「10年後、AIに仕事が奪われるの?」いま、伸ばしておくべきスキルとは?

AI(人工知能)の急激な進化に、働く人びとは日に日に不安を募らせています。『人工知能VS人間』『人間は不要な時代が到来?』…、聞くだけで”ゾッと”するような言葉も目にするのではないでしょうか?

「AIのせいで、自分の仕事が無くなってしまうでは…」

「いま自分が就いている仕事は、すでにAIができるんじゃないか…」

「AIのせいでリストラされてしまうのかな…」

AIに関する調査では、41%の人が「自分の仕事が無くなってしまう」と不安の声を挙げている、という結果が出たようです。

 

参考:『「AI(人工知能)に対する仕事の期待と不安」について みんなの声レポート

 

しかしそうは言っても、何をしておくべきかわからないのが本音ではないでしょうか?そこで今回は、AIができる仕事とできない仕事、AIに頼れない業界、いま磨いておくべきスキルなど、『AIに仕事を奪われない人財となるために、必要な知識』を解説していきます。

目次

“気づいたその瞬間”から行動を起こしておくべき理由

そもそもAIが労働市場に普及している理由は、「人間以上の作業精度や作業速度を備えていること」が大きいといえます。AIは人間のように計算ミスをしたり、情報を忘れたりしません。膨大なデータベースを運用管理しながら、状況に合わせて適切な情報を引用できます。しかも、それだけの工程を瞬時に行えるので、顧客満足度を高めるために大きな役割を果たせるのです。

 

 

実際、問い合わせセンターのように業務内容がある程度パターン化しているような職場では、AIが人間の仕事を代用することは十分に可能です。また、文字入力などの事務作業もAIによって機械化を進めやすい分野に含まれます。

 

 

このような状況を受けて、多くの研究者は近未来でAIが人間の仕事を担っていくと予測するようになりました。イギリスのオックスフォード大学では、遠くない将来、人間の仕事の9割は機械化されると発表しています。また、野村総合研究所では、AIの台頭によって人間が行ってきた仕事の49%は消滅するとの報告をしています。

 

 

これらの研究により、「自分は失業してしまうのではないか」「一生懸命働いていても無駄ではないか」と考えてしまう社会人は少なくありません。ただし、これらの研究はあくまで「人間が無策であれば」という条件がついています。さらなるAIの躍進に備え、然るべき行動を”気づいたその瞬間”から起こしておけば、AIに代替されない人財となれるのです。

AIに仕事を奪われない2つの業界

たとえば、教育関係の仕事には、AIが代行しにくい特徴があります。それは、直接のコミュニケーションを通じて、人を励ましたり、勇気づけたり、時には、愛のある厳しい指導をすることです。生徒と教師の関係は、人間が持つ感情あってこそ成り立つ”信頼関係”が欠かせません。現時点でAIが代行できる業務を挙げるとすれば、カリキュラム通りに情報を提示する、事前に用意した回答通りに生徒の質問に答える(質問が明確でないと難しい)、くらいでしょうか。学校の教員や塾の講師の存在が丸々、AIに代替されることはないのです。

 

 

また、自由な創造性が不可欠なクリエイティブ業界も、AIに奪われにくい業界です。AIはあくまで「決められたルールの範囲」でしか仕事ができません。しかし、広告や映像などの分野は、論理的に正しいだけでは成立しません。人間が感じる面白さは、そんな単純なモノではないのです。Twitterでバズった投稿が全て、データに裏付けられているはずがありません。感情を持たないAIが、感情を持つ人間に響くモノを創れるわけがないことを覚えておきましょう。

 

 

これらの特徴をふまえると、AIに任せることが難しい仕事に不可欠な要素は、「人間的な感覚・感情」「対人コミュニケーション・対人交渉」「データ・ルールに縛られない創造力」などの共通点が浮かび上がってきます。また、学問や芸術では往々にして抽象的な概念を追及することもあり、AIにとっては苦手な作業に該当します。総じて、顧客に対して感覚的な魅力を訴えかけるようなビジネスは、AIに置き換えることが困難です。”

AIに奪われにくい3つの仕事内容

人間にしかできない仕事や、人間のほうが優れた成果を残せる仕事はAIでも奪うことはできません。これらの仕事を具体的に考えると、「営業」「企画」「提案」の3つに分けられます。

