「周りの人を誰も信用できなくて辛い」
「誰かに相談したいのに本音打ち明けられない」
人が信用できないと、自分に自信を持てなくなり、常に不安で毎日が楽しくなくなってしまうもの。人に本音を打ち明けられなくなったり、かえって相手を束縛してしまったりして辛いですよね。
今回は「人を信用できない」悩みを抱えている人へ、その原因と対処法を紹介します。
少しの積み重ねでまた人を信用できるようになるはずです。まずは自分を信じて一歩ずつ進んでいきましょう。
目次
人を信用できなくなる原因
何かを改善したいときは、まず原因を突き止めましょう。原因が分かれば対処法も見えてきます。人が信用できなくなる主な原因を紹介します。
過去に裏切られたトラウマがある
過去に裏切られた経験のある人は、人を信用できなくなる傾向にあります。
信用していた友人に陰で悪口を言われていたり、大好きだったパートナーに浮気されたりしたことから、信じるのが怖くなってしまうのです。
「どうせ信じてもまた裏切られるだろう」とはじめから人を信じないようにして自分が傷つかないようにします。
心配性である
心配性で気にしすぎてしまう人も人を信用できなくなる傾向にあります。
「これを言ってみんなに言いふらされたらどうしよう」
「本音を伝えて嫌われたらどうしよう」
心配性の人はまだ起きていないことを必要以上に心配し、少しでもリスクがあることはしません。
裏切られるリスクを回避するために本音で話せなくなり、人を信用できなくなるのです。
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プライドが高い
高いプライドも人を信用できなくなる原因になり得ます。
プライドが高い人は「私とあなたは違う」と、自分と他人に明確なラインを引いているもの。相手は自分とは違うという意識から、他人の言動が信用できなくなるのです。
自分の弱みを見せるのを嫌い、何でも自分でやった方が安心できるので、誰かに相談することも、仕事を任せることもできません。
自分に自信がない
自分に自信がないために人を信用できなくなることもあります。
「これを言ったら馬鹿にされるのではないか」
「私を信じてくれる人なんかいない」
このように自分は周りに信じてもらえるような人ではないと自分のことが信用できなくなり、周りの人のことも信用できなくなるのです。
他人に期待しすぎている
他人に期待しすぎると「裏切られた」と感じやすくなって、人を信用できなくなります。
例えば笑顔で「おはようございます」と挨拶をしたのに、何も言ってもらえなかった。ショックですよね。何か悪いことでもしたのか、と考えてしまうでしょう。
これは「挨拶をすれば挨拶を返してくれる」という期待が裏切られたことによるショックです。
このような少しの期待に対する裏切りが続くと、その積み重なりによって人を信じられなくなってしまいます。
職場のストレスが溜まっている
社会に出て人を信用できなくなってしまった場合、職場でのストレスが原因かもしれません。
上司の好き嫌いだけで評価が決まったり、自分のアイデアを仲の良い同僚に横取りされたりして職場の人を信用できなくなり、次第にそれ以外の人も疑ってしまうようになるのです。
ハラスメントもその原因になり得るでしょう。
人間の闇を目の当たりにして、「人間ってこういうものなのか」と人が信用できなくなるのです。
睡眠不足である
睡眠不足も人が信用できなくなる原因の1つだそう。
睡眠不足になると人の感情を正しく読み取れなくなり、相手の表情に敵意を感じるようになって信用できなくなるのです。
【参考動画】
人を信用できるようになる方法
人を信用するためにはまずは自分を信じよう
人を信用できるようになる方法を紹介します。
自分を信じる
人を信用できない人の多くは、自分自身も信用できていない傾向にあります。
例えば人に何かを相談する時。自分を信じることができていれば、自分の選択にも自信が持てるので相談相手に選んだ人も信じられるようになるのです。
まずは自信が持てない原因を探って、自信を持つ方法を試してみましょう。
【自信が持てない原因を探る方法】
①過去の失敗
②他人よりも劣っていると感じる部分
③過去に他人から批判された内容
これら3つを思い出せるだけ書き出してみましょう。はっきりと書き出すことで、目をそらしていたものに向き合うことができるようになります。
・相談する
