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「出張に行ってきて」
この言葉を聞いただけで少し気が滅入ってしまう方は多いのではないでしょうか。仕事だからしょうがないとはいえ、長距離の移動や慣れない場所、慣れない商談相手など、出張は疲れる原因に溢れているからだと思います。
@DIMEのアンケートによれば、なんと約9割の方が「出張時に疲れを感じる」と回答。また「出張が無い日の2日分以上の疲れを感じる」と回答した人がなんと6割を超えるという結果だったそうです。
参考:@DIME 「出張疲れ」は普段の何日分の疲れに匹敵するのか?
・出張が多くて大変だと感じている人
・慣れない出張を言い渡されて緊張している人
・10月から出張が多い組織に異動して困っている人
上記のような方向けに、出張をピーク時に月8回していた私の経験や周囲のアドバイスを踏まえて、出張によるストレスや疲れを少しでも軽減できる方法を整理しました。
目次
なぜ出張は疲れるのか
そもそもなぜ出張は疲れるのでしょうか?それは言葉の通り「心身ともに」疲れるからです。具体的には以下の通り。
「心」
-孤独もしくは上司(部下)とずっと一緒
-頻繁に合うわけでは無い・慣れない商談相手
-慣れない環境(駅、空港、オフィス、移動手段、ホテル)
-慣れない人・言葉
「身」
-長距離移動
-移動中で酷使する目(スマホ、パソコン、運転)
-重い・大きい荷物
-慣れない布団での睡眠
-慣れない食事
これらについて少しでも負担を減らしていけば、きっと出張による疲れは軽減、もしくは無くなっていくはずです。
出張で疲れないために準備しておくべきこと
何事も準備が一番肝心です。出張で疲れが溜まらないようになる準備を整理しました。少しでも「できそうだな」「面白そうだな」と思ったものがあればぜひ参考にしてください。
「いつもの」ホテルチェーンを決める
まず「出張」が決まってすることは宿の確保ではないでしょうか。ここで最初の決まりごととして、「いつものホテル」を決めることをオススメ。いろいろな理由がありますが、主に以下のことがあげられます。
・全国で統一の寝具(マットレスや枕)が使われているケースが多い
・シャンプーなどのアメニティの品質が一定は担保されている
・駅徒歩などのアクセスが良好
つまり先に述べた心身に掛かる負担軽減につながるのです。
私はいつもアパホテルにお世話になっていました。私は左利きなので、チェックインするときに氏名住所、会社名をわざわざ手書きすることにとてもストレスを感じるのですが、会員カードを作ればそれを省略できます。
アパホテルは出張でいくところには大体あるので安心して予約できて愛用しておりました。皆様も「出張なんだから現地っぽいホテル・旅館」なんて悩まずに「いつもの」ところで安心した夜を過ごしましょう。
お気に入りの出張用ポーチを準備する
出張における次の天敵は前日の準備です。大体のパターンが、いつものオフィスでいつもの仕事をして疲れて帰ってきたのに、もしくは土日祝日でオフモードだったのに「明日の出張の準備をしないと・・・」と憂鬱になってしまい、精神的にストレスを感じます。
まずは「見るだけでテンションが上がる」ポーチに「これをバッグに入れて、後は衣服だけで準備完了!」となるようにしておきましょう。これはホテルで開くだけなので、デザインなんて気にせずとにかく「自分の好きなもの」を貫く方がいいと思います。
私は所謂アラサーですが、大好きなゲーム「スプラトゥーン」のポーチに「コンタクトレンズ、目薬、爪切り、モバイルバッテリーなど」を入れて出張前日はこれをいつものバッグに入れるだけでした。おかげさまで準備が楽になり、いろいろな気苦労から解放されます。そして何より可愛いからテンションも上がります。
「出張用のワイシャツ」を決める
