「フリーランス」と聞いて、ポジティブな印象を持つ人は多いのではないでしょうか?
・会社に縛らず、自由に働いている
・在宅/カフェでマイペースに働いてる
・高収入を稼いでいる
・ストレスフリーで気楽に働いている
など、会社員として働くサラリーマンとは、かけ離れた存在に見えるかもしれません。しかし、実態は異なります。「良いこと」ばかりではなく、「泥臭く、大変で辛いこと」が多いのです。
立ちはだかるあらゆる困難を乗り越え、誰もが描く「フリーランスの理想像」に到達するのは、生半可な覚悟では不可能でしょう。
さらに、フリーランスに求められるのは、専門性/スキルだけでなく、フリーランスの働き方に向いていること。フリーランスになるかで悩んでいる方は、まずこの条件をクリアしているか確認しておきましょう。
目次
フリーランスに向いている人の特徴一覧
最初に、フリーランスに向いている人の特徴を一覧で確認しておきましょう。
・自分の市場価値を把握している人
・専門性を磨き続けている人
・高い成長意欲を維持している人
・前向きな思考を持っている人
・コミュニケーションが好きな人
・達成したい未来像を持っている人
・巻き込み力がある人
・フットワークが軽い人
・自己管理が上手な人
・変化に柔軟な人
当てはまる特徴と当てはまらない特徴、それぞれ見つけられたはずです。なぜ、各項目が大切なのでしょうか?順に解説していきます。
自分の市場価値を把握している人
フリーランスに向いている人は、自身の能力をしっかりと把握しています。その上で、市場内で自分が生み出せる価値を、相対的に見極めているのです。フリーランスは結果が全て。仕事を依頼する企業が求めるのは、ひたすら「成果」なのです。
市場価値を知っている上で、
・生み出す成果に再現性がある
・企業に過剰な期待をさせない「期待値コントロール」ができる
この二点も重要です。フリーランスに向いている人は、「市場価値の正しい理解」とその「正しい活かし方」を心得ているでしょう。
専門性を磨き続けている人
AI・ロボット技術の急成長、超情報化社会、目まぐるしい変化が起きている社会では、「更新されない専門性」はすぐに淘汰されてしまいます。しかし、フリーランスに向いている人は「専門性をアップデートし続ける探求心」を持っています。仕事を受け続けるためには、停滞してはいけないのです。
また、その上で、
・需要が伸びている市場
・需要が減りづらい市場
における専門性を持っている人/磨ける環境にいる人がフリーランスに向いているとも言えるでしょう。どんなに高い専門性を維持/更新していても、需要がなければ仕事は受けられないことも頭に入れておきましょう。
高い成長意欲を維持している人
フリーランスに向いている人は、「成長意欲が高い」です。上述した「専門性を磨く」ことだけでなく、
・人脈を磨く
・コミュニケーション力を磨く
など、ビジネスマンとしての成長を総合的に捉えているはずです。「人間的な成長」とも言い換えられます。
達成したい未来像を持っている人
上述した「高い成長意欲」を維持するためにも、「夢・ビジョン」を持っている人が、フリーランスには向いてます。実現したい未来を描ける人は、フリーランスの「孤独感」「不安感」に打ち勝つための強い意志力を備えている場合が多いからです。
フリーランスを目指すことが、「夢・ビジョン」を目指すための「最適なアプローチ」であれば、なお効果的な選択となるでしょう。
前向きな思考を持っている人
フリーランスに向いている人は、物事を現実的に受け止めた上で、前向きな考え方ができます。ただ楽観的なのではありません。辛く苦しい逆境に対しても、
・「解決不可能なもの」と「解決可能なもの」を見極め、
・「一点突破」を目指す
前向きな動きを取れるのです。
コミュニケーションが好きな人
意外に思う方もいるかもしれませんが、「コミュニケーションが好き・得意」な人はフリーランスに向いています。
・仕事を受けるための営業
・クライアントとのやり取り
・勉強会への参加
・コミュニティへの参加
人脈が仕事につながるケースも多いです。また、コミュニケーション力が高くなくても、積極的に交流を求めることが大切であり、「コミュニケーションが好きである」ことが求められます。
・相手の気持ちをくみ取る想像力/観察力
・嘘をつかない素直さ
・相手を尊重する謙虚さ
を大切にしている人が、フリーランスには向いているのです。
巻き込み力がある人
いざという時に、頼れるフリーランス仲間をつくる「巻き込み力」がある人は、フリーランスに向いています。
・困りごとを相談できる
・一緒に仕事をする誘いができる
・フィードバックを貰える
フリーランスにとって、同じ境遇を経験している仲間の存在は大切です。
「巻き込み力」がある人は、近くにいたいと思われる人であり、先程説明した通り、
・相手の気持ちをくみ取る想像力/観察力
・嘘をつかない素直さ
・相手を尊重する謙虚さ
に加え、「夢・ビジョン」を持っていたり、「他人に尽くすこと」ができたり、人を惹き付ける魅力を兼ね備えています。
フットワークが軽い人
新しいことに積極的に挑戦するフットワークの軽い人も、フリーランスに向いています。フリーランスでは成果を出し続ける必要があるため、アウトプットに追われがちですが、新しさを吸収し、「視野を広げる」フットワークも大切です。
こんな仕事の受け方があるのか!
