「働きたくない!!」誰しもが1度は思うことかもしれません。「成果が出ない」「人間関係が苦手」など職場の悩みは絶えないですよね。
しかし「働きたくない」と毎日感じながら出社するのは、大きなストレス。そんな方は一旦立ち止まって、「なぜ働きたくないのか」考えてみましょう。
「働きたくない」方に贈る、解決方法に向かう道筋を紹介します。
目次
「働きたくない」気持ちを認めよう
「働きたくない」と感じることは異常ではありません。人間だから「ずっとだらだらしていたい」と思う時もあるでしょう。
大事なのは「働きたくない」気持ちを認めて、「なんで働きたくないのか」わかること。無視していると、爆発した時に同僚と関係が悪化して退職・うつ病など、悪い結果を招きかねません。
「働きたくない」という感情に目を向けて、「じゃあどうすればいいんだ」を考えていくと不思議と解決の仕方がわかっていくはずです。
「働きたくない」11の理由
闇雲に「働きたくない!!」と嘆いてはいませんか?自分の気持ちを認めるために、まずは「なぜ」働きたくないのか、理由をはっきりさせてみましょう。最適な解決策を見つけやすくなります。
・仕事が楽しくない
・職場環境が悪い
・休養をとれていない
・コミュニケーションが苦手
・大きなミスをした
・お金を稼ぎたい気持ちが薄い
・給料が見合っていない
・プライベートに支障が出ている
・社会への反抗心がある
・責任感を持ちたくない
・縛られていると感じている
仕事が楽しくない
楽しくないと、誰でも続けられないですよね。仕事をこなしているつもりでも、「なんとなく一日を過ごしてしまった」と思ってしまうでしょう。
主に「仕事にやりがいを感じられない」「意義をもてない」「仕事が終わらない」時に、「仕事が楽しくない」と感じます。
仕事を楽しめないことが、「働きたくない」に繋がっているかもしれません。
職場環境が悪い
職場では一日8時間以上を過ごすので、どうしても環境に影響されてしまうでしょう。
「理不尽な上司・話を聞かない部下がいる」のように人間関係に悩まされていると仕事に行きたくなくなりますよね。
会社にいると1人で仕事はできないので、職場環境は大変重要な問題です。
休養をとれていない
体は資本、体調管理は仕事にも大きな影響を与えます。十分な休養がとれていないと、自然とネガティブ思考に。
「朝まで飲んでストレス発散」「仕事中でできない好きなことをしてたら夜更かし」などついつい「休むこと」をおろそかにしていませんか?
「ストレスで眠れない」ということもあるでしょう。その場合はすぐに対処が必要です。
コミュニケーションが苦手
会社にいる以上はコミュニケーションが必要不可欠。そのコミュニケーションが苦手だと、大きなストレスに繋がります。
特に友人関係とは違い、職場の人間関係はさまざまな配慮が必要。
「職場に合わない・馴染めない」悩みも、コミュニケーションの苦手からくるかもしれません。
大きなミスをした
仕事にミスはつきもの。しかし周りに注目されるほどの大きなミスをしてしまったら、「また同じことをするのでは」「周りはどう思っているのか」これからの仕事へも不安に思ってしまうはず。
「仕事を任されたとき」「結果が達成できなそうなとき」などは特に要注意。昔のミスがトラウマとしてフラッシュバックし、逃げるために「働きたくない」と思ってしまっているかもしれません。
お金を稼ぎたい気持ちが薄い
働く大きな目的は「お金を稼ぐ」人も多いはず。しかし「この収入で充分だ」と思うと出世意欲がなくなり、「この仕事じゃなくてもいいかも」と思ってしまうでしょう。
「車」「ブランド品」など大きな買い物をしたいと思わない、休みがなくて使う時がないというのも「もっと稼ぎたい」と思わない原因かも。
給料が見合っていない
報酬は成果に対して与えられるもの。報酬が成果より低いと、認められていないと思ってしまうでしょう。
「頑張ったのに昇給の話がない」「昇給をお願いしてもスルーされる」時は、「もうここで働きたくない」と思うきっかけになり得ます。
