今あなたが伸び悩んでいるのは、素直になれていないからではありませんか。
仕事をする上で素直な性格は得をすると言われます。性格が素直だと良い人間関係を築いて仕事できる上、素直な性格は伸びる人の特徴のひとつでもあります。素直な人って、いつも笑顔で楽しく仕事をしているイメージですよね。
社会に出るとプライドが邪魔をして素直になれないことも多くなっているかもしれませんが、どんな人でも素直な気持ちはもっているはず。
もう一度、素直な気持ちを思い出すために、素直な人になれる方法を紹介します。
目次
「素直」は人気者の特徴の1つ
仕事でもプライベートでも欠かせない人間関係。「できることなら、みんなから好かれたい!」と思う人も多いでしょう。
その中で大事なのが、「素直でいること」。誰に対しても、何に対しても素直でいることで、周りから信頼されるのです。あなたも関わるなら感情を素直に表現してくれる人の方が接しやすいでしょう。
特に職場は異なる価値観の人が集まり、人間関係のトラブルが起きがち。素直でいる方法を試して、気持ちの良い関係を作りましょう。
素直な人の特徴
職場でいう「素直な人」とはどんな人なのでしょうか。
自分の失敗やミスを認められる
何事もまっすぐに受け止められる素直な人は、自分の失敗やミスも認められます。嘘や言い訳には大きな抵抗を感じるからです。
小さなミスでも、自分の非を正直に認めて謝罪し、同じ過ちを繰り返さないようにその後全力で努力するでしょう。その前向きな姿勢は誰もが好感を抱きますね。
何事にも一生懸命である
任された仕事に一生懸命に取り組めるのも素直な人の特徴のひとつでしょう。指示や方法にも逆らうことなく受け入れ、目標に向かってひたむきに打ち込みます。
そのまっすぐで一生懸命な姿勢に周囲も影響され、みんなで協力して成果をあげることができるでしょう。
感受性が豊かである
素直な性格の人は感受性が豊かな人が多いでしょう。目に見えたもの、耳にしたものを受け止めて感動します。映画や小説などに感情移入しやすく、登場人物の気持ちや作者の思いを敏感に感じ、涙することも多いでしょう。
職場においても素直な人は周囲の人の気持ちをいち早く敏感に感じ、感受性の豊かさを発揮します。誰かに言われた訳でもないけれど、すっと救いの手を差し伸べるなど、自然に細やかな気配りができるような人です。
聞き上手である
素直な人は話を遮らず、真剣に相手の話を聴くので聞き上手です。
素直な人には「この人は私のことを理解してくれる」と感じ、ついたくさん話したくなってしまうことはありませんか?時には、一緒に怒ったり泣いたりすることもあるかもしれません。
批判や反論を口にすることなく、ただまっすぐに聞いてくれると「またこの人に聞いてもらおう」という気持ちになるでしょう。
嘘をつかない
素直な人は自分にも相手にも真っすぐ。相手に嘘をつくと自分にも嘘をついている気分になり、居心地が悪くなるのです。
そのような状態にならないように、感情や考えを相手に素直に伝えるのでしょう。
偏見に気づいている
素直な人はステレオタイプに惑わされて「どうせこう思っているんでしょ」と考えません。なぜなら自分が持つ偏見・先入観に気づいているから。
誰しもが持ってしまっている偏見。それ自体はしょうがありませんが、それを口に出したりそれを元に相手に接したりすると、相手を傷つけてしまいます。
素直な人は「自分は今偏見を持っている」と気づいているからこそ、その考えを取り払って目の前の人・ことに向き合えるのです。相手は真摯に向き合ってくれていると感じるでしょう。
すぐに仲良くなれる
素直に感情を表す人は周りも接しやすいため、すぐに仲良くなれます。
素直だと「裏で悪口を言われているかも」「本当はどう思っているだろう」と疑いを持たないため、仕事でも信頼されやすいでしょう。どんどん輪が広がっていき、気づいたら知り合いが増えているかもしれません。
アドバイスをもらえる
素直な人は、相手のアドバイスをすぐに受け入れて行動します。「私にはできない」「本当にできるの?」と疑いを持たないのです。
その様子を見て、周りも「この人にもっと成長してほしい!」と応援したくなり、さらにアドバイスをするでしょう。自然と人間関係も良くなり、成果も上がっていくでしょう。
行動力がある
「やりたい!」と思ったら疑いなく行動するのが、素直な人の特徴。前述の人からのアドバイスもすぐに行動に移します。
行動することで視野が広くなる、新しい自分に気づけるなど多くのメリットを感じ、さらに素直でいない理由がなくなるでしょう。
素直になると感じる効果
素直になって仕事をすると、次のような効果が期待できます。
・わからないことが少なくなる
・協力してもらうことができる
・良好な人間関係を築くことができる
わからないことが少なくなる
素直な人はわからないことがあっても迷わず相談できるので、わからないことが少なくなり、効率的に仕事も進められるのです。
小さな疑問でも「こんなことを質問したら恥ずかしいかな」とためらうことがなく、早い段階で解決できます。教えてもらったら素直に感謝の気持ちを伝えるので、次にわからないことがあっても丁寧に教えてもらえるでしょう。
仕事へ臨む態度、対応の仕方両方で好印象を残せます。
協力してもらえる
素直な気持ちで仕事をしていると、困ったときにたくさんの人に協力してもらえます。アドバイス通りに行動した様子を見て教えた方も嬉しくなり、素直に聞いて実行するあなたを信じてくれるのです。