人に話す過程で、考えが整理され今まで気づけていなかった部分が見つかるかもしれません。また、客観的なアドバイスを貰うことで「自信を持つ」こと自体に前向きな気持ちで取り組めるようになります。
【自信を持つ方法】
・「成功ノート」を作成する
日々のポジティブなことを可視化しておくことで、自分ができること・自分を支えてくれている存在を思い出すことができるので、自然と前向きな気持ちになり、自信が湧いてきます。
・他人を褒める
他人を褒めると、「自分はどうだろう?」と自分の良いところ探しを積極的にするようになります。
・他人の人生から学び、自信をつける
書籍や映画で人の成功談やシンデレラストーリーを知ることで、「こんな自分でもできるかも。」と思えるようになります。
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信用できない人の特徴を知る
信用できない人の特徴を知りましょう。信用できない人には共通点があるもの。
信用できる人かどうか基準があれば、それが判断軸となるので不必要に人を疑わずに済みます。
【信用できない人の特徴】
・繰り返し約束を破る
・よく嘘をつく
・陰口をよく言う
・謝らない
・「ありがとう」が言えない
・人によって態度を変える
・自慢話が多い
・言葉と言動が一致していない人
・人の秘密をすぐばらす人
・「絶対に」などの過度な強調表現を頻繁に使う
・言い訳ばかりする
1人でも信用できる人を見つける
信用できる人を1人見つけましょう。
「誰も信用できない」と思っていても、周りを見れば家族や幼馴染など少なくとも1人は信用できる人がいるはずです。
1人でも信用できる人がいることに気づければ「悩んだ時はこの人に相談しよう」と心の拠り所ができて、気持ちは楽になります。
信用できる人はたくさんいる必要はありません。全ての人を信用できている人なんていないのです。
広い範囲で見てしまうと「誰も信用できない」となってしまうので、もっと近くに目を向けて信用できる人を探しましょう。
トラウマと向き合う
勇気を出して、人を信用できなくなった原因となるトラウマと向き合いましょう。
辛いことかもしれませんが、いつまでもそのままだと解決しません。向き合うと意外ともう平気だったりすることもあります。
紙にトラウマとなっていることを詳しく書き出し「なぜ裏切られたと感じたのか」「どうしてそんなことが起こったのか」掘り下げて向き合ってみましょう。
紙に書き出すことでモヤモヤや不安が整理されて、気持ちが落ち着いていくのです。また「今後こういう人・状況には気をつけよう」と冷静に考えることもできるようになるかもしれません。
書いた紙はビリビリに破いて捨てましょう。共にストレスも自然と消えていくはずです。
書き出すことでストレス解消!?感情を紙に吐き出そう!【方法・効果】
他人に期待しない
他人に期待しすぎないことも大切です。
「挨拶を返さない人もいるだろう」と常に挨拶を返されることを期待しなければ、無言で過ごされてもショックを受けることはないですよね。
【他人に期待しないようになる方法】
人間関係でストレスを感じたりショックを受けたりしたとき、「今、この人に何か期待した?」と自分に問いかけてみましょう。
「自分は他人とは違う」という前提で何事も行動しましょう。自分の予想と違う行動に疑問を抱くことがなくなり、期待しすぎないようになります。
「そんなこと、言わなくてもわかるだろう」という期待はやめましょう。態度や空気で伝わるという間接的なコミュニケーションは、個人によって受け取り方が異なります。
SNSへの過度な投稿をやめたり通知をOFFにしたりして、他人の評価よりもありのままの自分に集中できるような工夫をしましょう。
【期待って悪いこと?】他人に期待しすぎない人になる方法とそのメリット
どうしても人が信用できない時の対処法
どうしても信用できない時は、相談サービスを利用しよう
「どうしても人が信用できない。でも誰かに相談したい」という時は、第三者に相談できるサービスを利用しましょう。
第三者が相手ならあなたのプライベートを詳しく知らないので友達にばらされたり、「そんなことで悩んで」と馬鹿にされたりする心配もありません。
中には匿名で相談できるものもあります。
すぐに人を信じられるようになるのは難しいので、まずは相談サービスを利用して「誰にも相談できない!」のストレスを解消しましょう。
【おすすめの相談サービス】
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