「自分らしさって何?」自分らしさを見失ってしまう原因・見つける方法・自分らしく生きるメリット

「自分らしく日々を過ごしたい」と誰もが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

 

しかし、実際「自分らしさ」とは何かと問われると難しいですよね。「自分らしく生きる」という言葉を耳にすることが増え、自分らしく生きなきゃと焦っている人もたまに見かけます。

 

「自分らしく生きたい」
「自分らしさって何?」

この記事ではそんな悩みを少しでも解消できるように、自分らしさとは何か、自分らしく生きるメリット、自分らしさを見失ってしまう原因、自分らしさを見つける方法を紹介します。

目次

自分らしさとは

 

自分らしさについては諸説ありますが、この記事では自分らしさを「内発的動機付けにより生まれる感情や行動」と定義します。

 

誰かに言われたから、周りもやっているから、ということではなく、純粋に生まれた自分の感情や行動こそが自分らしさです。

 

言い換えると、素直な気持ち、個性とも言えるでしょう。

自分らしく生きるメリット

 

自分らしく生きると何が良いのか、自分らしく生きるメリットを3つ紹介します。

自分が本当にやりたいことに没頭できる

「自分らしさとは」でも説明した通り、自分らしく生きるということは内発的動機付けにより生まれる感情や行動のままに生きること。

 

つまり自分らしく生きることができれば、自分の心の声に素直に耳を傾けられるようになるので、やりたいこと、やりたくないことを明確にすることができるのです。

 

「やりたくないことはNOと言う」「やりたくないことは早めに終わらせる」などと行動にメリハリをつけられるようになり、本当にやりたいことに思いと時間を注ぐことができるでしょう。

自信を持って日々を過ごすことができる

自分らしく生きていると、自分の気持ちに正直に夢や目標を追いかけることが多くなります。自分が達成したい、成し遂げたいと思える目標に向かって進んでいるあなたは「きっとできるはず」と自信に溢れているでしょう。

 

自分が達成したい目標というのは、内発的動機付けによって生まれた目標。

 

そこには達成したいという自分の意志が備わっているので、誰かに何かを言われても前に進んでいけるので、結果的に自信を持って日々を過ごすことができるのです。

 

また、目標を達成することで、さらにそこに自信ができ、より難しい目標を追いかけ達成したらまた自信が付くという良い循環が生まれます。

 

そのため自分らしく生きることで自信を持って過ごすことができ、それが続くほど自信は大きくなっていくのです。

ありのままの自分を受け入れてくれる友達と出会える

自分らしく生きていると、本当の自分の姿を表に出して日々を過ごすので、自然とありのままの自分を受け入れてくれる人ばかりが周りに集まるようになります。

 

これまで自分の思っていることを抑えて周りに合わせて友達と交流してきた人にとっては、いきなり自分らしさを出すと、一時的に交流が少なくなってしまう可能性はあるかもしれません。

 

しかし世の中にはあなたの自分らしさと相性が良い、または同じような「らしさ」を持っている人がいるもの。次第にその人たちと出会い、仲良くなっていくでしょう。

 

そういった人たちと仲良くなると、あなたの本当の気持ちや行動を受け入れて接してくれるので、より自分らしさを出して生きていくことができるようになります。

自分らしさを見失ってしまう原因

どのようなことが自分らしさを見失ってしまう原因なのか、3つご紹介します。

決まりやルールを意識しすぎている

ルールや決まりをしっかり守るのは正しいことですが、それを意識しすぎると自分らしさを見失ってしまう原因になり得ます。

 

ルールや決まりを必死に守ろうとするあまりに、自分らしさの要である自分の思いや考えを押し殺してしまうようになるのです。

 

それが続くといつしか自分が考えていることや思っていることを自分で認識することすら難しくなってしまうでしょう。

 

決まり、ルールは企業などの組織において、その統率を図ったり、トラブルや事件を防いだりするために必要なものではあります。しかし、それを意識しすぎてしまうと自分らしさも制御されてしまうのです。

嫌われることを恐れている

「意見があるけど、これを言うと嫌われるかもしれない」

「これやってみたいけど自分がやったらバカにされそう」

誰もが一度は思ったことがあるこのような気持ちも自分らしく生きる妨げになる可能性があります。

 

自分の中から出てくる思いや欲求はあるものの、嫌われることを気にして躊躇してしまい自分らしさが出せなくなってしまうのです。

 

それが1度や2度であればいいのですが、繰り返すと「躊躇するクセ」がついてしまうように。周りから応援される環境であっても過度に恐れてなかなか行動できなくなってしまうでしょう。

周りと比較をする

周りの人と自分を比較して日々過ごすことも、自分らしさを失う原因になります。

 

友達とテストの点数を勝負したり、偏差値を見比べたり、周りと切磋琢磨しながら前に進んでいくのは成長に繋がるのでとても良いこと。

 