プライベートに支障が出ている
人生は仕事だけではありません。仕事によって大事なプライベートに支障が出ていたら、「何でここまでして働いているんだろう」と働く意味がわからなくなってしまうでしょう。
「時間がなくて全然遊べない」「パートナーと別れてしまった」などで悩み始めたら、仕事を見つめ直す時期かもしれません。
社会への反抗心がある
そもそも「会社で働く」常識に疑問を持っている場合もあるでしょう。
特にみんな同じような服装で同じ時間に活動する満員電車や就職活動。倦怠感や「レールに沿って歩いている」と感じ、「働く」ことに疑問を持つ人も多いはず。
「多様な働き方」が尊重される現代だからこそ、伝統的な日本の働き方へ反発があるのは自然と言えるかもしれません。
責任を持ちたくない
仕事には必ず責任が伴いますが、同時に大きな負担もかかりますよね。
自分しか任されていない仕事・役割をしているときは、特に強いプレッシャーを感じるでしょう。
「全て自分の力で業務を全うしなきゃ」という完璧主義の人に多い傾向です。
縛られていると感じている
会社で働いている以上、ルールがあります。特に新入社員は学生と比べて「縛り」が多いと感じてしまうのでは。
例えば「明日から1週間旅行へ行ってきます」と言ったら、いくら有給日数が足りていても「仕事の責任」を問われるでしょう。
会社だからこその縛りで自由にスケジュールを決められないときに、「もう会社で働きたくない」と思ってしまいます。
そもそも「働く意味」とは
「学校を卒業したら働くことが普通」と思われていますが、そもそもなぜ働くのでしょうか。
働く意味は、人によって異なります。「ご飯のために働く」「社会貢献したい」「刺激を得たい」など、さまざま。「良い」「悪い」はありません。大事なのは、「自分が働く意味」という軸を持っておくことです。
アメリカの教育学者ドナルド・E・スーパーは、自身が提唱したキャリア理論『仕事の重要性研究』にて、仕事に対する人の価値観を14項目に分けています。
その14項目の働く意味に「どれに一番共感するか」を点数づけていきましょう。自分の価値観が見えてくるはずです。
“働く意味”って何?自分流の”なぜ働くのか”を探す方法【書籍・名言】
「働きたくない」を解決する8つの方法
「仕事をした方がいい理由はわかるけど、まだもやもやする、、」
という人に向けて、解決策を11つ紹介します。
どれか1つ試してみたら、気持ちがすっきりするかもしれません。
・相談する
・自然に触れる
・ストレス発散方法を作る
・有給を積極的に使う
・職場環境を変える
・転職する
・人と関わらない仕事をする
・フリーランスになる
・海外移住をする
・副業をする
・一旦ニートになる
相談する
身近な人に相談が一番気軽な方法です。同じ職場の上司や同僚であれば、同じような悩みを乗り越えた経験から最適なアドバイスをしてくれるかもしれません。
「やる気ないと思われるかも」と不安な人は、友達に話してみるのも良いでしょう。愚痴だけでも口に出してみると、自然と気持ちを整理できるはず。
「身近な人にはなんだか話しづらい」
「”何もしたくない”ってどう相談すれば良いかわからない」
そんな人には、第三者であるカウンセラーに相談がおすすめ。あなたの普段の様子を知らないからこそ、偏見なく話を聴いてくれるでしょう。これまでの経験からあなたに合ったアドバイスをしてくれるかもしれません。
おすすめサービス:エキサイトお悩み相談室
カウンセラー例
・得意分野:キャリアや職場の人間関係
・国家資格であるキャリアコンサルタント資格取得
・行政機関やNPOでカウンセラーを経験
プロのカウンセラーが24時間365日あなたの話を聴きます。今なら新規登録で1000円分の相談が無料!まずは無料会員登録してあなたに合ったカウンセラーを探しましょう。
自然に触れる
森林浴の効果は化学的に証明されつつあるなど、癒し効果が期待できます。
普段コンクリートジャングルで生活している方は休日に自然に触れてみては?
