「決断力がなくて物事を決められず、イライラ」
「なんだかチャンスを逃している気がする」
そう悩む方必見!決断力を身につけると、毎日に良い影響が起こるだけでなく、未来への不安も軽くなります。
「決断力とはなんなのか」を整理しながら、身につける方法を一緒に学んでいきましょう。
目次
決断力とは
決断力とは、はっきり決める能力です。(引用:大辞林)
簡単に聞こえますが、”はっきり決める”には自分の意思や経験、リスクをとる覚悟などが必要になり奥が深い決断力。
「~が言っていたから」
「とりあえずこれをしなきゃいけないから」
このような理由で決めるのは、決断力ではありません。なぜならあなたの決める能力を使っていないから。
決断できる時は、それに至った理由があるのでリスクをとる覚悟があります。物事は決まれば良しというわけではありません。むしろ決断はあくまでスタート。その後、行動をするためにも自分の意思のもと、決定する力が必要です。
私たちは毎日大小関係なくたくさんの決断を迫られます。特に「仕事での意思決定」「転職」「結婚」などでは大きなプレッシャーがかかりますが、決断力があればその心配も軽くなるでしょう。なぜなら、決断した後の責任をとれるから。
人生を自分で決め、自分の意思で生きていくためにも決断力を身につけていきましょう。
決断力を持つメリット
なんだか複雑そうに思えてくる、決断力。仕事やプライベート、あなたの人生全てに活かせる能力ですが、どんなメリットがあるのでしょうか。
決断力を持った時の自分を想像してみましょう。
変化を受け入れられる
決断して起こる変化を恐れないようになります。決断すると何かは変わります。それが怖くて決断できない方も多いでしょう。
変化が起きても想定内。「私はこうしたい」という意思のもと、ただ動くだけ。それを心得ておけばすぐに決断でき、行動力も上がります。
変化が怖くて動けない人は、決断力を身につければ少しでも一歩踏み出すことができるでしょう。
向かうべき道がわかる
決断力があると目的がはっきりしているので、決断した後の道も迷いません。もし戸惑うことがあっても、目的を思い出して向かい続けることができるでしょう。
「何のためにその決断をしたのか」
「どうすれば成功に導けるのか」
「やらない理由」ではなく「できるようになる方法」を探していくようになります。自分の意思で決めたのだから、失敗より成功を目指したいですよね。
つい誰かの助けを求めがちな人には、必要な能力かもしれません。
チャンスを掴みとれる
決断する際、深く考えて最適な決断をしようとするのでその過程で“チャンス”に気づけます。
チャンスはその場では気づかないもの。「あの時ああしてればよかった」と後悔することもあるでしょう。
しかし、決断力が身についていれば「やるべきか否か」を状況を踏まえて自分の心に問うようになります。「もしかしてこれはチャンスなのかも」と気づけるでしょう。
反対に、「今はやるべきではない」と気づけることもあります。
「あの人は全てのチャンスを自分のものにしていてすごいな」
そう思う人は、決断力がある人かもしれません。
断れる
やる、やらないも一つの決断。断れるのは、自分の意思がはっきりしていてそれを適切に伝えられる人です。
時間を自由に使えるようになったり、仕事に集中できるようになったりと、他人に左右されなくなります。理由がハッキリしているので、断っても「申し訳ない」と後悔しなくなるでしょう。
頼まれると断れず自分の負担になっている人は、決断力が足りていないのかもしれません。
関連断る勇気で仕事がしやすい環境に【良い断り方・断るメリット/デメリット】やりたいことをできるようになる
自分で決める力があれば、やりたいことにも挑戦できるようになります。決断した後に起こることにも責任が持てるように。不安がなく「やりたいこと」に集中できるようになるでしょう。
やりたいことを出来そうなチャンスが来たけれど、つい目をそらしてしまったことはありませんか?「怖い」「自信がない」と思ってしまったからかもしれません。
決断力があれば、「今は~だから」と決断することを拒まず、自分の判断で動くようになるでしょう。
失敗が学びに変わる
意思を持って決めるので、失敗しても何が原因なのかがわかりやすくなります。失敗しても、「失敗だった」で終わりません。
「失敗は必ず意味がある」とよく言われますが、それを発揮するには自分の意思が必要です。他責だと「あの人のせい」で終わってしまいます。
