朝、気持ちよく起きて時計を見たら・・・出勤する時間!「やばいっ寝坊だ!もう間に合わない!どうしよう!」
こんな寝坊の経験は誰にでも1回はあるはず。どんなに真面目な人でも、夜遅くまで仕事していたり、体調が優れなかったりして朝起きれないということはあるものです。
プライベートなら「まぁいっか」と多少は許せますが、会社となると大問題。もし大切なアポイントや会議があったら、あなただけでなく会社の信頼までなくなってしまうことも。
しかし寝坊してしまったら、時間は巻き戻せません。「素直に謝るのが1番だけど、朝から上司の機嫌を悪くしたくない」そんな時に大切なのが”言い訳力”。状況を見極め、周囲の人や会社へ迷惑をかけていることを十分に理解して、言い訳で場を和ませるのです。
ピンチを上手く切り抜ける”言い訳”を紹介していきます。その場・その時・その人に合わせて言い訳を使いこなしましょう。
目次
体調不良を言い訳にする【王道】
まずは王道の体調不良に関する言い訳を紹介していきます。
体調不良の言い訳をする時は、出社した後もふりをしなければならない咳や高熱などは避けましょう。自分自身もきつく、一瞬でばれる危険性があります。また、多用してしまうと本気で周りに人に心配をかけてしまうのでほどほどに。
「お腹を壊してしまいトイレからなかなか出れなくて」
腹痛は日常で最も起きやすい不調と言えるでしょう。また多くの場合、トイレに行ったり薬を飲んだりすることですぐに治るので、言い訳に使いやすいのです。
一時的な原因不明の腹痛に襲われた経験のある人も多いはずなので、共感し信じてもらえるでしょう。
「通勤中に急な頭痛とめまいで、途中下車してしまいました」
頭痛も腹痛と同じように日常的で、薬を飲むことですぐに痛みを抑えることができます。気圧や気温、季節の変化などによる偏頭痛を持っている人も多いため、信じてもらえる確率も高いでしょう。
「微熱があり、今インフルエンザも流行り始めているので念の為病院行ってきます」
こう言われてしまったら、会社側としても「流行らせないためにお願いだから病院に行ってきてくれ」となるでしょう。会社のことをしっかり考えられていることも伝わるはず。
インフルエンザの部分はその時に流行っているものに変えるのがオススメです。
「昨夜鼻炎がひどく、薬を飲んだところ副作用で眠りが深くなってしまいました」
鼻炎薬や頭痛薬など副作用で眠気が出てしまう薬は多くあります。寝坊は寝坊でも薬のせいとなると、「しょうがない」と思ってもらえるはずです。
「薬を飲んだおかげで治りました」と薬が効いて症状が良くなったことも合わせて伝えることを忘れずに。「遅れてしまっても薬を飲んでよかったね」と思ってもらえるでしょう。
アクシデントを言い訳にする【2番手】
続いて、何かアクシデントが起きてしまったという言い訳を紹介します。
「電車が遅れてしまって」「バスのダイヤが乱れていて」
特に首都圏では毎日どこかでは必ず公共交通機関のダイヤが乱れているため、使いやすい言い訳でしょう。
しかし余裕のない出勤をしているという点でマイナスになってしまう場合も。遅延証明書の提出を求められたり、本当かどうかインターネットで調べられてしまったりする可能性もあるので気をつけて。
「自転車の空気がパンクして」「道で人が倒れていて、助けていたら遅れてしまいました」
通勤までに小さなトラブルが起きてしまったという言い訳です。会社側もどうすることもできないので受け入れてもらえるでしょう。
伝える時は焦っていることが伝わるように話すのがオススメです。またこの種の言い訳は、前後の行動に辻褄が合うようにしなければなりません。あり得ないトラブルを言い訳にするのはリスクがあるのでやめましょう。
「忘れ物をして、1度家に戻りました」