・公園でランチを食べる
・休日は友達や家族を誘ってハイキングをする
ストレスが減り、活力がみなぎってくるかもしれません。
ストレス発散方法を作る
「働きたくない」と悩んでいる人は、頭が仕事のことだらけになっているからかもしれません。休日に夢中になれるストレス発散方法を作ることで、心に余裕が生まれるでしょう。
ストレス発散方法は人によってさまざま。
・泣ける映画を観て涙活をする
・断捨離をする
・休日は必ずジムで走る
・ひたすら寝る
自分に合った方法を探してみましょう。自分だけのストレス発散方法を集めた、コーピングリストを作ってみるのも良いですね。
有給を積極的に使う
有給は労働者に与えられた権利です。「周りの目が気になる」と最初は思うかもしれませんが、思い切って使ってみましょう。いつも働いている時間を休むことで、気分転換に。
・忘れないように、3か月単位でカレンダーに「有給取得」と入れておく
・休めるように日頃からタスク管理をしておく
快適に有休を取得するため、このような事前準備が欠かせません。「有給をちゃんと使えるなら、まだ働いててもいいかな」と思えるかもしれません。
職場環境を変える
「転職はいきなりハードルが高い!」と思う人も多いはず。職場環境を変える方法は部署移動をはじめ、転職以外にもあります。
今の部署よりも最適なチームに配属されれば、やりがいを見いだせるかもしれません。
ただ、引き続き同じ会社なので大して変わらない場合もあります。上司に相談して、「異動すべきか、今の場所でもっと良くできないか」を話し合ってみましょう。
海外移住する
「働きたくない」人の中には、「”日本企業の価値観”の中で働きたくない」人もいるかもしれません。終身雇用や年功序列など、あらゆるルールが存在する日本企業。海外の新しい価値観で仕事をするのも良いかもしれません。
カンボジアやタイなど、場所によっては日本より安く生活でき、生活の質が上がることもあります。
メリットが多い一方、「環境・文化への適応が難しい」「孤独を感じる」などデメリットも。事前に情報収集をして、後悔のない選択をしましょう。
「将来は海外で働きたい!」海外での働き方・職種・準備するべきこと徹底解説
副業をする
「働きたくないけど、本業を変えるのは怖い」という人には副業がおすすめ。新たな稼ぎ柱ができれば、本業から転換することもできます。
・ずっと憧れていた職業に挑戦する
・まずは報酬が低いものに挑戦して実力を上げてみる
最初は思うように稼げないかもしれません。しかし、やってくうちにスキルアップして稼げるようになるでしょう。
スキルがついていけば本業でも成果が出るようになり、働くのが楽しくなる、ということもあり得ます。
今の職場で働きたくない人への3つの対処法
「違う職場に行きたい!」という人へのおすすめの方法を紹介します。
一旦ニートになる
「働きたくない」なら、いっそニートになってみてはどうでしょうか。「働く」ことから離れれば、違った目線から物事を考えられるかも。
・ひたすら時間に縛られずに自由に過ごす
・お金がなくなるまで旅に出る
会社に縛られず、このような過ごし方が可能です。貯金があれば、1~3か月働かないで過ごしてみるのも、新鮮な生活でしょう。
転職する
「人間関係をリセットしたい」人には転職がおすすめです。転職の大きなメリットは環境の変化。今の職場の人間関係に苦痛を感じているなら、無理せず転職しましょう。
ただ、軽い気持ちで転職をすると失敗することも。
・なぜ今の職場で働きたくないのか?
・辞めたら解決するのか?
・体調を崩しているか?
まずは自分とじっくり向き合ってから転職活動を始めるのでも、遅くはありません。
「どうすれば良いんだろう」と悩んでいる場合は、転職エージェントのようなプロの方に相談してから決めても良いですね。
辞めるのちょっと待った!仕事を辞めたいときに試してほしいこと
フリーランスになる
人間関係が苦手な人は、そもそも「会社で働く」ことが向いていない場合も。そんな人には、フリーランスという働き方もあります。
フリーランスになると、仕事の管理は自分で行い、固定の勤務先がないため孤独など、負担も大きいです。(フリーランスの3大リスク)しかし人によっては「職場の人間関係がないので、かえってやりやすい」と感じることもあります。
フリーランスに向いている人の特徴や、デメリットをチェックして、「自分がフリーランスになったらどうなるんだろう」とイメージしてみましょう。
仕事をした方が良い3つの理由
「なんでここまでして働かなきゃいけないんだっけ」と我に返る人も多いはず。仕事をした方が良い3つの理由を紹介します。
・お金を得られる
・刺激がある
・誰かの役に立てる
お金を得られる
生活のためにはお金が必要です。当たり前かもしれませんが、仕事を辞めると収入がなくなります。
残念ながら現代の日本社会に物々交換の文化は多く残っていないので、買い物・家賃の支払いなど衣食住に関わる支払いはお金が必要です。
刺激がある
嫌でも人と関わったり、仕事をすることで何かしら得られるものがあります。仕事をしたからこそ「こういう人が嫌いだから気を付けよう」「これが得意だからもっとやってみよっかな」とわかったのではないですか?
仕事を辞めてずっと家にこもっていると、考えることが多くなります。刺激がないのでどんどん深みにハマってしまい、ついネガティブになってしまうでしょう。
「気分転換」という意味でも仕事はした方がいいと言えます。
誰かの役に立てる
あなたの仕事に対して、社内・社外で感謝してくれる人は必ずいます。口に出していなかったり、当たり前すぎて気づけなかったりしていても、何かの役にはなっているのです。
「自分だけ」のために働いていると、ミスをして自信がなくなった時に「もういいや」と投げ出してしまいがち。
顧客や社内の人の顔を考えながら仕事をしてみると、やる気が出てくるかもしれません。
働きたくない時は、働き方を見つめ直すチャンス
近年では多様な働き方が尊重されています。スキル次第ではありますが、あらゆる選択肢がひらかれているのです。
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