またあなたが困っていたら助けてあげようと思ってくれるはず。そのような人がどんどん増えていくため、素直な人には協力者がたくさんいるのです。
良好な人間関係を築ける
素直な人は、他人の気持ちを汲むことが上手なため、どんな職場でも良好な人間関係を築くことができます。
偏見を持たずにその人とまっすぐに向き合うため、相手もまっすぐに対応してくれるのです。感謝の気持ちを素直に口にすることができるあなたを信頼してくれる人も多いでしょう。
相性が悪いと思える人とでも、我慢することなく素直に自分の感情に向き合って、相手の気持ちも考えながら対処できるので、大きなストレスを抱えることがありません。
素直になる方法
「100%素直な人」になるのはハードルが高いな、と感じる人もいるかもしれませんね。
いつもの自分プラス「時々素直な自分」でも十分。自分の中にある「素直な気持ち」を仕事で使えるようにしましょう。そのための方法を紹介します。
自分を受け入れる
他人に素直になるために、まずは自分を受け入れることから始めましょう。そうすると他人の評価が気にならなくなるのです。他の人にも力を抜いて素直に接することができるでしょう。
・ネガティブな感情も無視せず一旦受け入れる
・「幸せ」と思ったら口に出す
・日記を書いて客観的に自分を見つめる
すぐには自分を受け入れられないかもしれません。しかし続けていくことで「これが私だ」と素直に受け止められるでしょう。
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感謝の気持ちを伝える
感謝の気持ちは些細なことでも「ありがとうございました」と口に出すようにしましょう。あなたは感謝を十分に感じていても、言葉にしないと相手には伝わらないもの。
恥ずかしがったり照れたりすることなく、堂々と言うことが大切です。笑顔で伝えるとさらに感謝の気持ちが通じますね。
何事も一旦受け入れる
アドバイスをもらった時には、どんな内容でも一旦受け入れましょう。自分の意見と違っていた時、すぐに批判するのはNG。「じゃあ違う人に聞いて」と相手を不快な気分にしてしまいます。
どんな意見でも「わかりました。やってみます。ありがとうございました。」と一度受け入れ、そこからゆっくり自分の意見と照らし合わせるようにします。わからないことがあれば素直に質問し、納得できないことがあれば、自分の意見を持って再度相談するようにすると良いですね。
一度アドバイスを受け止めると、それを踏まえて意見を述べようとしていることがわかるので、きちんと話し合いに応じてくれるでしょう。
失敗やミスを素直に認める
仕事をしていれば誰でも失敗することはありますよね。そんな時はどんな小さなミスでも蔑ろにせず、素直に認めて謝りましょう。
自分の失敗をごまかしたり言い訳したりしないことが大切です。失敗に対しては厳しく叱責されるかもしれませんが、自分の失敗を素直に認めたあなたに対しては信頼度が増していきます。
その失敗を反省し、同じ過ちを繰り返さないよう一生懸命に努力すると、失敗は「成功へのチャンス」に変わるでしょう。
自分のありのままの気持ちを書き出す
中には、どうしても職場では素直な気持ちにはなれない人もいるかもしれません。
そのような人には自分の気持ちを正直に書き出す「ノート」を作るのがおすすめ。他の誰かに対して素直にならなくても、自分自身にだけは素直な気持ちになり、自分の存在を認めるためです。
自分のありのままの気持ちを書き出すことで、自分にも素直な気持ちがあると実感し、「いつかその気持ちを職場で出せる日がくるかもしれない」と期待できます。
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心のままに過ごす
普段は「他人にどう思われるんだろう」と気にして素直に動けない人におすすめなのが、この方法。「生涯ずっと心のままに過ごす!」と言わずとも、1日だけでも良いのでやりたいように過ごす1日を作ってみましょう。
その日は何をしてもOK。「今日は動きたくない」と思ったらベッドで過ごしても良いですし、突然電車に乗って知らない街に旅に出るのも良いでしょう。
素直に動くことの楽しさを知り、「これからも他人の目を気にしすぎず、素直になろう」と思えるかも。
無意識の偏見に気づく
私たちは知らぬ間に偏見を持っています。
「もう〇歳だから新しい挑戦なんてできない」
「こんな特徴を持っている人は苦手だ」
このように思ったことがある人は多いでしょう。それが習慣になるといろんなものに疑いを持つようになってしまいます。
まずはそれに気づくことから。だんだんとできない理由を探さなくなり、目の前の人・コトに素直に向き合えるでしょう。
素直な人を目指す上での注意点
メリットばかりに思える素直な人ですが、素直だからといってなんでも口に出すのはNG。知らぬ間に相手を傷つけてしまう恐れがあります。
いくら「嘘をつかない」とは言っても、相手への配慮は忘れずに。何かハッキリと伝えたいときも、そのまま伝えるのではなく「どう伝えたら相手はわかってくれるか」と思いやりを持ちましょう。
まとめ
素直な気持ちは、仕事をする上でとても大事な気持ちです。なぜなら、仕事は人と人とのつながりで成り立つものだから。
まずは、素直に「自分」を受け入れることから始めてみましょう。