【2週間やってみた】通勤時間が長いストレスを吹き飛ばす過ごし方

通勤時間 長い ストレス

「会社の近くに住んだ方が良い」と言われていても、都内だと家賃の関係で近くに住むことが難しい人も多いでしょう。「通勤時間がストレス」と思いながら毎日を過ごしているかもしれません。

 

しかし通勤時間を有効活用できるかはあなた次第!今回は3人の方にそれぞれの悩みに合わせた通勤時間の過ごし方を決めてもらい、2週間試してもらいました。

 

それぞれの悩みが通勤時間の過ごし方を決めることでどう解消されたのか、必見です。

目次

ストレス対処が苦手な人におすすめ

Aさん

通勤時間で一日のストレス処理をしたい!

こんな思いがあるAさんの通勤時間の過ごし方はこちら。

通勤時間 :徒歩10分+電車50分+徒歩5分
朝やること:歩行瞑想、インプット(Facebook, Kindle, Googleアラート)
夜やること:ストレスマネジメント(エクスプレッシブライティングをGoogleカレンダーに記入)、読書30分

イギリスのサセックス大学によると、読書をするとストレスが68%低下するとのこと。最近では「速読法」を紹介する本が多々ありますが、この場合はゆっくり本を読む方が効果があるそう。電車内では上司やパートナーから「これをして!」と焦らされることもないため、ゆっくり本を読むのにぴったりですね。

参考資料:レタスクラブニュース 1日30分の読書でストレス軽減⁉メンタリストDaiGoが教えるメンタル強化術(1)【連載】

 

エクスプレッシブ・ライティングとは、浮かんだ感情を書き出すこと。感情を客観的にみて受け止めることができたり、ストレスが和らいだり、メンタルコントロールが上手くなるなどの効果があります。

参考資料:東洋経済ONLINE 「感情を紙に書く」習慣でストレスは減らせる

 

Aさんのやり方はこちら。

①「〇〇が辛かった」「〇〇がストレスだった」などとざっと書き出す

 

②「なぜ辛かったのか?」「何がストレスだったのか?」を追記する

 

③「こういう対処法があったね」「その課題は自分のせい/せいじゃないね」のように、自分の相談相手のようにさらに追記する

このようなやり方で、帰りの電車でその日飲み込んできた感情を書き出し、冷静に見つめ直していったそう。実際に2週間続けてみた感想とは?

 

書き出すことでストレス解消!?感情を紙に吐き出そう!【方法・効果】

なぜこれらの過ごし方を選んだのですか?

朝はわくわくすることを集めるために、インプットの時間にしました。ストレングスファインダー上の性格が「内省」「収集欲」なんです。ただし、無駄なニュースを観ないようにするためにFacebookとGoogleアラートに限定しています。

 

夜は振り返りの時間に。一日の仕事でも感じることはたくさんあるので、ストレスマネジメントを行いながら長期的に働けるようにしていきたいと思います。

 

歩行瞑想はうまく続けられるかな…。

試してみてどのような変化がありましたか?

内向的な性格で他人に愚痴を言いたくないので、イライラを頭の中で反芻してしまい、対処の仕方がわかりませんでした。しかしエクスプレッシブ・ライティングを通して、自分の内面にある感情を発散でき、ストレスを溜めすぎず、さらに「今後はどうしていくか?」を考える癖がついたのです。同じような仕事を任されても、新しい捉え方ができるようにもなりました。

 

それに加えて、通勤時間を無理やり「仕事のために有効に使わなきゃ」「ぼーっとしてしまって後悔」と思うことがなくなりました。

 

むしろ通勤時間が長ければ長いほどデメリットがあることを理解し、目先の仕事のためではなく長い目で見て自分のため、コアバリューのために使おうと思えるようになっています。

何か気づいたことはありますか?