 

 

まず営業とは、自社の製品やサービスを魅力的に顧客へと伝え、売上につなげる仕事です。AIは専門的な知識を交渉につなげることを苦手としています。また、顧客の反応をうかがいながら臨機応変に条件を整えていくのも人間だからこそできる仕事です。

 

 

次に、奇抜さや独創性を求められる企画も、人間の得意領域です。AIは過去の成功事例から成功率の高い企画を考案することはできても、前例のない戦略をゼロから生み出すような作業には向きません。AIによって分析がなされたマーケティング資料を基にして、人間が企画にまで昇華させるのが理想的なワークフローだといえます。

 

 

そして、提案も人間が人間に向かって行うからこそ成果へとつながります。提案は完璧な資料を揃え、効果的な戦略を訴えかけたとしても相手の心を動かすとは限りません。提案内容の魅力を存分に伝えるためのプレゼンテーション能力や演出が必要とされます。また、提案先である上司やクライアントの趣味嗜好に合わせた作戦も大切であり、日常的に彼らとやりとりをするわけではないAIには難しいのです。

AIに代替されない人財となるための手段

ここまで、AIに代替されない仕事に、「人間的な感覚・感情」「対人コミュニケーション・対人交渉」「データ・ルールに縛られない創造力」が必要な「営業」「企画」「提案」があることを解説しました。

 

 

この時点で、データ入力などの単純作業に当たる仕事は、人間が担当しなくなる未来は確定です。現在、単純作業のみを仕事にしている方は「他分野の仕事」に目を向けなければいけません。とはいえ、こんな不安が浮かびませんか?

具体的にどんな仕事をすれば良いかわからない…

意を決して転職しても、結局AIに代替されることもありそう…

経験が全くないのに挑戦する勇気がない…

向いている仕事がわからないから、動けない…

気持ちはわかります。目まぐるしく変化する時代、先の読めない不透明感が、動きたい自分に”鎖をかけている”ような感覚かもしれません。

 

 

そこで、AIと共存できる人財になるための秘訣を教えます。ずばり、先に挙げたAIに代替されない「人間的な感覚・感情」「対人コミュニケーション・対人交渉」「データ・ルールに縛られない創造力」が必要な「営業」「企画」「提案」の仕事がしやすい環境に飛び込む上で、3つの要素を大事にしてください。

 

 

1つ目。職場に不可欠なのは、「立場、年齢、社歴、スキルに問わず、自ら意見を発信することが尊重される文化」です。この文化がなければ、自分の感覚や感情と共に芽生える創造力を十分発揮することが出来ません。細かく指示された通りにこなす仕事は、AIに代替されやすいのです。

 

 

2つ目。また最も多い職場の悩み「社員間の人間関係」において、トラブルが少ない会社がおすすめです。この点は、会社の採用方針で「スキルがあるか?結果が出せるか?」だけでなく「人間性」を重視している会社かどうかを見極めましょう。AIに代替されないスキルを磨くための貴重な時間が、社内のトラブルに費やされてしまってはい、非常に勿体ないのです。

 

 

3つ目。「チームワークを重視する文化」がある会社もおすすめです。先に挙げた、AIが持てないスキル「人間的な感覚・感情」「対人コミュニケーション・対人交渉」は、チームで働いてこそ伸ばしやすいスキルです。チームワークを重視する会社であれば、ここぞ!と言う時だけではなく、日々業務の中で、頻繁に仲間と向き合い続ける必要があります。それはつまり、AIができないスキルを伸ばし続けないといけない環境ということ。AIに代えが効かない人財に、向かわざるを得ないのです。

あなたにぴったりのキャリアサービスを紹介します!みんなのキャリア相談サービス

みんなのキャリア相談サービスは「今、何をすればいいかわからない」人に、無料で短期的なキャリアのアドバイスを行ってます。「転職したいけど何から始めればいいかわからない」「自分に合うサービスがわからない、探すのがめんどくさい」あなたもこんなモヤモヤ、キャリアサービスのプロに相談してみませんか?サービスを使う気がなくてもOK!キャリアの悩みの原因をプロが一緒に探し、解決策や解決できるキャリアサービスを提案します。

詳細はこちらへ

エンジニア転職 マンツーマン支援完全未経験OK!!【簡単60秒応募】