しかしそれが根付くと「あの人より高い給与」「あの人より早く昇進」と全ての基準が他人になり、自分が本当にやりたいことを無視して目標を追いかけることになるのです。

自分らしさを見つける方法

 

日常で簡単にできる、自分らしさを見つける方法を3つご紹介します。

本や映画でさまざまな人生を知る

自分らしさが何かわからないと悩む人におすすめなのが、いろいろな人の人生に触れることです。

 

「どういう思いで日々を過ごし、どんなことを成し遂げたのか」さまざまな人生を知っていくことで「この人の考えていること自分と似てるかも」「この人の夢、共感するな」と自分の考えに近いものに出会うことができます。

 

それをきっかけに自分がやりたいことが見えてきたり、自分が無意識に感じていたことが浮き彫りになったり、自分らしさの発見に繋がるのです。

 

特におすすめは著名人の自叙伝やヒストリー映画を見ること。

 

人の人生に具体的に触れれば触れるほど、自分と似ているものに出会える可能性が広がります。どれから読めばいいのか、見ればいいのかと悩むかもしれませんが、自分の直感で選びましょう。

 

直感はあなたが思っている以上に的を得た選択をしてくれます。

好きなものを見つける、そして同じ趣味の仲間を見つける

ほとんどの人がそうだと思いますが、自分の好きなものをやっているときは没頭しているのではないでしょうか。

 

何かに没頭している時、人は比較的素の自分の状態です。

 

好きなことをただ一人で黙々とやるのもいいですが、同じものが好き、共通の趣味の仲間を見つけて、一緒にやることで自分らしさの発見に繋がることがあります。

 

物事に没頭している状況の自分を客観的に見ている人がいることによって、その人との何気ない会話で「あなたはこういうことが得意だね」「こういう性格なんだね」と自分では気づいていない特徴を伝えてくれることがあるのです。

 

それが積み重なることによって客観的に自分の性格や特徴について知ることができ、自分らしさの発見に繋がるでしょう。

 

またその性格や特徴を踏まえて自分を認めてくれている人の中で行動できることも、素で行動しやすくなるため、自分らしく生きていくことに繋がっていくはずです。

弱みを認める

弱みを認めることで、自分の自分に対する理解が進み、自分らしさを見つけられるようになります。

 

自分らしさを見つけようとするとき、強みや夢などのポジティブなものから探そうとする人が多いはず。しかし、それが見えたとしても謙遜してしまい、結局自分らしさが見つからないことがあります。

 

また、強みや夢というものは抽象的である場合が多く曖昧であるために、自分らしさとは何か?というところまで言語化するのが難しいのです。

 

一方、弱みというのはその特性上「読むのが苦手」「計算が得意ではない」などかなり具体的に自分で理解していることが多く、自分らしさとは何かというところまで言語化しやすく、イメージも付きやすくなっています。

 

心理的ハードルが高いですが強みではなく、まずは弱みを洗い出してそれを認めて受け入れましょう。

 

「嫌だ」「直したい」と周りから隠したり、見えないように避けるよりも、弱みもまた自分らしさなんだと認めること。これが自分らしさの理解を進め、自分らしさを見つけることに繋がります。

他人の目を気にすることも自分らしさ?

 

よく自分らしさについて話をすると「他人の目を気にしてしまう」という意見を多く聞きます。

 

多くの人は、この「他人の目を気にすること」が自分らしく生きることを阻害すると思っているようですが、果たして本当にそうなのでしょうか。

 

他人の目を気にしてしまうのは、自分らしく生きることの反対のものではありません。それも自分らしさなのです。

 

もし、他人の目を気にしてしまうことが自分のコンプレックス、弱みだと思っているのであれば、まずはそれを自分で認め、受け入れてみましょう。

 

おそらく、現時点では周りの目を気にすることがあなたの個性であり、あなたがやりたいことであると考えます。

 

少し言葉遊びのようになってしまいますが「他人の目を気にする自分がどう見られるのか、他人の目を気にする」ということからまずは脱却していきましょう。

 

それでもやはり他人の目を気にしてしまうのが嫌だということであれば、周りから反対されたとしても、何か一つやり切る経験をしてみるのが良いかと思います。

 

何か一つをやり切ることで、自分の意志でここまでたどり着いたという自信が付くとともに、やり切った経験の中に自分らしさが垣間見えると思うので、それが自分らしさの発見に繋がるでしょう。

 

でも、もし周りの目を気にしている自分でも悪くないと思うのであれば、そのままで良いと思います。それこそが自分らしく生きるということです。

まとめ

自分らしさというと少し難しく考えてしまうかもしれませんが、自然と考えてしまうこと、自然と行う行動が自分らしさです。

 

それを自ら受け入れ自信を持って過ごすことができれば、自分らしく日々を過ごすことができます。

 

小さなことでもいいので自分らしさをまず1つ見つけ、それを大切にすることから始めてみましょう。

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