自分の責任には変わりないですが、原因を違うものに置き換える言い訳です。忘れ物と言えば、仕事に支障がでる可能性があるので「しょうがないな」となるはず。
しかし自分のミスには変わりないので、評価は落ちてしまうでしょう。
「急に母の体調が悪くなったので、病院に連れて行ってから出社します」
自分ではなく、家族を原因とする言い訳です。家族を使う罪悪感はあると思いますが、家族のことなので会社側も口出しできないはずです。
冠婚葬祭などは頻繁に使うと怪しまれてしまうので気をつけましょう。
絶対NGな遅刻の言い訳【具体例 &理由】
絶対に使ってはいけない言い訳を紹介します。言い訳はバレると「なんで嘘をつくんだ!」と怒られるリスクも。使い方には十分気を付けましょう。
「交通事故に巻き込まれました」
通勤途中に事故となれば、会社側は労災を使うかを判断しなければならないため、病院や警察などに詳しくチェックが入り、嘘が必ずバレます。
「前の日に飲みすぎてしまって・・」
次の日も仕事とわかっているのに羽目を外して、飲みすぎ遅刻する。これは社会人失格です。
上司からお酒を勧められて飲まなければいけなかった状況だったとしても、自己管理ができていないと見なされてしまいます。単に寝坊してしまうよりもマイナスイメージです。
「宇宙人に遭遇して」
明らかに嘘だと分かるような言い訳は絶対にやめましょう。また何回も同じ言い訳を使うことも嘘だとばれてしまいます。嘘をつく人間だと、仕事上でも信頼されなくなってしまうでしょう。
遅刻時に絶対注意したいポイント
どんな言い訳をするかを紹介してきましたが、大切なのはどう伝えるかです。相手を不快にさせないための、遅刻時に絶対注意してほしいポイント紹介します。
言い訳の目的を忘れない
ここでの”言い訳”の目的は自分を守ることではありません。上司や周りの人を怒らせたり、心配させたり、不必要なエネルギーを使わせずに場を和ませることが目的です。
言い訳を選ぶときも、それを重視するようにしましょう。
遅刻がわかった時点ですぐに連絡をする
必ず遅刻がわかった時点で電話で連絡しましょう。その時は謝罪も忘れずに。こうすることで、上司や同僚はあなたの遅刻をカバーするための対応にすぐに入ることができます。
メールだと朝の忙しい時間帯にはなかなか気づくことができません。怒られたくないからと後回しにして、事後報告は絶対にやめましょう。ただ心配と迷惑をかけるだけです。
出社したら真っ先に上司のところへ向かう
電話で連絡していても、出社したらまず上司のところへ直行し、謝罪しましょう。それから、迷惑をかけた先輩や同僚への謝罪も忘れずに。態度で反省を示し、何を言われてもすべて受け入れましょう。
反省の気持ちは持ち続ける
謝罪が終わった後も、反省を態度で示しつづけましょう。上司に謝罪した直後に同僚と楽しく無駄話している姿が見られたら、「反省していないな」と思われてしまいます。
どれだけ迷惑をかけたかを理解し、行動で示しましょう。
SNSには注意する
会社には「腹痛で遅刻します」と連絡したのに、Twitterには「寝坊したw言い訳信じてもらえたセーフ」とツイート。それをフォローもしていない同僚が見つけ、上司に伝えたらあなたの嘘はバレてしまいます。
SNSは友達限定公開にしていたとしても、誰が見ているかわかりません。またいいねやストーリー視聴などで、遅刻してる時にSNSを使用しているのがばれると「遅刻しているのにそんな余裕あるのか」と思う人もいます。
SNSの扱いには十分に気をつけましょう。
まとめ
寝坊を繰り返してしまうのはもちろんダメですが、人は誰しも一回や二回寝坊してしまう朝はあるはず。そんなときは、素直に「寝坊して遅刻してしまいました」と謝るのが一番ですが、状況によっては言い訳を使いこなしピンチを切り抜けましょう。