に自分がしたことを他人から笑われたり、容姿について何か嫌なことを言われたりした経験があると、それがトラウマとなり「また笑われるのではないか」と思って堂々と行動できなくなってしまいます。
自己承認欲求が強い
「周りから認められたい」と強く思うことで、周りの視線を気にしてしまうようになります。このタイプの人は他人の評価に価値を感じて依存し、他人からの言葉に行動が大きく左右されます。
例えば友達が「Aがいい」と言えば自分もAを選び、「Bがいい」と言えばBを選ぶでしょう。自分の意志ではなく、「他人から認められるか」が基準になっているのです。
プライドが高い
「常に自分の評価を落としたくない」「みんなの注目を集めていたい」とプライドが高い人も、実は人の目を気にしています。常に自分の評価を保っていたいため、他人の表情や言動が気になるのです。
少しでも否定的なことを言われたり、興味のなさそうな態度を取られてしまうと気にかかり、それを挽回しようとまた他人の目を気にして行動するようになります。
他人を目を気にするデメリット
他人の目を気にしてしまう時、どんなことがあなたのストレスになっているのでしょうか?「他人の目を気にしすぎるな」とはよく言われますが、どんなデメリットがあるのでしょう。
他人の目を気にしすぎると、自分の思い通りに行動できなくなります。「私はこれをしたい」と思っても、「一人だけ違うことをやって、変な人だと思われたくない」と自分の心にブレーキをかけてしまうのです。何かやりたいことがあっても、決断の基準は他人からどう見られるか。そのため、何事も他人からの評価を優先してしまいます。
例えばレストランで、違うものを食べたくても友達と同じものを頼んでしまったり、会議で自分は反対でもみんなに合わせて賛成と言ってしまったりするのです。これが習慣になると人と本音で話すこともできなくなり、自分の意見や気持ちを常に押し殺して生きていくようになってしまうでしょう。
他人からも「この人は自分がない人だ」と逆に評価は落ちてしまい、自分自身も「自分は何がしたいんだろう。何のために生きているのだろう」と疲れてしまいます。
他人の目を気にしないメリット
一方、他人の目から解放されると、どのような良いことがあるのでしょうか?他人の目を気にしないメリットを紹介します。メリットを知って、自分自身を変えるモチベーションをあげましょう。
自分らしく生きることができる
周りの目から解放されると、自分のやりたいことを自由にできて、退屈な毎日に新鮮さを取り戻せるのです。自分で決めて行動すると何かあった時も自分で対処しなければならず、責任が伴います。
しかしそうすることで人間は成長することができるのです。自分の決断に責任を持てるようになると、何事にも積極的になり勇気が身につきます。少しの失敗では落ち込まない強い心を身につけることもできるでしょう。
幸せを感じやすくなる
他人の目を気にしなくなると評価の軸が自分自身になり、幸せを感じやすくなります。「他人から認められたい」「他人から好かれたい」という思いを満たし続けるのはとてもハードルが高いこと。
なぜならあなたがどう頑張っても、あなたを認めるか、好きになるかはその相手次第だから。もちろんその努力が認められることはあります。しかし、他人を動かすよりも自分を変える方がずっと楽なのです。
例えばダイエットを決意した時、その成功の基準を「他人から痩せたね」と言われることから、「前の日の自分より何g減っているか」にするだけでモチベーションはまったく違ってきます。後者のほうがダイエットは続きやすく、効果も出やすいでしょう。
他人ありきの幸せよりも、自分自身で幸せを感じられる方が、日常の小さな幸せにも気づくことができ人生はより豊かになるはずです。
迷いがなくなる
自分の気持ちを大切にするようになると、他人に惑わされることがなくなります。自分がこうありたいというイメージに沿って行動を決めるので他人の意見は重要ではなくなり、自信を持って行動できるようになるのです。
さらに、自分をしっかりと持っている人は、周囲の人から認められます。魅力的な人に見えるため、人々は惹きつけられ集まってくるのです。あなたが悩んだ時サポートしてくれる人や、応援してくれる人が増え、人間関係がとても豊かになり人生はさらに楽しくなります。
他人の目が気になる時の対処法
他人の目を気になるのは、あなた自身の意識を変えなければいけないので今すぐ解決できる問題ではないかもしれません。しかし、日々の心がけで徐々に他人の目をしなくしていくことはできるはずです。他人の目が気になる時の対処法を紹介します。
自信のあることに熱中できる居場所を作る
1つのことに熱中しているときは、そこに神経が集中するため他人の目を気にしなくなります。また自信が持てるものを1つ持っているだけで、「他人からどう思われようと自分にはこれがある。」と自信がつきます。
