英語以外の外国語もわかるとかっこいいですよね。
第二外国語として履修した記憶はあるけれど、それ以後使わずに忘れてしまった人も多いのではないでしょうか。
英語が話せる人はさらに活躍の場が広がりますし、英語が話せなくても他の言葉がわかれば、大きなビジネスチャンスがあるかも知れません。
今から学んでも遅くない、おすすめの外国語を紹介します。
目次
中国語
国連の公用語としても採用されている中国語。中国は言わずと知れた世界で最も人口の多い国です。
マーケットとしても世界屈指。日系企業の海外進出先としても中国はトップを占めています。そのためビジネスにおいても中国語がわかることは1つの武器になるでしょう。
また、日本の在留外国人の数も中国人がトップで、全体の約3割を占めています。日本にいても中国人と接する機会はとても多いことがわかります。
今は中国に関わりが少ないと思っていても、将来、中国企業と関わるチャンスはあるかもしれません。
その時に中国語が話せると重要な役に抜擢されるかも。日本人にとって、中国語はまず覚えておいて損はない言語と言えるでしょう。
(参考:外務省 【報道発表】海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果(平成30年要約版)、法務省 平成30年末現在における在留外国人数について)
こんな人におすすめ
・中国や台湾の文化に興味がある人
台湾の屋台で中国語を使えば現地の人と交流できて楽しみが倍増するでしょう。
・漢字が好きな人
使う文字は漢字だけなので、漢字が得意な人にはうってつけの言葉です。
・はっきり話せる人
中国語は口周りをよく動かして発音するので、はっきり声を出せる人は上達も速いかも。
中国語がおすすめの理由
・日本人にとって覚えやすい
中国語で使われるのは簡体字(簡略化された漢字)であっても、私たちが使っている漢字と似ているので、漢字を見れば意味を予想できるでしょう。
・語順が分かりやすい
文を構成する語順が難しくありません。英語と同じように主語+動詞となりますが、それ以外は日本人にとって分かりやすい並びと言えるでしょう。
・実践練習しやすい
言葉は実際に使ってみることが一番。各地にある中華街に行けば間違いなく、中国語を使ってネイティブと交流することができます。
難しいポイント
・発音が難しい
中国語には4つの声調(上がり下がり)があります。発声の仕方も日本語と異なるので、難しく感じる人もいるかもしれません。
・はっきりと話さないといけない
正しく発音しようすると、自然と口周りを大きく動かす必要があります。口をほとんど動かさずに中国語を話すことは至難のわざ。日本語では静かに語る人でも、中国語ははきはきと話すようになります。
韓国語
日本のお隣の国、韓国。日帰りで行けるほど近く、韓国からもたくさんの旅行者が日本にやってきます。
K-POPや韓国ドラマ、韓国映画にハマっている人も多いのではないでしょうか。歌詞の意味が分かると、さらにその曲が好きになったり、新曲もすぐに口ずさめるようになるでしょう。
ドラマや映画も吹替えではなく、本人の韓国語でより登場人物の心情を感じることができます。韓国語を習得してもっと楽しみましょう。
こんな人におすすめ
・K-POPが好きな人
韓国語でメッセージを書けば、気持ちがより伝わるでしょう。
・韓国ドラマや韓国映画にはまっている人
字幕では語られていないセリフも分かるようになります。
・韓国によく行く人
韓国語でもっと現地の人と交流しましょう。韓国語のメニューしかないお店も楽しめるようになります。
韓国語がおすすめの理由
・日本人にとって覚えやすい
韓国語の文字であるハングル文字。実は非常に覚えやすい文字なのです。表音文字なので、仕組みを覚えてしまえば簡単に読めるようになります。
また漢字と1対1で対応しているので、漢字に置きかえて覚えることができます。漢字になじみがある日本人にとって、分かりやすい言葉なのです。
・語順が分かりやすい
韓国語の語順は日本語と似ています。日本語の感覚で言葉を並べれば相手に伝わるので、話しやすいでしょう。
・韓国語に触れる機会が日常にたくさんある
韓国ドラマや韓国映画はテレビでもたくさん放送されています。そのため自分が覚えた韓国語を確認する機会が非常に多いと言えます。上達も速くなりますね。
難しいポイント
・文字を覚えるのが大変
記号が苦手な人もいるでしょう。ハングル文字は記号の組み合わせのようなもの。記号を覚えるのが苦手な人は韓国語の習得は大変になるかもしれません。
フランス語
フランス語は英語と並んで国連の公用語の1つとして採用されています。フランス語は主にフランス国内だけで話されていると思うかもしれませんが、アフリカ諸国でも多く話されている言語です。
日本にいてもフランス語はとても身近なところで多く使われています。例えばレストランではグラタンやクロワッサン、ファッションではブルゾンなど、日常に溶け込んでいます。