こんな方法で営業方法があるのか!
こんなコミュニティがあるのか!
など、新しい気づきがあるでしょう。1つの枠にとどまらないためにも、積極的に挑戦する姿勢を持つことが大切になります。
自己管理が上手な人
フリーランスは、会社員以上に自己管理を徹底しなければいけません。なぜなら、周りの仲間からのサポートが受けられないからです。納期遅れも、連絡遅れも、導いた悪い結果は全て自己責任になります。
体調管理においては、
・食事
・運動
・睡眠
仕事管理においては、
・スケジュール管理
・小まめで適切な連絡
・業務管理
事務作業もやらなくてはならないことを覚えておきましょう。自分なりのストレス解消法を見つけておくことが大切です。
コーピングリストと呼ばれる、自己流ストレス対処法一覧を作成するのがおすすめです。以下の関連記事を参考につくってみましょう。「体調管理」「仕事管理」など、自己管理が上手な人ほど、フリーランスに向いているのです。
変化に柔軟な人
フリーランスは、変化が付きものです。
・仕事内容
・クライアント
・周りの人
変化が続く中、柔軟に対応していかねければならないのです。変化に対して、「適応力を鍛えられるチャンス」であると捉えられることが重要になります。
また、柔軟性においては、以下の三点も兼ね備えている必要があります。
「コミュニケーション力」
「成長意欲」
「フットワーク」
良い変化だけではないでしょう。受け入れがたい変化もあるかもしれません。どんな変化も「成長へのバネとなる」考え方を持っている人こそ、フリーランスに向いているのです。
フリーランスに向いている人でも気を付けるべきこと
フリーランスに向いている要素を兼ね備えた人であっても、
事前に把握しておくべき、「フリーランスのデメリット」は以下の通りです。
孤独を感じやすい
仕事が不安定
収入が不安定
事務作業が多い
確定申告を自ら行わなければならない
社会保障が少ない
社会的な信用が低い
徹底した自己管理が必須
景気に左右されやすい
有給休暇が存在しない
既に解説した10個の特徴を持っている人でも、「デメリットを知っているかどうか」が大切になります。事前に理解しておくメリットは、以下の通り。
・事前に対策を打っておく
・素早い対応ができる
・落ち込み過ぎないで済む
詳しくは、10個のデメリットを解説した以下の関連記事をご覧ください。
まとめ
フリーランスに向いている人の特徴を全部で10個紹介しました。再度確認しておきましょう。
自分の市場価値を把握している人
専門性を磨き続けている人
高い成長意欲を維持している人
達成したい未来像を持っている人
前向きな思考を持っている人
コミュニケーションが好きな人
巻き込み力がある人
フットワークが軽い人
自己管理が上手な人
変化に柔軟な人
お気づきの方も多いかもしれませんが、この特徴はフリーランスに限りません。ビジネスマンにとっても、重要なことばかり。
しかし、企業に守られている会社員には、その重要性に気づかないことが多く、それは、「フリーランス」を目指すならば、「会社員のうちから10個のポイントを徹底的に磨く意識を持っておく」必要があることを意味します。
繰り返しになりますが、フリーランスになる覚悟があるのかを自問自答してみましょう。「あなただけの働き方探し」は、無理をせず少しずつ始めていくことが大切です。
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