「え、わざわざ買わないといけないの!?」というわけではありません。ポーチの理由にも似ている部分がありますが、どんなスーツにでも合う様なワイシャツを1枚「出張用」と決めましょう。なぜなら人間は「意思決定をすることで疲れてしまうから」です。
有名な話かもしれませんが、アップルの共同創始者、スティーブジョブズはいつも同じ服装をしていました。だから、よく「成功する人はいつも同じ服を来ている」のような話が多いのです。
私は用事によって服装を変えたい派なので、そこだけ切り取ると「大賛成!」というわけではありません。しかし「出張用ワイシャツ」という考え方はもう1歩、合理的な理由があります。それは「クリーニングで仕上げてもらったままバッグにしまえる」からです。
出張と旅行の「準備」における最大の違いは「スーツ」である点だと思います。特にワイシャツはシワシワにするわけにはいかないので小さく畳むわけにはいきません。
だからクリーニングで仕上げてもらった状態で極力畳まずにバッグに入れ、帰って来たらまたクリーニングに出すだけでいい、という状況にすることでまた一つ準備における負担を減らすことができます。
裏目標を決めておく
これは半分冗談レベルですが、短期でも長期でもいいから「自分だけの秘密の目標」を定めておくことをオススメします。こうすることで、「出張=憂鬱な仕事」では無く、「クリアするぞ!」と前向きな気持ちで出張に臨めるようになるからです。
わかりやすくするために私や同僚が行っていたMy目標の例を記載します。
・全国SA/PAのご当地ソフトクリーム制覇(超長期目標)
・1年で7大都市制覇(長期目標)
・ご当地グルメで1日過ごす(短期目標)
・絶対一緒にいく上司におごってもらう(超短期目標)
あくまで参考程度にしてもらえれば幸いです。
出張先で疲れないようにする方法
ここからは実際に出張へ行った後にする、疲れ防止策をまとめました。よく言われる「せっかくの出張なんだから〜」のようなことと反することもありますが、出張の多い方はぜひ試していただければ幸いです。
特に運転移動中のBGMはラジオにする
ラジオ世代ではない方からすると驚かれるかもしれませんが、「孤独」におけるラジオの効果は意外と大きいのです。
元々音楽鑑賞が趣味な私は、いつもiPhoneを車につないで爆音で音楽をかけたり、眠くなったら歌ったりして無理やりテンションをあげていました。これは私の体験談ですが、大声で歌いすぎて喉が痛くなったことがきっかけでラジオを流してみたことがあったのです。その時、とても良かったのでオススメさせていただきます。
そもそも車で音楽をかける理由は長時間の沈黙が辛いからだと思いますが、仲のいい友人との旅行は全く苦じゃないですよね?そこには「楽しい会話」があるから。音楽じゃなくてもいいのです。
むしろ孤独の解消、という意味ではラジオの方が適しています。しゃべりのプロによる会話を流しているだけで、なんとなく楽しい気分になるのです。また、ご当地ならではの話が聞けて、それをそのまま商談のネタにすることもできます。
あまり話が合わない、もしくは年が離れて共通の話題が少ない上司や部下ともラジオをきっかけに、
「なにそれ〜!」
「それはないだろ〜!」
このような会話も生まれるでしょう。このような理由から「好きな音楽」という選択肢だけではなく、たまにはラジオをかけてみてください。きっと新しい楽しさを見つけることができますよ!
新幹線移動中は目を閉じて「遮断」する
よく「移動中は寝た方がいい」と言われますが、反対です。なぜならただでさえ慣れない環境で夜眠ろうとするわけだから、そんな中で日中睡眠をとってしまったらなかなか寝付けず、悪循環に陥ります。
とはいえ仕事することはもっと反対です。よく新幹線でパソコンを広げて一生懸命仕事をしている方を見かけますが、客観的に見て狭くて肩肘閉じて辛そうではないですか?