やることを決めたというより、「やらないことを決めた」感覚でした。無駄なことを省き、集中してできる+本当にやりたいことだけに絞ったからだと思います。

 

歩行瞑想は思った通り難しい。ぼんやり歩いてしまうので、足元に集中する前に駅に着きました。

より快適に過ごすために、どのような工夫をしましたか?

Googleアラートを読む予定でしたが、朝の通勤時間中に届かない時が多かったので、お昼の時間に読むように変えました。

 

帰りの電車は急行と各駅停車を使い分けました。メンタルや体力的に座りたい時は、20~30分ほど帰宅は遅れますがあえて各駅停車へ。帰宅してもだらだらしてしまったり眠くてすぐ寝たりすることもあるので、むしろ通勤で時間を作って有効に時間を使える選択をしていると思っています。

 

エクスプレッシブ・ライティングとあわせて、コアバリューノートもつけ始めました。

 

コアバリューノートとは自分が大切にしている価値観やその日の良かったこと、コアバリューのためにしたことを書き出すもの。人生における価値観の見直しと、そのために一日どのくらい時間を使えたかを振り返り、翌日以降の時間の使い方も見直せるようになりました。

 

Aさん

コアバリューノートは、この本を参考にしました。

瞑想が気になる人におすすめ

Nさん

仕事の役に立つこと、朝スッキリした気分になれることをしたい!

そんなNさんは最近話題の瞑想を中心に、通勤時間の過ごし方を決めています。

通勤時間:徒歩10分+電車45分+徒歩5分
やること:広告観察、立ち瞑想

立ち瞑想とは、文字通り立ちながら瞑想をすること。瞑想をして“今この瞬間”に集中することで、集中力が上がったり心の余裕が生まれる効果があります。

 

入社2年目のNさんは、電車にある広告を一歩踏み込んで分析することで、仕事に活かせる学びを得ようとしているのだとか。早速選んだ理由から2週間試してみた感想まで聞いてみました。

なぜこれらの過ごし方を選んだのですか?

仕事でメディア運営をしているので、広告観察で得られる学びを活かしたいと思います。

・目を引くデザインにはどんな特徴があるのか?
・どんな企業、組織がどんなサービスを売りたいのか?
・どう売りたいのか?

これらを考えれば、ビジネス発想力や社会経済知識向上に繋がるのではないかと思っています。自分の興味/関心も理解できるようになりそうです。

 

さらに瞑想を行うことで、睡眠の質や集中力を上げたいと思っています。スマホ(SNS, YouTube)の情報に飲み込まれている感覚が強く、睡眠や集中力に支障が出ている気がしているんです。瞑想は効果があると言われているので、通勤時間に組み込めば習慣的に行えそう。

試してみてどのような変化がありましたか?

2週間試してみて起こった変化は以下の4点。

・電車のポジション取りが上達した
・呼吸法が上達した
・臭いに敏感になった
・広告から学ぶ力が向上した

立ち瞑想をしたおかげで、より集中できる場所を車内で見つけられるようになりました。

 

広告観察に関しては、アウトプットの場があると「しっかり分析しよう」と気合が入ります。一見イケてない広告が多かったですが、「目的・ターゲットごとの狙いがあるんだろう」と深く探れるようになりました。

より快適に過ごすために、どのような工夫をしましたか?

揺れたり人が多かったりする電車の中で立ち瞑想をするために、いくつか工夫しました。

・冷房が当たりやすい場所を見つける
・座れない時はドアの両サイドや車両間付近がやりやすい
・つり革がついている銀の棒を掴むと身体が伸びる(174cm)
・電車の走る音だけに集中する
・背中は真っ直ぐ、お腹は柔らかく

毎日行っていると、だんだんやりやすい方法がわかってきます。

Nさん

瞼の上と下、唇が触れるか触れないかで力を抜く技を覚えてから良い感じ!

何回の呼吸で次の駅までいけるかも試してみました。少なければ少ないほど、大きく深く呼吸をしています。毎日どこかの駅間だけ挑戦すると、チャレンジ感あって楽しいですよ。私は2回でいけました。

インプットの時間が足りないと悩む人におすすめ

Iさん

メリハリをつけて情報収集をしたい!