「こう考えて、こう決めたのがいけなかったのかもしれない。」
そう学べれば、次の行動を変えられます。失敗が怖い人は、まずは決断力を鍛えてみましょう。
決断力を鍛える方法
メリットを聞くと、なんだかわくわくしませんか?今度は決断力を持てるようになる方法を知って、確実に身につけましょう。
どんなことも自分で考える
他人を頼らず、自分で考える癖をつけましょう。積み重なれば、どんなことでも「自分はどう思うのか」とすぐに自分の声を聞けるようになるでしょう。自分の声も聞けなければ、他人の気持ちや状況を察知することもできません。
「わからない」と言うのは簡単。しかし成功でも失敗でも、とにかく経験を増やして決断力を鍛えていきましょう。見極める目や、考え方がだんだんわかってくるはずです。
つい「なんでも良い」と言ってしまいがちな出かける場所を、頼らず自分で決めるのはすぐにできそうですね。
メニューを見て30秒以内に決める
毎日できる方法です。外食に行くと、ページをめくる度に迷って一緒に行った人を待たせてしまう経験がある人にはおすすめ。
「こんなので大丈夫?」
そう思うかもしれませんが、食事の選択も立派な決断。
「友達が頼んだものの方が美味しそうに見える。後悔」
そう思わないようになるには、決断するまでに「自分は何を食べたいのか」の判断や、自分が頼んだものへの責任が必要です。
きっと決断力があれば、「友達が頼んだものも美味しそうだけど、これは私が選んだことだから」と思えるようになるでしょう。
慣れていくと、直観で選んで失敗が少なくなるようになるかもしれません。
情報収集をする
あなたに決断力がないのは、持っている情報が少ないからかも。経験がないうちは、既に持っている情報だけでの決断は難しいですよね。
決断しなければいけない時、必要そうな情報収集を念入りにして不安を消していきましょう。積み重なれば、「あの時調べたな」と思って違う決断にも活かせるでしょう。
決めることを減らす
毎日、私たちの周りには決めなければいけないことがたくさんあります。全てを一から決めるのは大変なので、省けるものは省いていきましょう。
・朝ごはんは納豆にする
・日曜日に一週間分の服を決めておく
できるだけ負担を減らせる工夫をしておきます。仕事やプライベートでの、より大事な決断にエネルギーをとっておけるでしょう。
いろいろな人の話を聞く
いろいろな人の話を聞くことも、自分の経験に追加できます。他の人はどんな考えでいろいろな決断をしているのか聞いてみましょう。
「この考え方は嫌だな」
「良い方法だ、真似してみよう」
どんな話でも学びはあるはずです。自分にはない価値観を知る、簡単な方法です。
・同僚、上司に相談する
・友達に聞く
・有名人のインタビュー記事を読む
これらの方法で、他の人の考えをのぞいてみましょう。
先延ばしにしない
「検討する」「行けたら行く」など曖昧な表現を避けるようにしましょう。逃げずに、すぐに決断するためです。
決断して良いのかわからない時や、不安がある時はつい先延ばしにしてしまいがち。その気持ちをぐっとこらえて、曖昧な言葉を使わないようにしましょう。
決断する機会を増やす方法の1つです。
どうしたら出来るかを考える
決断が怖いと、避けるために出来ない理由を考えがち。現状維持でも幸せならそれでも良いですが、「ずっと変わっていない」と不満があるようなら「どうしたら出来るか」を考えていきましょう。
・自分の何を変えたらできるようになるか
・できるようになるにはどんな行動が必要か
・どんな情報が必要か
これらを考えていると、自分でなんとかできることはあるのだと気づけます。今まで諦めていたことも、これからは自分の力でなんとかしていけると思えたら、未来が明るく感じられますよね。
紙に書き出して情報を整理する
頭の中だけでは考えるのが難しい時、紙に書きだして情報整理していきましょう。
一旦頭の中の考えを可視化すると、客観的に状況を判断できます。「できる/できない」も具体的にわかるでしょう。
慣れないうちは自分の頭の中だけで頑張ろうとせず、積極的に紙を使うことをおすすめします。
まとめ
決断力が身につくと、毎日の選択が楽になります。「何を選んでも責任をとれる」と思うと、気持ちが軽くなりますよね。
決断力はすぐに身につくわけではありません。習慣的に気を付けて、身につけていきましょう。