「これってフランス語だったんだ!」と楽しみながら勉強できるかもしれません。
こんな人におすすめ
・ファッションやグルメが好きな人
フランスと言えばファッション、グルメの最先端。フランス語が分かればいち早く情報がつかめるかもしれません。
・国際的に活躍したい人
英語に次いで世界的に使われているため、国際的な仕事ではフランス語を使って活躍する場がたくさんあります。特にアフリカ諸国に関する仕事ではフランス語大きな武器になるでしょう。
・料理が好きな人
料理の世界でもフランス語は多く使われています。日本語には訳せない微妙な調理法の違いが、フランス語を使うことで感じ取れるかもしれません。
・シャンソンが好きな人
シャンソンを楽しむにもフランス語は欠かせません。愛の言葉を優しくささやきましょう。
フランス語がおすすめの理由
・英語の知識を生かせる
英語とフランス語はルーツが異なりますが、私たちが英語として覚えているものが実はフランス語だった、というものが数多くあります。
英語で見たことがある単語ならすぐに覚えられるでしょう。発音は異なるので要注意です。
・身近なものに多く使われている
フランス語は私たちの身の回りにたくさんあります。フランス語を知っているとその意味もわかり、買い物や食事での新しい楽しみ方を知れるでしょう。
・音を楽しめる
フランス語は世界一美しい言語と言われています。流れるような心地良い響きがその理由です。全てを正しく発音することは簡単ではありませんが、映画のセリフやシャンソンの歌詞からその美しさを堪能できるでしょう。
難しいポイント
・文法が難しい
フランス語の名詞には性があります。例えば太陽は男性名詞、月は女性名詞。性によって冠詞などが変わってくるので、名詞を覚えるときには性も一緒に覚える必要があります。
さらに語形変化も英語より複雑ですので、覚えることは多く混乱してしまうかもしれません。
・読まない文字がある
フランス語には表記されていても発音しない文字があります。あるいは1語では発音しない文字を、他の言葉とつながるときには発音するようになることもあります。
ルールを覚えるまで、始めのうちは難しく感じるでしょう。
スペイン語
スペイン語も世界で広く使われている言語であり、国連の公用語のひとつでもあります。
スペイン以外にも南米の国で使われていることから、アメリカに旅行すると非常に多くスペイン語を耳にしますね。
日本にいても、フラメンコやサッカーなどスペインに触れる機会はたくさんあります。かの有名なサグラダファミリアなど、建築に興味がある人にとってもスペインは身近な国でしょう。
こんな人におすすめ
・英語以外のヨーロッパ言語を何か覚えたい人
スペイン語はほとんどローマ字読みなので、同じアルファベットを使っていても、英語よりスペイン語の方がなじみやすいと感じる人は多いでしょう。
意味が分からなくても読めると嬉しい気持ちになるものです。「英語は読みづらくて苦手」と挫折した人もスペイン語なら続けられます。
・スペインのサッカーに興味がある人
世界でも有名なサッカー国、スペイン。
日本からも数多くのトップ選手が「リーガ・エスパニョーラ(スペインのリーグ)」で活躍していますね。
インタビューで語られる選手たちの生の声もスペイン語がわかるとより一層楽しめます。
・スペインの文化に興味のある人
フラメンコや闘牛、建築など、スペインには魅力的な文化があります。それらに興味を持つ人がスペイン語を習得すると、より詳しい情報が手に入るようになるでしょう。
スペイン語がおすすめの理由
・日本人には覚えやすい
英語と同じアルファベットを使っていますが、スペイン語の特徴は何と言っても読みやすいこと。ほとんどローマ字読みでOKなのです。
また発音も日本語どおりで大丈夫。英語で挫折した人でもスペイン語なら大丈夫な理由はこれです。
・他の言語も覚えやすくなる
スペイン語は英語と違ってラテン系の言語。
その他のポルトガル語やフランス語、イタリア語、ルーマニア語といったラテン系言語との共通点が多いため、どれかひとつを習得すると他のラテン系言語はとても覚えやすくなります。
ひとつの言語を学んだつもりが何か国語もわかることになる、というお得な言葉なのです。
難しいポイント
・文法が難しい
フランス語同様、スペイン語の名詞にも性があります。さらに動詞などの語形変化については覚えなければならないことがたくさんあるので、勉強には苦労するでしょう。
まとめ
意外に思われるかもしれませんが、国際共通語とされている「英語」はとても習得しやすい言語です。従ってどの言語も、英語と比較してしまうと習得は難しいのです。
しかし一般的にはそうであっても、その言語の音の好みやその国の文化への興味によって、言葉の習得力は変わってきます。
好きこそものの上手なれ
興味がある国の言葉をマスターして、さらに楽しみましょう。