新卒1年目で勉強したいことがたくさんある一方、生活リズムに慣れずだらだらしてしまう悩みがあるIさん。

通勤時間 :徒歩5分+電車35分+5分
朝やること:SmartNewsで気になる記事を読む、音楽を聴く
夜やること:一日の振り返り、SNSで情報収集

SmartNewsは、気になる情報やメディアを選べるので便利。国内外のビジネス系メディアを中心にその日の気分に合わせて記事を選んで読んでいきました。

 

そんなIさんは通勤時間の過ごし方を決めることで、社会人としての時間をうまく使えるようになったのでしょうか。

なぜこれらの過ごし方を選んだのですか?

仕事関連や趣味関連などで知りたいことがたくさんあり、インプットの時間があってもあっても足りません。家ではリラックスしたいので、通勤時間をインプットの時間にあてたいと思います。それに加えて家ではSNSをだらだら使ってしまう癖もあるので、これを機に直したい。

 

インプットだけでなく音楽を聴く時間や一日の振り返りの時間など、頭の整理の時間も作りました。これで情報過多のストレスがなくなればいいな、と思います。

試してみてどのような変化がありましたか?

通勤時間でやりたいことを整理したおかげで、メリハリがつけられるようになりました。1日の振り返りをすると気持ちの整理もつけられますし、「通勤時間だけでインプット」と決めたのでだらだらと情報収集をすることもなくなっています。

 

以前は長く感じていた帰宅時間も、「この時間はSNSでの情報収集に集中するぞ!」と思ったらあっという間。時間を大切に使えるようになったと思います。やることがあると座れなくても苦痛に感じないですね。

何か気づいたことはありますか?

同じことを毎日続けると、「今日はニュース読む気になれないくらい疲れているな」と自分の異変にも気づけました。そんな時は無理せず目をつむって音楽を聴いて、余計なストレスを溜めこまずにすんでいます。

 

しかしスマホでの情報収集が疲れの原因にもなっているかもしれません。「30分だけ」と決めていても、電車の圧迫した空間でスマホを見続けるのは結構なストレス

 

朝ごはんを食べて酔いそうになることもあったので、調節が必要です。

より快適に過ごすために、どのような工夫をしましたか?

電車内での圧迫感をなるべく感じずにすむように、降車駅で降りやすい方の窓側に立ちました。一方は壁に囲まれず外の景色が見れるので、少しはストレスを軽減できます。

 

それに加え「家に着いたら仕事系のインプットをしない」と決めました。iPhoneの機能「スクリーンタイム」を使って22時以降はSNSを開けなくすることで、強制的に情報をシャットダウン。「通勤時間を有効活用しなきゃ!」とより一層時間を大切にすることができました。

意識的に過ごす大切さ

3人の体験談をまとめてみると、共通していたのは「過ごし方を決めたら、後悔することが減った」ということ。

 

人の多さ、揺れ、立ちっぱなしなどの電車の特性を踏まえながら過ごし方を決めることで、「揺れすぎて本を読めない」とイライラすることもなくなります。「これは電車ではできないからやろう」と家での過ごし方も変わってくるでしょう。

 

通勤は毎日のことだからこそぼーっと過ごしてしまいがち。1つでも良いので電車で必ず行うことを決めれば、今よりも充実した日々が待っているかもしれません。

通勤時間の過ごし方を工夫してみよう

「通勤時間=無駄」と決めつけるのはもったいない!通勤時間は1日60分だとすると、1年間で20日間通勤に使っていることになります。20日あったら何冊も本を読めそうですね。

 

今回の3人の体験談を参考にしながら、あなたに合った過ごし方を考えてみましょう。こちらの記事では、通勤時間を有効活用する方法をまとめています。何をすればいいか悩む人はチェックしてみましょう。

関連無駄な通勤時間を有効活用する方法12選|おすすめアプリ・悩み別過ごし方例

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