私自身、緊急の仕事が入って同じことをしたことがありますが、一番辛いのは「普段の環境ならもっともっと早く対応できるのに」というストレスでした。やむをえない場合を除いて、こんなに非生産的・非効率的なことはありません。
以上のことから、私は新幹線による移動は「遮断による休憩時間」にしています。楽な姿勢で見れるスマホだとしても、仕事したり動画見たりすることはやはり目、ひいては脳に負担を与えます。
「スマホじゃなくて景色ならいいのでは?」なんて声も聞こえてきそうですが、景色も反対です。時速何百キロで移動している状態で目まぐるしく景色が変わるのだから、目に負担がかからないわけがありません。富士山も、写真で見れば十分です。
この時代、日常からずっと目を酷使しているのだから出張の時くらい「目だけ」は休ませてあげましょう。
夕飯を「あえて」コンビニやチェーン店で済ませる
これが一番反対が多そうですが、頻繁にいく出張先であればこれが一番効果があると思います。
大体出張が決まると周りから「〇〇ってラーメン屋オススメだから絶対行った方がいい!」「コンビニで食事を済ませるなんてもったいない!」と言われますが、そこまでの道を調べて、わざわざそのために移動して、高いお金を払っていくほど価値があるケースはほとんどありません。
もちろんそこだけでしか味わえないような美味しいお店があるから、その場の満足感は高いでしょう。しかし翌日以降のあなたの人生に影響はありません。
それであれば、コンビニでちゃっちゃと済ませて、読書、勉強、筋トレなど自分の時間に使ったり、後述の「疲れを癒す方法」につなげてもらったりした方が負担のない出張ができます。
出張先で疲れを癒す方法
出張中、疲れたタイミングで実行できるものを簡単に整理しました。ありがちなものかもしれませんがどれも効果のあるものばかりです。
スキマ時間でも「遮断」時間を設ける
前述した「遮断」時間を商談と商談の間など、ちょっとしたタイミングではさみましょう。
たった10分程度目を閉じるだけでも、脳内に溜まった睡眠物質が分解されて作業効率が回復するそうです。
「準備」のところにも通じるかもしれませんが、比較的余裕のあるスケジュールで精神的な余裕を持ち、少し早く到着したら目を閉じる、それだけで脳にかかる負担はだいぶ軽減されます。
参考:オフラボ 脳、働き過ぎていませんか?効率よくストレスオフして疲れをとる方法
湯船に浸かる
ビジネスホテルだと、ユニットバスが大半なのでシャワーでサクッと済ませてしまう方も多いかもしれませんが、疲れに悩まれる方は絶対に湯船に使った方がいいです。なぜなら身体全体を温めることで血流がよくなり、リラックス効果があるからです。
大手ホテルチェーンのアパホテルやドーミーインでも「共同浴場」がある場合があります。家では味わえないリラックスできる環境ですので、1日の疲れを回復してくれるでしょう。
瞑想
最近はマインドフルネスという単語をよく耳にします。
”最新の脳科学で「ストレス軽減」「集中力アップ」「自律神経回復」などの効果が実証され、アメリカではグーグルをはじめフェイスブックやインテル、マッキンゼーといった企業のほか、政府機関の研修でもマインドフルネスは取り入れられています。”
参考:モチラボ マインドフルネスとは何か?
簡単にいえば「今、この瞬間に意識を集中する」ことなのですが、スマホで24時間誰かとつながっている現代では中々出来ないのかもしれません。出張という「会社からも家族からも友人からも離れられる貴重な時間」だからこそ、今一度この瞬間に集中して、自分を見つめる時間を作るのはいかがでしょうか?
自律神経回復の効果もあるので、もちろん「ぐっすり眠れる」効果もあります。
関連【目から鱗】効果抜群な”深い瞑想”のやり方・コツ大全・効果が出ないワケ【アプリ】おわりに
いかがでしょうか?
まとめると
「準備」「慣れないこと」をとにかくカットして、「出張だからできる自分の時間」を大事にしよう
というのが大きな考え方です。少しでも皆さまの出張に置ける負担が少なることを心から祈っております。