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最近、「働きたくないなぁ」と思うことはありませんか？

40代に入って毎日のように「働きたくない」と思うようになったり、あと20年も働かなきゃと思うと「人生長いなぁ。」とため息がでたり。

いつも無気力で、仕事だけではなく何に対してもやる気がおきない。体力も限界なのかも。一生懸命に働いてきたのにいったい自分はどうしちゃったのかしら、と不安になるでしょう。

40代になってなぜ急に「働きたくない」と感じるようになったのでしょうか。その理由を明確にして、前向きに明日を迎えられるヒントをご紹介します。

40代が働きたくないと感じる理由

40代は、社会に出てから20年余り、定年までも20年余り。この年代だからこそ「働きたくない」「何もしたくない」と感じる理由があるのです。

職場での環境の変化が起こる

40代は上司や管理職などの立場に変わり、最前線で働いていた立場から指導する役割を求められる時です。

立場的には安定したように見えても、慣れない管理や部下への指導で気持ちは不安定な状態。そのうえ思うように結果が出ないと急に「自分はダメだ」と無力感に襲われてしまいます。

定年までの道すじも具体的に見え始めるため、自分はこのままで良いのかと考え、さらに不安が増すこともあるでしょう。

自分の成長をあきらめがちになる

勤め始めて20年あまり。仕事の流れもいろいろと分かってきたにも関わらず、何をしても上司に叱られる。何度企画書を出しても却下される。部下への指導もうまく伝わらずに仕事が滞ってしまう。

そういうことが続くと「どうせ、何をやっても無駄だ」という絶望にも似た感覚に襲われます。「伸びしろ」と思えた新人時代とは違い、今以上自分を成長させる努力を諦めてしまうでしょう。

何のために働くのかわからなくなり、「働きたくない」という気持ち一色に染まるのです。

家庭のルールや役割に変化が起こる

子育てしながらがむしゃらに働いてきた30代。40代になると子どもたちも成長し、学校や友だち関係に合わせて「食事の時間」や「休日の過ごし方」など家庭のルールが変化していきます。

それに合わせて家庭における親の役割も変化。自分の仕事ばかりを考えているわけにもいかず、仕事や家事に追われ、知らず知らずのうちにストレスがたまってしまうのです。

ある日突然「もう何もしたくない」という気持ちが出てきて、初めて、ストレスの大きさに気づくことでしょう。

更年期に近づく

「更年期障害」が顕著に表れる年齢には個人差がありますが、男女問わず40代から更年期障害に悩まされる人が増えてきます。テレビ番組やメディアでは、女性だけでなく男性の更年期障害も最近はよく見聞きするようになりましたね。

身体のほてりや頭痛、イライラなどさまざまな症状がありますが、無気力感、倦怠感もその一つです。ホルモンの影響で身体がだるく、「働きたくない」気持ちになってしまうのです。

参考：女性の健康推進室ヘルスケアラボ「更年期障害とは？」

うつ病になっている

自分で気づかないうちに「うつ病」になっていることもあります。「朝起きるのが億劫」「何もする気がおきない」ということもうつ病の可能性を知らせるサイン。責任を持って、一生懸命に働いていた人ほどサインに気づきにくいかも。

仕事に追われて自分の状態を考える暇があまりないからです。「もしかしたら」と感じた人はセルフチェックすることもオススメです。

働きたくない＝甘え、じゃない

「甘え」とはどういう行動でしょうか。

子どもが「ねぇ、つかれたぁ。抱っこぉ～」と母親に叫ぶと「もう、困ったわ。」と言いながら抱いてくれます。これが｢甘え｣です。母に優しくして欲しくて、母の愛を確かめたくて「抱っこぉ～」と言うのです。

自分が疲れたというのは口実。あなたが働きたくない気持ちは、この子どもの｢甘え｣とは違うでしょう。「働きたくない」のは周りの人に優しくして欲しいから、では決してないですね。

本当に疲れている自分の状況をまっすぐに受け止めましょう。誠実に仕事をしている、頑張り屋さんほど、休むことを甘えだと勘違いをして我慢しがちです。一生懸命頑張ってきたけれど、ここにきて何だか意味もなく無気力になってしまった。そんな自分が許せないかも知れません。

しかしあなたはすでに「オーバーワーク」なのです。身体的・精神的に限界が近づいていることを「働きたくない」という気持ちがあなたに教えてくれていると考えましょう。

40代が働きたくない時にやるべきこと

では今の状況を脱するためには、何をすればいいのでしょうか。紹介していきます。

生活するのにいくら必要か把握する

実際のところ、生活するのにいくら必要か確認してみましょう。もしかしたら今ほど無理をして働かなくてもやっていけるかもしれません。住宅や車のローン、子供の学費などは期限があるので、｢それまで働けば終わり｣と思うとモチベーションも上がるでしょう。

狭くなっている視野を広げる

多くのストレスをためていると視野が狭くなって自分ひとりで抱え込んでしまいます。

狭くなっている視野を広げるには「問題から少し距離をとってみる」ことが効果的。トイレに行く、コーヒーを飲むなどちょっとした気分転換でもよいです。いろんな立場の人に意見を聞いてみたり、相談してみたりすることもよいでしょう。

例えば週に一度、喫茶店に寄ることを習慣にしてみてはどうでしょう。コーヒーを飲みながら「人間ウォッチング」すると「いろんな人がいるんだなぁ」と実感できて、また新たな気分になりますよ。

成功体験を積む

目標が遠すぎたり、多すぎたりするとなかなか実現に近づけず無力感に陥りがちです。目標が自分に合っているのかどうか、目標と方法が合っているかどうかを一度見直してみましょう。

そこでおススメするのが「やりたい事リスト」。大小関わらず「やりたいこと」をひたすら書き出します。やりたいことを明確化することで日々のモチベーションも上がります。実現したら線を引いて消して「達成感」を味わいましょう。

小さな成功体験の積み重ねはあなたの自信につながります。

自分の時間を確保する

仕事に追われてばかりの毎日では気分もリフレッシュできません。

仕事以外の「自分の時間」を作りましょう。仕事では、気分転換と言ってもコーヒーを片手に少し世間話をするくらいでしょう。

「自分の時間に」仕事に関係のない人たちと楽しく過ごすことで、仕事の悩みも忘れて思いっきり笑うことができます。さまざまな話題の話で新たな気づきがあるかも知れません。何より趣味に没頭することで気持ちが軽くなります。

これといった趣味がないという人は、これから楽しめることを探しましょう。ストレスをためないためにも「自分の時間」は必要な時間です。

耐えられない時は退職代行を利用しよう

今の状態では問題が解決されない場合、退職も1つの方法です。もう一度自分を見つめ直してやりたいことに向かえば、やる気が戻ってくるかもしれません。

しかし直接「辞める」と言いづらい場合もありますよね。そんな人には退職代行がおすすめ。あなたの代わりに会社に退職の意思を伝えてくれるので、気まずい思いをせずにすみます。

このような人は、退職代行を利用すればスムーズに辞められるでしょう。きっとストレスからも解放されるはずです。不安な場合は、まずは退職代行サービスに相談してみましょう。

ただ、後悔しないように事前に「なぜ辞めたいのか」の深掘りも忘れずに。（仕事を辞めたい時に試してほしいこと）

まとめ

仕事を始めてから全速力で働いてきた人たちの｢小休止｣が必要となる年齢が40代です。｢働きたくない｣という気持ちにちょっと委ねても良いのではないでしょうか。今までの経験を振り返りながら、これからの将来像を見直す良いチャンスと考えましょう。