例えば、本を読むことでも料理をすることでも何でも構いません。自分が自信を持ってできることを何か一つでも見つけて、それに熱中できる場所を整えましょう。すぐに他人の目を気にしないのは難しいかもしれませんが、その居場所を作っておくだけでが徐々に他人の視線から意識をそらすことができるようになります。
職場では他人の目を気にして堂々といられなくても、終業後や休日に自分を解放できる場所があると思えば、仕事も頑張れるはず。その場所で一緒に熱中する仲間ができることで「私を認めてくれる人がいる」と感じることができ、自分を認めることができるようになっていくでしょう。
関連夢中度MAX!全身全霊で楽しめる趣味10選【スパーリフレッシュ】自分は他人のことをどれくらい気にしているか考えてみる
「それほど他人は自分のことを気にしていない」よく言われるアドバイスかもしれませんが、簡単にそう考えるのは難しいですよね。
そこで、自分自身が他人をどのくらい気にしているか考えてみてください。例えば、隣のデスクの同僚が今日何をして今までどんな失敗をしたか、覚えていますか??友達から聞いた話をすべて記憶していますか?きっと全然覚えていないはずです。
誰もが自分の人生を生きるのが精一杯。他人のことは気にしているようで意外と覚えていないものなのです。どんな人でも、自分が大切。たとえ覚えていても、それは自分に関わることが多いでしょう。この考え方を心がけて生活すれば、少しずつ他人の目は気にならなくなるはずです。
自分で、自分を褒める練習をする
日常のあらゆる場面で、自分を褒める練習をしましょう。些細なことで構いません。「会社に行った自分偉い!」「先輩に話しかけた自分すごい」と自分を褒めます。ノートにそれをメモして可視化するのもオススメです。
ポイントは何か成果を出し時だけ褒めるのではなく、行動した時に褒めること。そうすることで行動することが楽しみになっていきます。自然と自尊心が高まっていき、周囲の目も気にならなくなっていくでしょう。
関連自己肯定感が低い人みんなが試し始めた7つの習慣とは?自己肯定感の高め方思い切ってイメージチェンジしてみる
人間は外面から内面を変化させることもできます。笑顔でいれば何事も楽しく感じてくるように、前向きな姿勢で明るくいれば自信が付いてくることもあるのです。
最近では「マスク依存症」という言葉も出てきました。自分に自信がなく他人の視線を気にしてしまう人には、顔を隠そうとする傾向があります。表情の変化から自分の気持ちを知られ、他人に嫌な思いをさせることが怖いのです。
前髪を伸ばして目元を隠したり、マスクをしたり、いつもうつむいていたり、猫背だったりします。そこで勇気を出して髪をバッサリ切ったり、メガネをコンタクトレンズに変えたり外面をガラッと変えて、内面も変えていきましょう。
そこまで勇気がないという人は、姿勢を良くするなど小さな変化でも構いません。自分を変えようと行動することが何より大切なのです。
他人の目が気になりすぎる時は相談しよう
1人だとネガティブな方向に考えてしまい、どんどん他人の目を気にしてしまいますよね。そんな時は勇気を出して相談してみましょう。
「身近な人にはなんだか話しづらい」
「他人の目が気になるけど、どう相談すれば良いかわからない」
そんな人には、第三者であるカウンセラーに相談がおすすめ。あなたの普段の様子を知らないからこそ、偏見なく話を聴いてくれるでしょう。これまでの経験からあなたに合ったアドバイスをしてくれるかもしれません。
おすすめサービス:エキサイトお悩み相談室
カウンセラー例
・得意分野:キャリアや職場の人間関係
・国家資格であるキャリアコンサルタント資格取得
・行政機関やNPOでカウンセラーを経験
プロのカウンセラーが24時間365日あなたの話を聴きます。今なら新規登録で1000円分の相談が無料!まずは無料会員登録してあなたに合ったカウンセラーを探しましょう。
まとめ
他人の目が全く気にせずに生活するのはほぼ不可能です。私たちは一人では生きていくことはできません。多くの人と支え合って生きているため、その人たちからどう思われるか考えてしまうのは当然のこと。気にしすぎしまうことがいけないのです。
気にしないようにと意識すればするほど、かえって気にしてしまうことも。他人の目を気にして生活すると、相手の立場になって物事を考えたり、空気や雰囲気を読んだりできるようになるというメリットもあります。他人に目を気にしてしまう自分を責めすぎず、うまく向き合っていきましょう。
関連思いやりの気持ちを持つために大事な5つのこと【想像力を働かせよう】24時間対応、エキサイトお悩み相談室
「悩みを誰かに聞いてほしい」
「でも身近な人にはどう反応されるかが怖くて、相談しづらい」
こんな誰にも言えない悩みを抱えている人におすすめなのが、エキサイトお悩み相談室。プロのカウンセラーが24時間365日あなたの悩みを聴きます。
カウンセラー例
・得意分野:キャリアや職場の人間関係
・国家資格であるキャリアコンサルタント資格取得
・行政機関やNPOでカウンセラーを経験
今なら新規登録で1000円分の相談が無料!まずは無料会員登録してあなたに合ったカウンセラーを探しましょう。